雨のバリウブド初日。宿にチェックインするとすぐにじゃらんじゃらんってなわけで、町に繰り出した。
じゃらんじゃらん=散歩という意味のインドネシア語。日本語をちょっと覚えたインドネシア人には「サンポサンポ」と二回繰り返されたっけ。

スーパーでものの値段やお菓子などをチェックしている間にざーーっと雨が降り出して、慌てて近くのカフェに避難。
結局この日は夕方まで雨が降り続き、カフェで休憩してご飯食べてすごすごとホテルに帰る羽目に。

ガイドブックはあっという間に読み終わり、少々不完全燃焼気味な1日。やっぱ文庫本ってあると便利かも。


翌日の天気は曇り。結果的に必要なかったが、昨日スーパーで購入した折りたたみ傘を持ち、まずはジャラン・モンキーフォレストを目指した。

ジャラン・モンキーフォレストを歩いて驚いたのが、観光客と観光客向けのしゃれた店の多さ。

マッサージ屋、バリ雑貨屋、アロマグッズ屋と、どれも明るくしゃれたつくりの店が多く、日本の雑貨やみたいで、勝手に素朴な田舎町を期待していたウブドの光景にそぐわず、違和感を感じる自分がいた。

ジャランモンキーフォレストとチャンプアンとのギャップは、湯布院に行ったとき感じた印象とそっくりだ。あのときも通りにずらっと並んだこじゃれたパッケージの醤油屋とか、それに群がる人混みに疲れたものだ。

でも、一歩路地裏に入ると素朴な雰囲気が残り、そして、それなりの思いを持つ主人が経営する宿に入ると心からくつろげる雰囲気が保たれているところも同じ。

亀の井旅館の敷地内に入ったとたんに外のざわめきがぴたっと止んだことを未だに鮮烈に思い出し、「買い物できて、美味しいものが食べられて、宿でくつろぐ・・・今の多くの観光客が求めているものはこれなんだろうか?」となんだか自分が異邦人の様な感覚に陥った。


もっとビックリしたのは通りのど真ん中の目立つところにH.I.S.の事務所があったこと。

私にとってH.I.S.と言えば、格安航空券を買うときに時々使う代理店の一つなのだが、エステ、食事、バリ舞踊等々の現地発着ツアーが盛りだくさんで、完全にJTBのお株を奪ってしまった感じ。そういえばこのごろTVCMも増えたし、だいぶ事業内容を衣替えをしているのかもしれない。

ツアー代金はどう見ても安くはない。一応予約は添乗員を通し、マージンが落ちるようにしてはいるみたいだが、なんとなくこういうのは現地にストレートにお金が落ちる仕組みの方が気持ち的にスッキリする。

勿論、従業員はほとんど現地の人だとは思うんですけどね。
バンコクの空港行きのローカルバスでH.I.S.の制服来たお母さんが爆睡してたのを見た直後だったので、なんか安くこき使われているのかなぁって思ってしまったのです。いや、別に寝てたのは仕事とは関係ないかもしれませんが。


クッキーモンスター
【クッキーモンスター】
アイスクリームに砕いたクッキーが山盛り。想像とは違うものにビックリ!

モンキーフォレストの猿
【モンキーフォレストの親子猿】

ワルンビアビアのご飯
【ナシゴレン】
ワルンビアビアのナシゴレン

ワルンビアビアのご飯2
【ワルンビアビアのおかず】
ちまちました量で食べにくい。味は素朴です。

帰国の日、空港のベンチでビンタンビールで一息ついた時、後ろに固まっていた2組の旅行者の雑談が聞こえてきた。

「バリにはどのくらいいらっしゃったの?海で泳いでらしたの?」

「あっち(父親)は子供と海にいましたけど、私はツアーに参加して遺跡とか行っちゃいました。
 もう、あちこちツアーとか参加してものすごく満喫しちゃったと思わない?」

どうもジャワ島のボルブドゥールに日帰りで行き、シュノーケリングツアーに参加し、とにかく精力的にいろんなツアーに申し込み、動き回っていたらしい。

確かにバリほど現地発着のツアーがこと細かく設定されているトコロにはこれまで来たことがない。
日本の旅行代理店が安いツアーを売り出す裏側はこういうことなんだなぁと、話を聞きながら一人、納得してしまいました。(バリからボルブドゥールに行かれては、ジャワ島の代理店はがっくりですね。)


私も現地の日系代理店に航空券を1枚頼みましたが、航空券受け渡しの際に、やたらに観光プログラムのパンフレットを渡されました。「添乗員を通して予約してください」って添乗員なんていねーし。

「リコンファームをお薦めします」と言う割にリコンファームの電話番号もよこさず、「ホテルに泊まるのであればコンシェルジュに頼むことも出来ます」とか、よけいなお世話だ~。


バリのイメージってジゴロとかマジックマッシュルームとか怪しげなものばかりだったんですが、そういう怪しげなものにはこれっぽっちも出会わず。

お金さえ払えば日本語で至れり尽くせりなので、家族連れや海外旅行初心者には旅しやすいのかもしれません。ただ、その割にサービスが穴だらけなのが私的にはなっとく行かず、とことんやるならもうちょっと親切にしてよっ、もうっ、って感じでした。


なんだか変な経済構造の島だなぁ。ここ。