インドのカレー
【とある日の昼食】
豆のナンとプレーンナン、ライタ、
アルゴビ、カリパコラ。
カボチャは甘いと思いきや辛かった。
前日にギリギリで手配したインディアンエアラインでアマダバードに向かった。
デリーの国内線ターミナルは早朝の5時だというのに人が多くて面食らったが、
よくよく考えてると日本でも6時台に飛行機飛ばしている。私が早朝に使ったことないだけか。

インドでは国内線のセキュリティーチェックも国際線と同様に非常に厳しく、やたらに時間がかかった。
セキュリティーチェックを受けているときに待合室が丸見えなのが変な気もしたが、自分が待合室に入ってみると、当然ながらこちら側からは、身体検査を受けるブースが丸見え。
しかも、白い木枠で囲まれた台がずらーーーっと8とか10とか並んでいて、そのすべてが待合室側を向いており、検査を受けている人とばっちり目があってしまう。

台に立たされたままで棒状の金属探知器でチェックを受けている人がずらーっと横に並んでいるのもすごい光景。なんか処刑でもされそう。絞首台にみえるもん。

インドのセキュリティーチェックって、日本と違ってやたらに念入り。
枠くぐって、棒の探知機で調べられて、その上さらに同性のセキュリティーが体中をくまなく触る。
いつも何も身に覚えはないのだけれど、実は知らないウチに陰謀に巻き込まれてポケットに薬なんか入ってたりするかも・・・と1人で勝手にドキドキしている。

以前に比べてチェックは緩くなった気もするが(前は国際線に乗る場合は「離陸の3時間前に空港!」っていうのが鉄則だった)、国内線でも厳しいねぇ。日本なんて国内線は他人の名前の搭乗券でも乗れるもんなぁ。

しかしあの絞首台ぽい感じは気分が落ち着かない。
せめてカーテンをするとか、台を置く角度とか考えてくれるといいのだが。。

搭乗時間になり機内に入ると、チケットをとるのに手こずった割には席はがら空きだった。
厳つい顔をした太ったおばちゃんスチュワーデスが、愛想笑いもせず通路に仁王立ちしていた。

客が荷物をモノ入れに入れようとしていても手伝うそぶりは見せず、席の案内もせず、ただ威厳に満ちた表情でどかんと立っている。

さすがはインド。
インディアンエアラインは国内線が中心なだけに、エアインディア以上にサービスはテキトウの様だ。

アマダバードの空港からはタクシーを捕まえ町まで出た。
需要が少ないのか、空港からのバスがないのだ。

そして町に出てみてもなんだか今まで見てきたインドの町とは雰囲気が違った。
今まで行ったどんな山奥の町でも観光客のにおいはしたのだが、ここには全くなかった。

空港からのバスだけでなく、あか抜けたレストランなど当然ないし、高そうなホテルもない。
道路の舗装も町のほんの一部だけ。

からっからに乾いた赤土の道路をリキシャやバスが土埃を巻き上げて疾走し、その騒音と空気の悪さはすさまじいモノがある。その量たるや痛くて目を開けていられない程だ。

歩いているだけでのどを悪くしそうだし、長く住んだら鼻毛が伸びまくること請け合い。
中途半端に大きい町なだけに、インフラが整っていない割には交通量が多い気がする。
それ故に町全体が茶色い霧に包まれていてかなり健康には悪そうだ。

ひ弱な日本人がここに暮らすと喘息とか肺炎が続出しそう。

ちなみに後で出会ったインド人に、「グジャラートを旅した」というとみんな顔をしかめてこういった。

がき
こいつらかなりワルっぽい
「なんでグジャラートなんかに行ったんだ!あそこは汚くて、埃っぽくてもう二度と行きたくない。観光客の行くところじゃないよ。クリスマスだったら、デリーとか、ムンバイとか、ゴアとかに行くべきだ!」

そうやってけなすのは大抵、都会に住んでいる人か観光地に住んでいる人だった。

こんなこというと失礼なのかもしれないが、外国人の私にとっては、ナンの変哲もない町にいるだけで面白かったりするわけで、名所旧跡にいくことだけがインド観光の全てではない。
別に何もなくたっていいんです。「ああ、あそこは何もなかったなぁ」という思い出はちゃんと出来るんだから。

まあアマダバードに何もないわけではなく、ちゃんと外人が見て珍しいモノはあります。

それでもアマダバードに着いた日は宿せずに夕方の寝台列車に乗ってしまった。
とにかく先に突端の町ディーヴに行ってしまい、少しずつ出発点のデリーまで北上するつもりである。

寝台列車は何も考えずにノンエアコンクラス。

「デリーよりも南に下ってきてるし、少しは暑いのではないか?」

そう思っていた私の勝手な思いこみはまたしてもはずれで死ぬほど寒かった。

私は今まで暑い季節のインドにしか来たことがなかったから、そして、この時点でもやっぱりインドに対して寒いイメージを持っていなかったから、「エアコンクラス=冷房」と勝手に解釈していた。

でも、冬は「エアコン=暖房」である。
エアコンディションなのだから。あたりまえだが日本と同じだった。(←バカ。)

確かにガイドブックには、冬の北インドは冷え込むと書いてあったけど、でも、窓を閉めれば平気だろうとか、 日本から多少なりとも上着を持ってきていたから平気だろうとか思っていたけど、それどころではない寒さだ。寝台列車なのに寝られないほどである。

っつーわけで、グジャラートもやはり冬は寒い!
(デリーよりは若干だが気温が上がりましたけど。)

ああ、もうっ、何やってるんだあたしは~。って感じでしたよ。

【写真】アマダバードの観光名所

I ムスリムの多い町なんだよ。

スィディ・バシール・モスク グジャラートはインドで最も信者の多いヒンドゥ教だけでなく、ジャイナ教、拝火教、仏教、キリスト教等、多くの宗教が混在している州ということだが、ここアマダバードはグジャラートの他の町に比べるとムスリムが比較的多いらしい。
っつーわけで、町の至る所にモスクがある。 写真はアマダバードの駅から最も近いモスク、スィディ・バシール・モスク。こじんまりとしているので、いつの間にか行きすぎてしまったりした。ホントに駅のすぐそばです。

封鎖された入り口 土台がつながっているため、片方の塔に上って地団駄踏んで揺らすと反対の塔も揺れるという変な仕掛けがあるらしいが(他のやり方で揺らしても良いだろう(笑))、数年前にデリーにあるクトゥプミナールから人が落ちて死んだ事故があって以来、塔に上る階段は封鎖されてしまったそうだ。扉がつけられちゃってる(右の写真の黄緑部分)。

前に行ったハイダラバードのチャールミナールも上れなくなってたけど、同じ理由なのかもなぁ(←バカとなんとかは高いところが好き)

ちなみに写真では右の塔が曲がってるが、曲がってるのは塔じゃなくて写真です。フレームに入りきらなくて二枚の写真を合わせた結果です。

II MOSQUE & TOMB OF BIBIJI

TOMB OF BIBIJI聖水 「MOSQUE & TOMB OF BIBIJI」と書いてあったが、これがモスクの名前なのかなんなのかはよくわかりません。 ガイドブックには載ってないはずれにあったモスク。リキシャワーラーが連れてきてくれた。
ここでは足を清めるための池で魚を飼っていた。ドクターフィッシュみたい。(違う。)

III ダーダバリ階段井戸

階段井戸:一つ目の井戸を上から見たもの
階段井戸:上層部を撮ったモノ
階段井戸:上層部を撮ったモノ
階段井戸:井戸の底から階段の方を見たもの
アメダバードの駅から2キロ位のところにあるダーダバリ階段井戸。
1421年に着工し、1556年に完成したらしい。最下段から地上までは95段ある。説明書きがあるがグジャラーティーのみなので、その辺の親父をガイドにするとよい。

この井戸はホントに人気(ひとけ)がないので1人で井戸の奥底に降りるのはなんとなく危ない気もする。殺されても誰も気が付かないと思う。
観光客が少ない土地なので観光客目当ての悪い人はおらず、デリーやバラナシなんかよりずっと人は親切で人なつっこい町なんだけど、できれば複数人数で下に下りたほうがよいと思います。
特に女性は慎重になってなりすぎることはないでしょう。

階段井戸の図
雑なスケッチですが、階段井戸はこんな構造になっています。

「井戸」なので一番上が地上で、階段は地下に伸びている。
井戸の底には、井戸の真上からの螺旋階段か、この図の右の門の方から続く広い階段を使って降りるのです。

IV ジャイナ教寺院

ジャイナ教寺院
ジャイナ寺院の塔 グジャラート州は他州に比べてジャイナ教徒が多い。 ジャイナ教徒は食の禁忌が多いのでドライエリア(禁酒州)でノンベジレストランも滅多になくて、日頃から飽食を尽くしている日本人には途中でつらくなる。
「収穫の時に土の中の虫を殺すかもしれないから根菜も食べない」っていうが、道を歩いているだけでアリを踏みつぶしたりしてるかもしれないし、だったら生きているだけで罪にならないか???

聞いてはいたが、ジャイナ教寺院は彫刻が見事な寺院です。

V おまけ 駅のダーバ(大衆食堂)より

なっとくいかないメニュー
【ANANAS=パイナップル】
ビリヤニ このアイスクリームのメニューは納得いかない(左)。
チョコレート、ストロベリー、マンゴー・・・アナナスってなんだよ! どうしてアナナスだけ英語じゃないんだろう。
右はブリヤニ。私はこの頃インドに関する知識があまりなかったので、ブリヤニがインドの料理だと知らなかったのです。西洋料理のピラフの発祥の地はインドなんだそうだが、このブリヤニから来たのでしょう。