トルコで私も考えた 高橋由香利


トルコ旅行がきっかけで、滞在→結婚→出産と経験した漫画家の漫画エッセイ。
トルコの庶民の生活習慣が軽いタッチのイラスト漫画で楽しめます。
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この本のレビュー

トルコ人と結婚した漫画家の高橋由香利さんのコミックエッセイ。
1巻は旅行者としてトルコに立った時の視線で書いているのが、トルコの生活記に変わっていくので、
どちらかというと2巻以降の方がトルコを知ることができてより楽しいです。
旅行体験記は自分で旅すれば体験できてしまうようなことになるので。

高橋由香利さんと言えば小学生の頃読んでいた集英社の「りぼん」で連載していた漫画家さんで、
そのときはすごく好きでも嫌いでもなく、ただ淡々と読んでいた記憶がある。
大人になって、旅行が大好きになった頃、同じく旅行が大好きで、
漫画も大好きだった友達から紹介してもらったのが出会ったきっかけ。

「高橋由香利って知ってるでしょ?今、OL向けの漫画雑誌でトルコの連載してるんだけど、
 それ見てたらトルコにすごく行きたくなって。いつか行こうよ!」


最初の頃は、旅行者としてトルコを訪れた作者が繰り広げるトルコ旅行記ですが、
生活者になり、トルコ人の妻になり、どんどんトルコの庶民の生活に食い込んでいく。
中でも彼女とTくんのお子様、ケナンくんが超キュートで、
ああいうのを見ると日本人がハーフの子供にあこがれるのもわかる。
ケナンももうだいぶ大きくなってしまったのだろうなぁ。連載がストップしてしまって残念です。
やっぱ年頃の男の子になってしまうと自分のことかかれたりするのはイヤだろうね。

ところで、この漫画を見て、トルコ旅行にものすごい私なりのイメージを抱いたものですが、
行ってみたら違和感もかなりあった。
彼女が訪れた時から10年以上の月日が流れているのだから当たり前ではありますが、
中でも私の行った2年前は物価の高さが衝撃的でした。

しかし、ボスフォラス海峡をわたる船のエキゾチックな景色は今も健在で、
漫画でさくっと書かれたあの絵がこんなに美しい光景だったとは・・・と引き込まれました。

トルコは超親日的な国です。
イランやイラクの国境付近に行ったときは多少イヤな思いもしたけども、
(アジア人旅行者が少ないので子供のからかいの対象になる。)
イスラム教徒だから旅人に親切なこともありますが、さらに日本人ということ歓待を受けるとおもいます。

親日的な理由は、トルコが嫌いなソ連を戦争でやっつけたことに加えて、
遠いのであまり日本のイヤな面をみてないのがあるのかなぁと思う。
和歌山の串本沖で起きたトルコ船の座礁事故の時に日本人がトルコ人を助けたことが
社会の教科書に載ってしまっているのだからそれもびっくりです。
教育の仕方で反日にも親日にもなるってことだよなぁ。

トルコをふかーく知っている人には物足りないかもしれませんが、よく知らない人には花丸でオススメ。
私たちもトルコのことをよく知って、お互いに仲良くなりたいものです。
時々トルコ料理のレシピも載ってますよ。