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玉ねぎフライパン作戦 椎名誠


作家の椎名誠氏が書いた食べ物とお酒にまつわるエッセイ。
自宅での飲み話から海外での食べ物のことまでアットランダムで時々笑える。

この本のレビュー

夕刊フジに週一で連載されていた食と酒にまつわるエッセイをまとめた本。
全体にくだらない内容が多いのですが、時にそのくだらなさの中にぷっと笑えるものがあり、
また、マジメに考えると、このテーマだけで週一で書き続けられるのがプロだなぁと思ったり、
どこから読んでもどこで終えてもどうにでもなる短いエッセイの塊で暇つぶしに楽しめる。

なんていうか、本人もグルメという言葉を否定しているけど、ばかなおっさんだなぁという、
日本の愛すべきアホっぽい親父のエピソードが満載で笑ってしまった。

またこの人は世界中の辺鄙なところに旅をするため、その時のエピソードが特に楽しめた。
ああそうか、北極圏は禁酒エリアが多いのか~とか。
あんな寒いトコで禁酒だと日本の親父はやっとれん。絶対。(と自分の周りをみて思う。)

全体的に思いついたことを思いつくままに書いた感じなので、旅の参考になるかといえば そうでもなく、
かといって全く面白くないというわけでもなく、謎の本だった。

一番印象に残っているのは最後の方にでてきた秋田の「ハタハタぶりっこガリガリ」。
私は去年、ハタハタの雌を秋田から土産に貰ってその卵をぶちぶちと食べたのですが、
そのブチブチをあげて楽しむ酒のつまみらしい。
うちの家族は今年も秋田に行く人から買ってきて貰うと豪語しているので、
もし手には入ったら、「ハタハタぶりっこガリガリ」をやってみようと思う。
あのBB弾みたいなハタハタの卵は揚げるとガリガリっていうんですね。いや、すげー気になる。
冬が待ち遠しい。

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