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独立記念日の準備。飾付け中
5度目のインドはデリーからの入国。パキスタンへの国境越えのため。
デリーでは相変わらず、パハールガンジに宿を定めた。
たまには南デリーに拠点を移し、ハウズカースやゴータムナガルなど、ニューリッチの住む界隈を覗いてみたい気もするが、
利便性を考えるとパハールガンジに勝てるところはない。

どんなに奥まった宿に宿泊しようと20分も歩けば駅にたどりつくし、コンノートプレースだって歩いて15分ほど。
両替も買い物もレストランだって何でもそろっている。
それでいて、ちっとも西洋化されず、あくまでもインドの商店街の顔を保っているところが旅人には嬉しい。

さて、インドからパキスタンに向かうためには、まずアムリトサルまで向かう。
そこでバスを拾ってアタリという町へ行き、さらに国境まで2キロほどを歩く必要がある。

国境の閉まる時間は午後5時。1分でも時間を過ぎると無情にもあっさり追い返される。

今回のパキスタン訪問はたったの2週間のリミット付き。だからデリーから一日で国境を越えるために、
朝一の最速列車シャタブディエクスプレスのチケットをとりに行くことにした。

早速、デリー駅二階にある外国人旅行者専用の予約オフィスに向かった。ここではインド政府が、外国人旅行者用に確保してあるチケットを取り扱っていて、インド全土の列車のチケットを予約することができる。
係員もガイジン慣れしてるし、周りもガイジンばかりなので、とても気楽。

ちなみに、外国人の旅行者専用なので、インドに居住している外国人はここでチケット買えない。
インド人用の予約オフィスに行くか、旅行代理店に頼まないとだめです。
旅行者も旅行者だと言うことを証明するために、ツーリストビザを提示する必要があるのです。

そして、旅行者が多い時期に、旅行者が押しかける地域に向かう場合、外国人旅行者専用のチケットですらあっさり売り切れるので、代理店にインド人用のチケットを取って貰うのも手でしょう。コミッションは、こう言うときに払うのだ。

例えば、アグラなどの近場は数時間で着く上、列車の本数も多いので座席は簡単に確保できるけども、寝台がいるような遠い場所、デリーからだとラジャスタンのジョードプルとかだと取れなかったりする様です。アグラ→バラナシも人気ルートなので、希望通り行かなかったりします。
最近ではオンライン予約も可能になってきましたが、まだまだ外国人にはハードル高いので、
旅程が最初から決まってる人は、高くても効率を考えて日本から予約してくのも有りだと思いますよ。

って、話がそれました。

うるさい客引きを無視しつつ駅の構内にたどりつくと、突然兄ちゃんが声をかけてきた。

「ツーリストビューローに行くんだろ?向こうに移転したんだよ」

そういいながら、彼は向かって右側にある階段を指さす。

ニューデリー駅のパハールガンジ側の出入り口は、言ってみれば西口ってところか。
その西口に向かって右側の階段はホームに直接入る歩道橋の階段。左にある駅舎の中にある階段がツーリストビューローに繋がっている。 さらに左の切符売り場を抜けるたところにはホームに入る階段がある。

・・・こいつ、何を企んでるんだ?

絶対にこの兄ちゃんの言ってることは嘘だ。・・・だけど、ひょっとして、オフィス増築してたりするかしら?

実際、「Tourist Infomation→」なんていう看板が目の前にあり、ちょっと確かめに行ってみることにした。

そいつはさりげなーーく階段の下まで案内し、「この階段を上がったところにあるよ」なーんてぬかす。
そしてそこであえてついてきたりせずに「じゃ!」と立ち去るのがポイント。あくまでも単なる親切な青年を装っている。

とりあえず、「切符持ってないのにここ入っていいのかねぇ・・・」と思いつつ、階段を上がってみると、

「エクスキューズミー、マダム?切符を拝見!」

と明らかに駅員ではない風体の男が駅員のフリをして切符のチェックをしていた。
しかも他の客には目もくれず、まっすぐに私だけを見てるんですけど・・・。(←超不自然。)

来たね、来たね。インドっぽくなってきたね(笑)

「ああ、まだ切符買ってないんですわ。ちょっと来てみただけ」(←とりあえず、普通に受け答え)
「外国人用のチケット予約オフィスだろ?あれは道路の向こう側に移転したんだよ。
そこのエスカレーターを降りて、道路の向こうの建物の2Fだよ。」

駅の向かいのと言えば、旅行者の間でむちゃくちゃ有名な悪質旅行代理店の巣窟である。
こことゴールマーケット(コンノートプレースの西)付近にヤバイ代理店が集中している。

駅構内で張っていてツーリストビューローに行くガイジンの邪魔するヤツがいるという話は聞いていたが、力ずくではなく頭を使ってるようだ。
だって、初めての人は騙されるかもしれないよ。ガイドブックには駅の2Fにあるって書いてあるだけだもん。確かにここ2Fだし。

「はいはい、わかった。じゃーねー」

手口の巧妙さに納得したところでエスカレーターを降り、元の入り口に戻ろうとすると、
イカサマ駅員は慌てて追いかけてきた。

「だから、あっちだって、あっち!ほら、ついてきなよ」

もし君が本当に駅員だったら、仕事をさぼって外国人の誘導なんてできないっちゅーに。
その時点でだめです。バレバレです。

しかし、こんな効率の悪い手で人を騙しているところを見ると、引っかかった場合は相当むしり取られるんだろうなぁ・・・。

とりあえず、冷静に観察していたおかげで不審者に気づき、チケットは無事手配できた。

「いやぁ、駅前の旅行代理店の客引き?アレに初めて会っちゃったよ」
「アレは、だめです。ほら地球の歩き方にも書いてあるよ!ちゃんと読んでないのか?なんで日本人は知ってても騙されるの?!」

ちゃんと読んでるから騙されずに帰ってきたんじゃないか!
それに今の日本って平和ぼけだし、性善説だし、海外旅行って浮き足立ってるからああいうのにも騙されるのも仕方ないところはあるんだけど。 私は何度もインドに来てるからわかるけど、最初の頃は引っかかってましたし。

お小言をテキトーに受け流しつつ、情報ノートを開く。

情報ノートとは、世界各地の旅人のたまり場においてある1冊のノートで、「○○というお店が美味しい!」とか「×月×日にどこそこへの国境が開いた」とか、ガイドブックにはない旬の情報が得られたりする。
最近ではインターネットによる情報交換が主流になりつつあり、書く旅人が減ってきているようだ。

このとき、インドの情報ノートに書かれていることはだいたいこんなところであった。
  1. インドで騙された話
  2. 単なる八つ当たりや暇つぶし
  3. インド人の悪口
  4. パキスタンのビザ&国境通過情報
  5. イランのトランジットビザ取得方法
  6. 個人的に気に入ったホテル&レストラン情報

今回、ちょうど学生の夏休みシーズンに合わせたように、初インドの学生をねらったワルが出没していた。
この夏のワルはさわやかを装った白いポロシャツにスラックス姿で、めがねをかけた中年親父、自称スズキさん。
こいつが、コンノートプレース周辺に出没するという。

コンノートプレースは真ん中にある公園を中心として、同心円上に広がるショッピングアーケード。
入り口にガードマンがいるような高級店ばかりであまり興味はないのだが、航空会社、空港行きリムジンバスチケット売り場、ITDC(インド観光開発公団)などがあり、旅行者にとって便利な場所ではある。

このコンノートプレイス。同心円上なので、方向音痴の人はあっという間に自分がどこにいるのかわからなくなる
ガイドブックを見ながらおろおろしていると、「リムジンバスだろ?こっちだ!」とか、「インディアンエアライン?」とか、どこからともなく男が現れ、ついて行くと旅行代理店だったり、土産物屋だったり、嫌気がさして無視をしても「今度はちゃんと教えるから」とつきまとって離れない。(誰一人、本当のことを教えてくれないっていうのも、ある意味スゴイ。)

「はああああ・・・・インドってなんて疲れるところなの?もうっ、ほおっておいてっ!」

途方に暮れて立ちつくしているところに現れるのが、スズキさんなのである。


「日本の方ですか? 学生さん? いやぁ、インドに長いと日本語が懐かしくてねぇ」

さんざん、インド人に振り回された後での日本語!しかも、とても小綺麗な上に、まじめそう!
ほっとして今までの顛末を語り、愚痴をさんざんと聞いて貰い、あっという間にうち解けてしまうと言う。まさにマジック!!

「日本にも悪いヤツはいるでしょう?インド人も彼らみたいな人ばかりじゃないんだよ。」
「そうだ!飛行機のチケットを取るって言ってたね。ボクが信頼してる旅行会社を紹介してあげるよ」


日本の会社のインド支店で働いているばりばりのサラリーマンが、真っ昼間からコンノートプレースをうろうろしているという時点でおかしいと思わないといけない。自分のお父さんだって、日本で忙しいではないか。

しかしその前にさんざんインド人に振り回されている方にしてみたら、彼のことはすでに信用してしまっている。
旅行者の心理を匠に利用した技だなぁ。

で、結局、連れて行かれたところは、カシミール人の経営する悪質旅行代理店で、あっという間に高額のツアーを組まされ、 しかもカシミールではゲストハウスに軟禁状態。隙をついて逃げ出して来たとか書いてあった。

カシミール人も手口がだんだん込み入ってきた。

私はスズキさんにはお目にかかれなかったが、純粋そうな学生をターゲットにするようなので、
どこから見ても学生ではない私は声をかけてもらえなかったかもしれません。
「こいつには気をつけろ!」って記載がたっくさんあったので、相当な人数が引っかかったようです。

あとはパハールガンジの「猿岩石旅行社」の話題が多かったかな。
フレッシュジュース屋の奥にオフィスがあり、猿岩石旅行社とガラスに日本語で書いてあるそうだ。

仕事は適当だし、文句を言えば逆ギレするし、エロ話ばっかりするし、「絶対に行くな!」とのこと。
とにかく日本語がものすごく上手いので、いいように言いくるめられてしまうのだそうだ。

「なんでチケットの手配とかテキトーに仕事してるくせに、そこにオフィスを構えていられるわけ?」

パハールガンジはガイジンが集まる通りなので、オフィスのレンタル料が高いのである。

「ああ、あいつはガイジンにガンジャ売ってんの」

なるほど旅行代理店は仮の姿か。たまたまそんなヤツにチケット頼んだのは運が悪かったね。

「絶対に行っちゃだめだよ!」

そうやって忠告はしてくれるけども、けして悪い奴らを追い出そうとしたり、とがめたりはしない。
他人は他人、自分は自分っていうか、とばっちりを避けてるんだろうけども、ちょっと理解できないなぁ。
猿岩石旅行社のドルジにしてみても、正攻法でやってるヤツは邪魔だろうし。

また、今年もインドで泣いている人がたくさんいるのであろう。
現在は、コンノートはメトロ工事に入ってるので、彼らがどこに仕事場所を移動したかが気になるところである。

ちなみに、初めてコンノートの近くを歩いたとき、「ジャパニ?」と声をかけられたものだが、そして、その後に「コリアン?」と続くのも普通だが、この前はなんと、「アーユーインディアン?」と聞かれて思わず反応しそうになった。

上手いかも。「え?日本人ですけど?」って答えちゃうよなぁ。

ちらりと顔を見ると・・・ナジールに似ていた気がするが、思い出を汚すのもナンなので、声をかけずにおいた。

デリーでいろいろ食べたもの

マルホトラのチリチキン

マルホトラのチリチキン パハールガンジの奥の方にある有名レストランのチリチキンとチャパティ(テイクアウト)。 値段はそこそこで、間違いない料理を出す。
でも、見た目酢豚のようだ・・・。チリチキンは店によって全然違うのが出てくる。

ところで、この店は高いので、節約旅行者は近づかないのだが、ある時、自称貧乏パッカーのAくんがここで食事をしたと言い、周囲のインド人を驚かせた。
「Rs.30のカレーを食ったよ。でも、あそこの水はフリーだろ?ペットボトル2本分の水をくんで来たから、実質はRs.10しか払ってないぜ!」
マルホトラは上質の浄水器をつけているので、ここのドリンキングウォーターは安全。さすがのインド人も彼には脱帽である。参ったね。

ケパブを食らう・・・

食らいつく 食らいつく
チキンの網焼き 知人に連れて行ってもらった、住宅街のケパブ屋さん。 チキンの網焼きとチキンの胸肉を使ったケパブを提供している。
付け合わせの生タマネギと、青唐辛子たっぷりのソースをお好みで。

この店はコレしかやってないが、目の前に小さい雑貨店(日本にあるモノで例えると、電話ボックスくらいの大きさのキオスク)があり、 コーラや冷たい水を買うことができる。持ちつ持たれつの関係。

PURADA?? ・・・コレは日本人にはウケないと思う。

せっせと作る親父 店構え
インドでスイート屋さんに行くと、アーモンドとミルク(ココナッツミルクかも)と砂糖を練り上げた液体を加工したお菓子がたくさんある。
これは、コップに氷と寒天の様なヌードルをぶち込んだ後に、そのアマーい液体を流し込んだモノで、店の前にはものすごい人だかり。
冷たくて、甘くて、アイスクリーム屋位置にある大人気店だ。

しかし・・・コレはちょっと日本人にはウケが悪い。
一度、飛行機の中でコレが出たとき、隣のインド人親父に
「コレはインドのムスリムのスイートだぞ!美味いから食べろ食べろ!」と薦められてえらい困ったことがある・・・。
CAに「日本食なくなってしまって・・・お口に合わないと思いますがすみません」と言われ、「?インドのご飯も美味しいじゃん?」と思った私が初めて食べられなかったインドの食べ物。それが、コレだった。機内食にもデザートに似たようなのが入っていたのである。
日本にはこの味ないから説明できないです。
パキスタンでも宿のデザートとしてどばっと出たが、みんなが残してしまったと言ってました。 ごちそうとして出してくれるのだろうけども、ほんとうにごめんなさい。