オズディヤルバクル2オズディヤルバクル1
ツボにはまったバス会社「オズ・ディヤルバクル」のロゴマーク。「すいかの名産地」という歌が頭をぐるぐる回って困った。

ディヤルバクルからバスで西南方向へ、シリア国境近くの町シャンルウルファに向かった。
トルコはバスが発達していると聞くが、地方のバスでも結構デラックスだ。

聖なる魚の池 ディヤルバクルは城壁の内外に町が広がって都会っぽかったが、ウルファは茶色い丘から吹きすさぶ乾いた土ぼこりが激しく、田舎くさい。
ところが町に入るときれいな石畳が敷き詰められた通りにおしゃれなブティックが並んでいたりと、洗練された雰囲気だった。

ウルファはは予言者アブラハムが住んでいたとの言い伝えがあり、別名が予言者の町。 いわば聖地になるため、お城の麓にはアブラハム生誕の地、聖なる魚の池、モスクなどがきちんと整備されていた。

ちなみに聖地なのでお酒を出すレストランが異様に少なかった。
また、レストランも少なくロカンタみたいな軽食堂ばかり。

摂氏40度を超えるトルコの夏で、しかもこんな乾燥地帯に来ているとやっぱり水分が足りなくなる。
こういうときは水より、コーラより、キーーーんと冷えたビールが飲みたくなるんだけど、そんな物食堂で飲めるわけないのである。

唯一ロカンタの裏通りにバーを見つけたが、女だとイスラム教徒が多い国では入りづらい。
一度飲みたいなぁと思ったら諦めきれなくなり、酒屋を求めて町中を歩き回りました。

エフェスストロング 町中をしらみつぶしに歩いてもちっとも酒屋などなく、「聖地は無理か」と諦めきったとき、 黄色い液体がしゅわしゅわしているペットボトルを抱えた男の子が目の前を横切りました
あー、バーでテイクアウトとかもできるんだ~。なるほどね~。

ペットボトルでビールを持ち帰るなど、宿に帰る頃には生ぬるくなり、気も抜けて飲めた物ではないだろう。
今夜はコーラで済ませるかと宿に戻ったら、宿のすぐ近くのビルに畳二枚ほどの大きさの小さな酒屋があった。
そして、その前には炭焼きケパブ屋が・・・。灯台もと暗しとはこのことだ。
宿に戻ってらエフェスをぷしゅーーっと一杯。お疲れ様でした。

ウルファ城からの眺め
シャンルウルファ城から見下ろした町並み。

日干し煉瓦のとんがり屋根がかわいらしい「ハラン」へ。

ハラン全景
ハラン全景。村の周囲はひたすら畑が広がっています。

ウルファからは日帰りで日干し煉瓦造りの家屋が特徴的な波乱まで足を運んだ。
ハランまではドルムシュ(乗り合いタクシーのようなもの)で1時間ほど。
旅行会社でも日帰りツアーを扱っているが、ハランだけでなく、周辺の遺跡も回ってくれるものになる。

夏のトルコの暑さは尋常ではなく、立っているだけで体力が吸い取られていくようなもので、
5カ所も6カ所も遺跡を回るより、一カ所にじっくり滞在することを選んで自力で行くことにした。

ハラン入り口 ウルファからハランまでの距離は44キロ。ひたすらシリアの方向に南下するため、住宅地がどんどんなくなり、畑の真ん中をぶっちぎる感じ。 ドルムシュは乗り合いタクシーなので途中で乗客の乗り降りがあるのですが、民家など見当たらない畑の真ん中で途中下車する人がいたりして、 なんとも不思議な気持ちになる。

目的地のハランに着くと、自称ガイドの若い男の子が寄ってきます。
片言の日本語と英語を駆使しつつ、「ガイドに雇ってくれ」とか「一時間○○ドル」とかかなりしつこかった。

ハランでもディヤルバクルと同じく、子供は子供という立場を利用して物やお金をねだって来ますが、 中、高校生くらいの年齢になるとただお金をせびることはなく、仕事の報酬としてお金をくれ!という風に変わるようだ。
勝手にガイドをしたりする悪質なものではなかったが、勿論、うっとおしいのでしっかり断りました。

日干し煉瓦住居1

花婿募集中だそうです。
村の敷地内に入ろうとしたとき、入場料として当時2TYLとられました。
村の奥の小高いところにジャーミィ跡があり、あとはひたすら住居です。
実際に人が居住していますが、観光用に公開している家におじゃまさせてもらいました。

家の見学には入場料こそとりませんが、ジュースを買って一休みしないといけないような雰囲気が漂っており、 おまけに「わたしも飲みたい!」って、ジュースをねだられたりして、やり口がキャバクラみたい。
ねだっておきながら、かなり水っぱらできついようで、げふげふと吐きそうな雰囲気を醸し出す。
観光客にジュースをねだりすぎて、飲み過ぎでおなかが一杯だったようです。

子供は、やっぱり「マネー」と言って来ましたが、「お金じゃなくてジュースなら買ってやる。」と言うとえらく不服そう。お金は自分の小遣いになりますが、ジュースの売り上げは家の収入になるのかも。
それに大人と違って、子供は欲しくもないのに売り上げのためにジュースを飲むのはイヤなのだろう。

民宿として外国人の宿泊も受けているそうです。勿論、ウルファに帰りますから断ります。

日干し煉瓦住居2 二件目のお宅は博物館の様にしっかりと整備してありました。
この家の息子らしき男の子が一生懸命説明してくれた上にチップを全く要求しない。
思わずこちらから渡したら少額でもちゃんとお礼を言われて、これまでマネーマネーと言われ続けてうんざりしていただけにすがすがしい気持ちになった。
さすがに日本語はしゃべれませんが、英語、フランス語、スペイン語、アラブ語、トルコ語がしゃべれるそうです。
ヨーロピアン観光客の多さを物語っていますね。

日干し煉瓦住居の内部1日干し煉瓦住居の内部2
見せていただいた民家内の食堂と居間。

とんがりの屋根を見上げる
4カ国語がしゃべれる子供
ところで、前にも書いたように、トルコの夏、特に南東部は気温が40度を超えるのが普通な上に、とても乾燥していてお肌にも体にも非常によろしくないのですが、この日干し煉瓦の家は入ってびっくり。とってもひんやり涼しく、おまけに湿気があるんですね。これには驚いた。なんでわかるかというと、汗がでるんです。これまでひたすら体から水分が蒸発して塩だらけになっていましたが、ここでは汗が噴き出るからびっくりだ。

最後の写真は好感度の高かった4カ国語を操る男の子とその妹です。
頂いた名刺はお父さんのものだったので、夏休みでお手伝いをさせられているのかも。

ハランを見下ろす