旅の本

人気記事ランキング

チェーザレ 惣領冬美
中世ヨーロッパの英雄チェーザレ・ボルジアの生涯を緻密で繊細な絵で描いた歴史漫画。
ぼくらの祖国 青山繁晴
祖国日本の過去と今と未来について一人一人が考え、行動するための提言書。
鉄道の旅手帖 乗った路線をぬりつぶしてつくる自分だけの旅の記録
国内の鉄道旅行に必携。路線を塗りつぶしながら造るたび記録。眺めているだけでも楽しい。
永遠の0 百田尚樹
海軍パイロットだった一人の男の生き様をたどる物語。家族の絆、男の生き様に涙しつつ、この国の歴史をすんなりと理解する。エンターテイメント性あふれる小説。
セデック・バレ ウェイ・ダーション
日本統治時代の原住民族と日本側との衝突を背景にしたエンタメ。大いに見応えあり。
※当サイトは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含んでいます。
ホーム > 旅をかきたてる小説・映画 > おじさんバンコク大脱走 岡崎大五

おじさんバンコク大脱走 岡崎大五

No Image トップの画像がないとき
添乗員ものの旅行記でおなじみの岡崎氏の旅行記風の小説。
旅行経験が豊富なだけに旅先のバンコクの描写にはリアリティがある。

この本のレビュー

元バックパッカーにして海外旅行専門添乗員、そして旅行書作家となった岡崎大五氏。
旅行記という形態をとったフィクションということだが、よくいるタイプ?の日本人サラリーマンとの どたばたした旅行のエピソードが、いかにもありそうで、さっと読み込める。
ホントの友人をモデルにしたのでは?と思ったほど。

私が普段の旅でタイに行っても絶対に近づかない方面に行くので、なるほど、と思いながら読んでしまった。あっという間に読み終わりました。

例えばゴーゴーバーとかお茶やとか、バンコクにはまってしまう男性は必ずといって良いほど行ってしまうスポットですが、正直、女の私としてはそういうところにいくのが信じられないというか、感覚がわからなかったわけです。

これは私が女だからというだけではなくて、とっても慎重な性格なのもあります。
ぼったくられたりダマされたりびょーきになったりするのでは?という懸念があって、
男だったとしても近づかないと思うんですね。

カオサンでも薬の売人が来るような宿って泊まったことないし。
(つまり余り裏通りの安い宿にはいかない。)

でも、不思議なことに抵抗感が全くなく、明るい場所に感じてしまうのです。
それは「御茶屋に行った」という事実だけを聞くのではなくて、
その後ろにあるいきさつというか物語になんとなく納得してしまった。
なんか明るく健全なところでもないのに明るく健全に感じてしまうところがコワイ(笑)

そういうところに抵抗感を感じながらも、新しい知識?が入ったような感覚。
ゴーゴーバーについては行ったことはありますけども。女でも入ってビール飲めるので。

また、同じところを岡崎氏と友人の和也氏の2人の目線で書いてあるのがポイント。
40過ぎに初めてに近い形でアジアに連れてこられると・・・はまるだろうなぁ。
仕事仕事で毎日あくせくしているお父さんが羽を伸ばすのにはぴったりだもの。

食事は美味しいし、人の雰囲気が柔らかいし、寒くないし、一人で気楽に食事できるし、
そこそこのインフラは整っているし、基本日本人男性はちやほやされるし。
かくいう私も初めてタイに行った時は物足りなさを感じましたが、今は楽に感じる。
習慣や考え方があまりにも違う国は、そのギャップが面白かったけど、逆に言うと疲れるのです。

女性は休みに「食」や「美」への興味がどん欲で、旅にもどんどんでちゃいますが、
世の中のお父さんはめんどくさがる人も多いはず。
この本を読むと、「ちょっと遊びにいってみようかな?」って思うかも知れません。

タグ :

記事はお役にたてましたか?

記事にご興味をもっていただけましたら、
以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです^^

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
このエントリーをはてなブックマークに追加