アンボンのペルニ社の前に張り出された運航スケジュール表
【アンボンのペルニ社前に張り出された運航スケジュール。1ヶ月分くらい。】

さて、アンボンのパティムラ空港からタクシーに乗ること30分。車は無事Tulefu港にたどり着いた。
この港はアンボンの東に浮かぶHaruku島への航路もあり、朝早いのに割と人が集まっていて賑やかだ。
海沿いの小屋には二つ窓口があり、片方では乗船客が手続きに並んでいたが、
聞けばバンダ行きは隣の窓口だという。
待合室はただの掘っ立て小屋で薄暗いので、窓口係員が現れるまで、外で待つことにした。

30分ほど発った頃、もう一つの窓口近辺に人の動きがありそうな気配。
現れた係員らしき男に「バンダまで4枚!」と頼んだのだが、男は我々に面倒くさそうに一瞥をくれ、
何やらぼそぼそと言い放つ。インドネシア語だから何を言っているのかわからないのだ。
訳がわからず戸惑っていると、英語がしゃべれる男が間に立ってくれたのだが、これが全くもって想定外だった。

「今日はトラブルがあってバンダ島行きの船は欠航!」

言い放たれた台詞の後に「以上!」という結語をつけたくなるくらい。きっぱりと。

「ちょっと!遅れとかじゃなくて出ないの?次に出るのはいつ?」

訳を聞いても「今日は出ないから」ということ以外の答えはついぞ聞くことは出来ず。
欠航の理由が船の故障なのか、船長の病気なのか、理由がわかれば自ずと次の対策も打てるのだが、
ここは広大な国土を持つ海洋国家のインドネシア。スケジュールをぴしっと管理しちゃう日本とは感覚が違う。

9年前の旅で、バンダ行きの飛行機の復路のスケジュールが白紙になったと聞かされた時、
(要するに島には行けるが、いつ戻れるかわからないとあっさり言われた。)
「ちょっとしたトラブル」とあっさり言い放ったヤネスの顔が思い出された。
(バンダ島レポート:インドネシア NBA航空(アンボン-バンダ島)手配の顛末(2)

要するに、公共交通機関の遅れなんか日常茶飯事だから、船が遅れたことが理由で
約束に間に合わなくても誰も気にしないってことなのです。だって、しょうがないもん。
(そういや、新入社員時代に「公共交通機関の遅れでも遅刻は遅刻だから」って先輩に言われたな~。)

クエティアウ・ゴレン・アヤム
アンボンで食べた昼ご飯。
予定を決めた後ランチにした。
いつまでも港にいても仕方がない。他の手段を考えねばならない。
幸い深夜便でのアンボン入りだったため、今日一日はまだまだ長い。
相談した結果、まずは飛行機を当たることにした。予定通りなら、翌日の水曜日に飛行機の便があるはずだ。
待機していた白タクに乗り、再び空港に逆戻り。
「航空券に空席がありますように~」と祈りながら窓口に駆け込めば、窓口自体が閉鎖中であった。_| ̄|○

隣の航空会社の係員によれば、バンダ行きの飛行機はだいぶ前から運休中だという。
週二回の定期船が運航し始めたのだから当たり前といっちゃ当たり前だが、今回は飛んでいて欲しかった・・・。

ラングール到着直後のウィングスエアエア
ウィングスエア。
まさかまたこれに乗るとは。
定期船はトラブルにより欠航、飛行機は運休中となれば、最後の手段はペルニ船。ペルニ船はいわゆる大型の客貨船で、一航路をおよそ2週間くらいで各地を回っている。
運行スケジュールは1ヶ月くらい前に決定するので、念のため、出発前に確認したのだけども、ちょっと今回の旅ではスケジュール的に無理だったんだよな~。

ただし、この船は積み荷の関係でスケジュールは日常的に変わっていくので、一縷の望みを託したい。
今度は空港から町まで。ペルニ社のオフィスに車を走らせた。

結果は、惨敗。ご愁傷様でございました~。

これね。普段だったら「ま、仕方ないね」で頭を切り換えられるんだけど、今回友人連れてきてまして。
しかも、これまでバンダがいかに素晴らしいかを力説し続けてきたのです。
ショックがかなりでかいんすよ。マジで・・・。(´д`)

こんなの当たり前の世界で生きてる白タクのおっさんは陽気に笑っておりますし。なんのだ。もうっ。

結局、初っぱなから予定通りにいかず、行き先の島を変更することとなった。
それでも一縷の望みをまだまだ捨てず、行き先はケイ・クチル島。
だって、ケイ・クチル島からだったら、バンダ行きのペルニ船(逆ルート)が捕まえられるかも。

アンボンのイラストマップ
【アンボンのざっくりとしたイラストマップ:クリックで拡大します。】

▼ インドネシア ケイ島旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2016.12月
95インドネシアルピア=約1円


■交通:タクシー 400,000ルピア(Telufu港-空港-アンボンシティ)、
     航空券3,180,640ルピア/4名(アンボン・パティムラ空港-ケイ島・ラングール空港)
■食事:珈琲 74,800ルピア/4人分、ナシゴレンツナ、クイティアウゴレンアヤム、
     ツナステーキ×2,ビンタン×4 345,400ルピア
■その他:超過荷物運賃 93,000ルピア

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で燃油サーチャージ込み60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ジャカルタ-アンボン航空券 片道15,000円~20,000円(予約クラス・レートによる。)

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。


旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト
Lonely Planet Indonesia

マルク州の情報が唯一載っているガイドブック。分厚いので私はこのガイドブックは切り刻んで必要な箇所のみを持っていきます。
重い荷物を持ち歩きたくない場合は、電子書籍版を購入するか、oney planetの公式サイトで売っているpdf版を必要箇所だけ 購入することも可能です。
今回は古いロンプラ(紙のガイドブック)に加え、電子版をネットでダウンロードしました。
掲載されている地図や記事は古い方のが詳しかったので両方使えて便利だった。
都会と違って離島は急激に発展しないので、古い情報で旅しても問題は起こらないです。
インドネシアの人は親切なので、指さし会話帳などを駆使しながら頼り切るのも有りですよ。

agoda
ジャカルタとアンボンの宿を予約。スカルノハッタ国際空港付近のトランジットホテルが豊富。