アイ島西部海岸から見たルン島
【アイ島西部海岸から見たルン島】

アイ島の宿グリーンココナツに落ち着き、シンプルな昼食をいただいた後、アイ島の散歩に出かけた。
アイ島は島の面積こそバンダ島と同じくらいだが、島の中に村は北部にひとつだけしかない。
そして住宅前にのみ、コンクリートで固めた幅1mくらいの道を伸ばしてある。
路側帯を入れれば車の一台くらいは通れそうだが、まあ、ないだろうなぁ。この島には。
しかし端から端まで歩いても30分もかからない小さな村にもバイクが行きかっていた。
声はかからなかったけど、たぶんオジェの役割もしているのだろう。(ほぼ必要ないけど。)

西海岸への道。帰路に撮影。
行きよりも多少開けてます。
舗装がなくなった直後
舗装がなくなった直後。
私有地か道かわかりにくい。
周りが農地なので幅が広がった
ナツメグ等の畑の周りは広い。
だんだん道が怪しくなる
だんだん道が怪しくなる。
もはや道には見えない
もはや道には見えない。
海岸近く。椰子を目印にしろと言われた
真ん中の椰子の向こうが道。
海岸から森を見たところ
海岸からみた入口。
道の入口の目印
目印にした海岸の大木。
アイ島お散歩マップ
アイ島イラストマップ
クリックで拡大します。
グリーンココナッツはこの島の海岸に沿って東西に走る道沿いにある。
それから50m程南にもう一本東西の道があり、その二つの道を垂直に
交差する道が数本。実にシンプルな構造の村である。

ところが、村人の居住空間の外はジャングル状態。
ジャングルではなくてナツメグや芋を栽培している畑だったりするのだが、
そこは熱帯雨林気候。いくら人が踏みならしても周りの草花がどんどん
生長してしまって、どこが道でどこが畑なのかがサッパリわからない。
そもそも育てている農作物が日本とは違いすぎる。
どこまでが農作物で、どこまでが雑草?ここ歩いていいのかなぁ?

「あ、あれ?道はどれ?西に抜けられるハズなのに・・・」

アイ島で一番スバラシイ!と評判の西海岸への抜け道を求めて、
あっちいってはうろうろ、こっち行ってはうろうろ。
唯でさえ旅行者が少ない島。私の行動は逐一村人に注視されていた。

「西海岸に行きたいんだろ?待ってな。連れてってやるから!」

ある男が長さ50cm程のでかいナタと手押し車を持って近づいてきた。
わざわざ手押し車を持って来たところをみると、畑の手入れのついでで
何か収穫でもするのだろうけど、それにしてもまさかナタで道を
切り開かないと歩けないような道なのかなぁ?

畑仕事で鍛え上げられた筋力ありげなツヤツヤの上半身をあらわにし、
右肩にはナタを担ぐ。
おまけに何かの弾みに目を怪我したようで片目がぷくっと腫れ上がっていて、
試合後のボクサーみたいなナリをしている。
兄ちゃんの風体が怖すぎで、後をついていくこちらもドッキドキ。

「外国人はみんなこっちに行きたがるんだよな~。」

バナナや芋、ナツメグ畑の隙間を走る獣道を被った雑草をなぎ倒し、
雨でぬかるんだ泥をよけながら歩いていくこと約10分。
木が生い茂った森を抜け出ると美しい白い砂浜のビーチが広がっていた。

「すごいだろ?向こうにずーっと歩いて行けるよ。」

必死の体で海岸を褒め称え続ける兄ちゃん。
同じことを何回も繰り返しながらこちらを伺う様子が見て取れる。
前に来た外国人が道案内させてチップ渡したんだろうなぁ。
こんな離島の農民にとって、数少ない小遣い稼ぎ、大げさに言えば
現金収入のチャンスだもん。

外国人と見るとわーーっと寄ってきて勝手にガイドを始め、
高額のガイド料を請求されることはよくある話。
でも今回は、親切を押し売りされるでもなく、あくまでも困っているのを
見計らって近づいて来たのだから悪い気はしない。
「ありがとう」とお礼をいいつつお札を握らせると、男は笑顔で受け取り
立ち去っていった。

さっきもそうだったが、この島の人はその場でチップの金額を確認しない。
同じインドネシアでも観光客慣れした島では親切を押しうりした上に、
金額を見てあからさまに不服そうな顔をしたりするので、
そう言う意味では素直に気持ちとして少額のお金を渡せるのは
親切を受けた側のこちらも気が済みます。
日本だったらこういう親切にお金を渡すこと自体が失礼な感じですけどね。

ともあれこの下見のお陰で、無事西海岸でもシュノーケリングが楽しめました。
下見しなかったら、たぶん途中で怖くなって引き返していたと思う。
だって、これ(↑右上写真参照)ですよ~。

道順は説明しにくいのでマップにしてみました。獣道のカーブはテキトウ。
(ほんとはもうちょっと舗装道路伸びてたけど関係ないので略しました。)

アイ島写真館 その2

アイ島にもオランダとイギリス統治時代の遺跡が残っています。

オランダ統治時代の砦
アイ島を歩くと西洋人が侵略した時代の遺跡に簡単にぶつかります。
ところが観光名所としてきっちり整備されたバンダネイラの砦とは異なり、 単なる広い空き地と化していて、砦の上などあろう事か畑として使われている。 確かに日当たりもよく、作物がよく育ちそうではある。
メインストリート沿いにある砦はイギリスが作ったものだが、 その後、オランダが攻撃して奪ったそうだ。他人の国でよくやる・・・。(←日本人は人のこといえない。)
日本軍がどうのという話はこの島では聞きませんでした。

アイ島の砦の中砦の中は畑砦内部の畑アイ島の遺跡2:Matalenco Gateway
アイ島の砦の外壁アイ島の砦の外壁2砦への入口砦の外壁3

アイ島は動物ランド。鶏もアヒルもみんな放し飼い。

アイ島の飼い牛
アイ島の家畜は牛やヤギを除いてほかは全て放し飼いに近い。
鶏を繋いでいる家もないわけではないが、野放しが多い。
びっくりしたのが放し飼いのアヒルが親子でピヨピヨご飯(虫)を食べあるいて、 その後、自分で家に帰ること。どうやって飼い慣らされてるんだろ。
ちなみに宿の食事のメインは魚です。
肉はやっぱり大事な行事の時につぶすんでしょうね。
牛なんて高級品だからな~。

アイ島のアヒルアイ島の鶏親子アイ島のアヒル親子海岸で我が物顔の雄鳥


超かわいい!腕利きヤングフィッシャーマン!

ヤングフィッシャーマン
同じく港の桟橋は格好の漁場で、釣りをしている男の子がいた。
この坊主がたいした物で、釣り糸に針を引っかけただけのシンプルな道具で次々と小魚を釣り上げていく。
餌になるのはちっちゃいヤドカリ。貝殻をつぶして針に引っかけ、海に投入するのだが、 スゴイのは魚の動きを見ながら針を操作すること。浮きがないのでほっとくと沈んじゃうんですね。
魚が食いついたところを見計らってくいっと引っかける。釣れた魚は桟橋に打ち付けてその場で半殺し。(元気すぎるとはねて逃げるから。)
照れ屋の様で目は合わせてくれなかったが、「おお~!バグース!」と釣れた瞬間拍手をしたら、
えへへとはにかみ笑いをみせてくれた。かわゆすぎるぞ、ボク!

針に餌を取付中のかわゆい釣り人貝をつぶして釣り餌にする釣果のちび魚たち桟橋から見た海岸

木を丸ごとくりぬいて作る!丸木舟職人の気の遠くなる作業っぷり。

丸木船職人の仕事
東海岸に抜けていく獣道の途中で、斧を振り下ろす男がいた。
「薪でも作ってるんじゃない?」とその場はスルーしたのだが、
覗いてびっくり。 なんと一本の大木を削って舟を作っているのであった。
一人乗りの丸木舟。いわゆるシーカヤックっていうヤツでしょうか。
島の男たちはこの丸木舟に乗って漁に出て行きます。
贅肉ひとつない無駄のない体をした職人さんが カツン、カツンと斧を振り下ろす。その力強さに圧倒されました。電動工具があれば楽だろな~。

ぶった切ったと思われる大木丸木船制作中1丸木船制作中2海岸に積んである丸木船

アイ島のコラコラカヌー。マルク諸島の伝統舟です。

コラ-コラボート
バンダ諸島各地の村で村ごとに大事に保管されているコラコラカヌー。
マルク諸島の伝統カヌーで物資の運搬や戦争に使われていました。
現在はレースの時以外は使われないそう。静かに出番を待っています。
アイ島のボートはシンプルに緑一色でした。
バンダ島でもバンダネイラの南海岸などで見ることができます。


▼ インドネシア バンダ島旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2010.12月~2011年1月
100インドネシアルピア=約1円


■ボート:バンダネイラ-アイ島 20,000ルピア/人
■宿泊:グリーンココナッツ 150,000ルピア/人(3食付)
■その他:チップ(海岸への道案内) 10,000ルピア

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で58,000円~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ジャカルタ-アンボン航空券 片道9,000円~30,000円(予約クラスによる。)

 アンボンは国際空港なのに外国からの直行便がないと現地人が嘆いていました。
 2011年1月現在、駐機場を一生懸命増やしているので将来的にシンガポールあたりから来るかも?
 ジャカルタ、マカッサルなどを経由してアンボンまで来ることになります。
 ガルーダインドネシア航空の他、ライオンエアなどの格安航空会社の便もあるが時間が悪いです。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。