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インドネシア 全二十七州の旅 小松邦康


インドネシア留学を経て現地に根をおく著者によるインドネシア旅記録。
一見の旅行者とは違った目線でインドネシアを回っており、古くなっても面白く読める。



この本のレビュー

学生時代からの旅経験が豊富で、日本での就職を経た後、インドネシアに留学。
その後、インドネシアに根を下ろしてコーディネーターなどで活躍されている小松氏。
インドネシアの旅行記というとバリの物が圧倒的に多く、次いでジャワ島など、
日本人に人気の旅行地の物ばかりなので、他州の様子がうかがい知れるのが興味深い。

特に日本のガイドブックには載っていない小さな島のエピソードや、
現地で事件やニュースに取り上げられるような出来事を政治や経済関係を抜きにした
利害関係なしの一日本人としての興味で現地の人に話を聞いていたりするので、
「インドネシアではそんなことが起こっていたのか。」と素直に事実を受け止められるのがよいです。

長年インドネシアに関わって来られたからこその各週の選りすぐりのエピソードなので、
話題の統一性などはまったくなく最初は読みにくいところがありましたが、
読んでいるうちにどんどんページをめくるのがとまらなくなった。

例えば、この前マルクで焼き魚や魚の薫製などをたんまりたべてきた私は、
「さすが海洋民族。焼き魚はインドネシアでも定番なのだなぁ」と思っていたのに、
小松さんのフローレス島周辺の旅のレポートには、
「目の前に魚が沢山泳いでいるのにイカンバカールを食べさせてくれる店がない」とあって、
イカンバカールは他地方でもマカッサルの人が店をしてたりするらしく、
あれは地方独特の料理だったのか!と、自分の旅の経験と重なっていくのが面白かった。

なんかマルクの料理ってスラウェシとは似てるみたいなんですけど、
やっぱりペルニ船もほとんどの航路がスラウェシからマルクを回っていくし、
距離的にも近いというか、文化が似てるのかなぁと思いました。

彼の本を見て次に言ってみたいのはスマトラ島です。
スマトラ島は治安があまり良くないと昔から聞いていたし、なんとなく避けていましたが、
パダン料理にも海と山で違いがあったりするみたいなんで、食べ比べしたくなった。
そして、インドネシアで一番おいしい中華が食べられるのもスマトラのようで、
それはやっぱりマラッカ海峡があって、昔から華僑の出入りが多かったのだろうなぁとか
想像しています。次の旅先を検討するのにとても参考にもなります。

一度インドネシアのどこかへ旅したことがある人が読むと特に面白いと思う。
ただし、バリとかジャワ島とかピンポイントで深い情報が欲しい場合は不向きです。
ひろーいインドネシア全体の様子を比べるのにとてもいい本です。

★をひとつ下げたのは古いことなどを鑑みて。

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