旅の本

人気記事ランキング

チェーザレ 惣領冬美
中世ヨーロッパの英雄チェーザレ・ボルジアの生涯を緻密で繊細な絵で描いた歴史漫画。
ぼくらの祖国 青山繁晴
祖国日本の過去と今と未来について一人一人が考え、行動するための提言書。
鉄道の旅手帖 乗った路線をぬりつぶしてつくる自分だけの旅の記録
国内の鉄道旅行に必携。路線を塗りつぶしながら造るたび記録。眺めているだけでも楽しい。
永遠の0 百田尚樹
海軍パイロットだった一人の男の生き様をたどる物語。家族の絆、男の生き様に涙しつつ、この国の歴史をすんなりと理解する。エンターテイメント性あふれる小説。
セデック・バレ ウェイ・ダーション
日本統治時代の原住民族と日本側との衝突を背景にしたエンタメ。大いに見応えあり。
※当サイトは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含んでいます。
ホーム > 芸能人・有名人のエッセイ > カン タビ 菅野美穂

カン タビ 菅野美穂


旅好きで仕事の休みは旅に出るらしい女優菅野美穂氏のフォトエッセイ。
ファンならともかくそうでなければ見る価値はあまりない。

この本のレビュー

ページをめくった直後の率直な感想は「心外だなぁ」ってこと。

この本が発売されていた当初、菅野美穂が盛んに各番組にゲスト出演し、
どの番組でも似たような旅のエピソードを語っていました。
そして、最後にこの本のPRをしていたので、もっとプライベートの旅のエッセイ色が
強い本だと思っていたので、なんじゃこりゃ。であった。
プロカメラマンと一緒に旅を模した撮影旅行で撮った写真集ですね。
文章も少ないし、写真も旅の写真より本人の写真が多い。内容が薄すぎてがっかり。
中谷美紀さんの旅行記くらいのレベルはあるのかと期待したがとんでもなかった。

でなにが心外かというと、ウチの父と母が本の宣伝で出た菅野美穂を見るたびに
「似たようなことをやってるヤツがいるんだなぁ」と我が娘と比べてたそうで、
おいおい、こんな贅沢旅行と一緒にしないでよ!ってとってもとっても心外だった。

だってさー、「行きの飛行機の機長さんにオススメを教えて貰った」とかゆって、
フツー機長はエコノミーの末端まで来ないわけですよ。普通の人はそんな経験しない。

一番気に障ったのが「わたしが男の子だったらバックパッカーになっている」という言葉。
女優という立場からバックパッカーなんてやってられないのはわかるのだが、
別にそれって男じゃなくてもできることなんだと思うんですよ。
「やりたいならやれ!」って言いたくなってしまった。

だってお金と時間があれば、少なくとも普通のリーマンよりも簡単な話だ。

そう言う意味では一人でほいほいインドを巡ってしまう中谷美紀はすごいと思った。
しかも中谷美紀のほうが美人タイプなので一人旅のリスク高そうな気がする。
(旅の形態まで細かくはしらないけど。)

菅野美穂は個人的に嫌いではないし、好きか嫌いかで答えろと言われれば好きですが、
この内容のなさ過ぎる本を見て、ちょっとげんなりしました。ボキャブラリーも少ないし。

「楽しいー」とか「今までの価値観が変わる」とかそれで終わるんじゃなくて、
何がどう変わったのかちゃんと語れば伝わるのに。
そうすると「私も行ってみようかな」って思う人増えると思うんだけど、
これは単なるファンのための外国で撮影した写真集でした。

女優さんの写真集という目でみれば「かわいー」とか思えるかも。
旅本として見ると、つまらないという結論で★がひとつというわけです。

女性に人気の高い芸能人の著書をいくつか読みましたが、一番内容がなかったかも。
私は藤原紀香は好きではないですが、あの人の姿勢や人に伝えたいという思いは、
結構、すごかったんだなぁと思いました。

タグ :

記事はお役にたてましたか?

記事にご興味をもっていただけましたら、
以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです^^

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
このエントリーをはてなブックマークに追加