お屠蘇セット。みりんと酒にお屠蘇用の薬膳
【去年から旅の荷物の定番になったおとそセット。明けましておめでとう。】

カジュラホの次の目的地はバラナシだ。
カジュラホに駅ができたことにより、インド各地からの便が良くなり、バラナシへも週3日寝台列車が走っている。
駅ができる前は、ジャンシー、マホバ、サトナーなどの周辺駅からバスで乗り継いで来るのが一般的だった。
これらの町からカジュラホまではたいした距離でもないのにバスで4,5時間もかかり、かなり不便だったのだ。

バラナシ行きが週3日しかないのは利用者がほとんど観光客だから。
おまけにカジュラホは田舎だし、バラナシも町の名前は全国区な割にバラナシ駅は主要駅ではない。
だからバラナシ―カジュラホを結ぶ路線自体が、田舎と田舎を結ぶ路線のようだ。
カジュラホを深夜に出発し、午前にバラナシに着く(予定)ので、食堂車も牽引されていない。
さらに走っているのが支線みたいなものなので、途中で大きな駅に停車もしない。

列車が予定通りに到着すればなんの問題もないのだが、この日は4時間も遅れ、
食堂車がないから食事は頼めないし、物売りは乗ってこないし、ぐるぐるとお腹が鳴りっぱなしだった。
周りのインド人にしてみると列車が遅れることは想定内のようで、本格的なランチセットを持参しており、
昼前には家族でわいわいと食事を始めました。
せめて、パンとかサモサとか腹の足しになりそうな物を持ち込んでいればよかった・・・。

インドの列車に乗るときは、水や非常食は忘れずに携帯しましょう。

永谷園松茸の味お吸い物と餅
永谷園のお吸い物と餅

カジュラホで購入したウォーターヒーター
ヒーターは持参したが、
今回、インドで2つ追加購入。

小布施堂栗鹿の子も持参した。
バラナシ行きの特急列車の出発は23:40。しかもこの日は大晦日である。
外人列車で大晦日って・・・。大騒ぎされたらイヤだなぁって感じでしょ?
だから乗車するなりさっさと寝台作って寝る体勢に入りました。

車両の半数くらいは外国人で、同じ区画の他のベッドはみんな西洋人。
しかし、さすがに1日観光づくしで疲れているのか、所々で「ハッピーニューイヤー」と 声は上がれど、大騒ぎにまで発展せず。同じ区画のフランス人が暗闇でカチンと酒を酌み交わしていたくらい。
1時間もしないうちにすっかり寝静まり、安堵のため息がでた。

ところで我々日本人にとっては大晦日はお参りと年越しそばくらい。
むしろメインはお正月ってことで、今年もいろいろ準備してきた。

一つはおとそ。
薬局でおとその素である薬膳のパックを買い、
ワンカップ酒、ペットボトルにみりんを入れて持参した。

二つ目は黒豆と栗きんとん。
市販の乾燥タイプの黒豆と、小布施の缶入り栗鹿の子を購入。

そして三つ目はお雑煮で、これは永谷園のお吸い物を利用した。
もはや私の旅の必需品ともいえるウォーターヒーターでお湯を沸かし、お餅をドボンと入れるだけ。
2~3分でお餅がふやけてきたところに永谷園の松茸の味お吸い物を入れてできあがり。

列車にもコンセントは付いていますが、さすがに熱量が高すぎるヒーターは使うわけにも行かず、
お雑煮はバラナシの宿に着いてから作ったけど、他は列車の中でのお楽しみ。

乗客は降りていく一方で途中乗車してくる人などいなかったため、席を移動して
車窓の景色や日の出をぼんやり眺めながら、のんびりおとそをすすったのでした。

ところで、"寝ている間に目的地に着く"と思っていただけになかなか目的地に着かないのにはやきもきした。
日本の列車のように車内放送での案内などないから、遅れると一体そこがどこなのか、
目的地に着くのが何時なのか全く検討がつきません。
途中で乗車するお客がいれば車掌が検札に来るけど、みんな近距離客なので2等席に飛びこみます。

だからインド国鉄のHPなどで自分の乗る列車の時刻表と地図をプリントしておくと便利。
今回は始発から終点まで乗る路線だったからまだマシですが、途中下車する場合は疲弊します。
駅に着くたびに窓の外を気にして駅名を確かめないといけなくなりますからね。

特に今回みたいに、朝ご飯どころか昼ご飯もまたぐような自体になると、ひもじくてイライラします。
空きっ腹にお屠蘇は堪えました~。(笑) さすがに少量でもお酒が回る。

海外旅行で日本のお正月気分を少し味わう。

お屠蘇とおせちの一部で黒豆

お屠蘇と黒豆しぼり おせち料理を全て持っていくわけにもいかないので、日持ちする市販のパックがあった黒豆と栗鹿の子を持っていきました。 そして、お屠蘇は小さめのペットボトルにみりんを適量入れていき、ワンカップのお酒を購入して持参。味醂は良質な餅米から造った「最上白味醂」。時間が経つと色が変わっちゃうけど飲めます。
列車に乗る前にワンカップのお酒をペットボトルに移し、お屠蘇用の薬膳のパックを入れる。
元旦の朝、目覚めた頃にはいい感じに仕上がっておりました。
ちなみに同じコンパートメントの人に何事だと聞かれると面倒なので、席移動しましたけど、 コミュニケーションを望む方は「これは日本の正月の飲み物だ」と説明してもいいかも。 ただし、お酒だからインド人には勧めない方がよろしいと思います。

みりんと酒を混ぜた物とお屠蘇用薬膳 お屠蘇用の薬膳を開けたところ お屠蘇用の薬膳パックをお酒に入れる

永谷園の松茸の味お吸い物でお雑煮を作る。

永谷園松茸の味お吸い物 最近の市販の加工餅はお湯の中に数分入れれば柔らかくなるので、簡単にお雑煮もどきも作れます。 ウォーターヒーターを使ってカップでお湯を沸かすため、お餅は小さめの物を持っていきました。
カップにお湯を沸かし、お餅を入れて柔らかくした後、お吸い物の素を入れて混ぜるだけ。 最近はフリーズドライのスープ類も充実しているので、より雑煮っぽい物を選ぶといいかも。
ちなみにウォーターヒーターは日本では危ないので製造禁止なので、いつも外国で調達しています。 インドネシアで見つけた中国製が漏電し始めたので、今回、インドで2本追加購入。
中国や東南アジアはポット型が普及しているので、ポータブル型は見つけにくいのですけど、 (タイでは「暑い国だからそんな物使わない」とおばちゃんに返された。) インドではまだまだ現役で活躍中。どこでも見つかる。

カップで湯を沸かし、餅を入れる 餅が入ったカップにお吸い物の素を入れる インスタントなお雑煮が完成


カジュラホの宿

ホテル・ゼン hotel Zen

ホテルゼン客室
Jain Temple Road, カジュラホ

カジュラホは宿が供給過剰なので事前予約しなくても絶対に泊まれるが、
客引きがしつこくて有名なので利便性の良い場所の宿を事前にアゴダagodaで予約しておいた。
供給過剰なので直接交渉の方が割引してもらえる可能性はあります。
町の中心地に近く、小ぎれいに整えてあるし、お湯もでてまずまずです。
列車の時間(夜行)に合わせて部屋の延長もお願いしました。

▼ インド・黄金街道に行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。

旅行時期:2013年12月~2014年1月
 1Rs=約1.7円


■交通:オートリキシャ カジュラホ駅-カジュラホ Rs.50(行き) Rs.200(帰りは観光客価格)
■食事:カシミーリーコフタ Rs.120、 ムルグ・マッカーニー Rs.230、ナン Rs.40、ベジタリアンターリー Rs.150
    パラタ Rs.50~80、タンドーリ・チキンハーフ Rs.140、オムレツトースト Rs.40、サモサ Rs.10/個
■その他:ラドゥー Rs.5/個、チャイ Rs.10、ムングダル Rs.6、ビスケットRs.20、ウォーターヒーター Rs.100
■宿泊:ホテル・ゼン hotel Zen 約1000円(agoda)、レイトチェックアウト +Rs.570

■成田-ニューデリー航空券 直行便で60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ニューデリーへはJAL、ANA、エアインディアなどの直行便が飛んでいます。
 私は今回、タイ航空を使い、デリーinコルカタoutの旅程をとりました。(特典航空券を含む。)
 タイ航空、シンガポール航空など、羽田を深夜に出る便から乗り継ぐと町中に日中に着くメリットもある。
 安いものでは、中国の北京、昆明など2カ所くらいを経由する便などもありますが、
 燃油サーチャージの分、経由便は燃油代がかさむので苦労する割に安くはならないです。
 私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。