台北の中山地下街入り口にある謎のオブジェ
【台北の中山地下街入り口にあるシュールなオブジェ。首から水がしたたり落ちる。】

2011年末に引き続き、2012年も台湾にやってきた。目的は年越しを台東で過ごすこと。
昨年、台東周辺に暮らす台湾の原住民族(先住民族の台湾での正式な呼称)の一つの部族であるプユマ族の
年中行事の一つ大猟祭を見学し、「これは絶対友人を誘わねば!」と思ったのである。

私も多くの日本人と同じように少し前まで台湾は華人の文化しかない国だと思いこんでいました。
日本では台湾に関する報道は滅多にない上、旅行番組などでも取り上げるのは台北など西側ばかり。
内容もグルメに中国茶にマッサージや占いといった具合で、そういう物しかないとばかり思っていた。

その思いこみを覆したのが2008年に台北経由で香港に遊びに行ったとき。
帰路に台北でストップオーバーし、新北投温泉で出会ったおじさんと日本語で話したことだ。
一人でブラブラしていた私が気になったのか、いろいろと話しかけてくれたのである。
おじさんとの話を終え、湯温の違う湯船を出たり入ったり楽しんでいると、先ほどのおじさんの声が聞こえた。

「さっき、日本人の女の子に会ったよ。一人で香港に遊びに行った帰りに台北に寄ったんだって。」
「へぇ~、そうなんだ。」

先ほどのおじさんが、同世代の男性と日本語で会話を始めたのである。

そして、「今晩はお月様が綺麗だなぁ~。」と独り言の様につぶやくと、
「月が~でたでーたぁ、月がぁでた~、あ、よいよい。」と炭坑節を歌い出した。

「え?」と驚くと同時に、ハタと思い出した。
かつて蔵前仁一氏の旅エッセイにかかれていたのだが、台湾の山中にある田舎町に行ったとき、
年配の原住民族の方は日本語を共通語として使っていたという話だ。
しかし、その本が出たのもかなり前だし、私にとってはそれすら昔話の一つという気持ちで読み流したのだが、
まさか自分がそういう体験をするとは思ってもみなかった。それも台北近郊で。

そして、縁あって、アミ族の豊年祭、さらにプユマ族の大猟祭と民俗行事を見学する機会を得たのが去年の話。
私はアミ語もプユマ語も台湾語も北京語も話すことはできないが、様々な偶然の出会いに助けられ、
めいいっぱい旅を楽しんだのが、前回の話。 (詳しくは「台湾の豊年祭」「台湾の大猟祭・結婚式」でどうぞ。)

特に日本統治時代を経験した方がかろうじてご存命であるが故に、日本語でいろんなことを
教わることができたのはかなり貴重だったと思う。

「絶対に今行った方がいいよ!日本語でいろんなお話を聞けるのは最後のチャンス!」

私と同じく民族文化とか大衆生活などに興味がある友人を巻き込んで、再び台東に乗り込んだのが今回の旅。
旅のルートはこれまでの経験を踏襲したにもかかわらず、相変わらず予定通りには進まず、
小さい、でも楽しいハプニングを起こしながら、楽しい旅になりました。

というわけで、前置きが長くなったので、次のページから旅の報告です。

▼ 台湾に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2012年12月~2012年1月
1NTW$=約3円



■羽田-台北航空券 直行便で20,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)

台北便は通常チャイナエアラインが最も安く、続いてエヴァエア、日系という順で高くなります。
特に閑散期のチャイナエアの安さは目を見張る物があり、航空会社にこだわらない人は使いでがある。
ジェットスターなどの格安航空会社も出てきました。年末などの繁忙期は検討の価値もあるかも。
また、日本発が午後便だと台北での活動時間が減るので午前便より安い。
高雄便もあるけど台北に比べたら本数も少なく、おまけに台北-高雄間は新幹線で2時間。
お金と日程、旅の目的を計算して上手に選びたい。
JALやチャイナエアなら比較的特典航空券をとりやすいので、貯めてる人はマイルで飛ぶのもアリ。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。


旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト
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