アンボン一美しいと評判のリアンビーチ
【アンボン一美しいリアンビーチ。澄んだ水の白い砂浜の海岸が数キロ続く】

※このページは島の位置関係の参考にアンボンイラストマップ(600X410pixcel)を併せてご覧ください。

アンボンには北部にいくつかの観光名所があります。
ひとつは北部のヒラ村の近くにあるアムステルダムの砦。そして北西部にあるバンハーレムの砦です。
オランダ統治時代の砦はアンボンの街中にもあるのですが、現在は軍の施設として利用されており、
一般の人は立ち入り禁止です。だからオランダ統治時代の砦を見たい人は北部に行く必要があります。

アムステルダムの砦は比較的旅行者も行きやすいのですが、北部の村まではベモの数がすごく少ない。
だからガイドは盛んに車のチャーターを薦めて来ます。しかしヤネスと一緒に観光すること自体がウザイのよ。
1日の車のチャーター料は5000円を超えます。ジャカルタやバリに比べて車の数が少ないので、
どうしてもアンボンはチャーター料が高くなるそうで。なるほどガイドらしいこともたまには言う。
(ちなみにヤネスは空港に勝手に迎えに来て勝手につきまとってるだけで別に雇ってません。)

私はアンボン中部のナセパに宿を取っていたのもあり、結局、ここを拠点に北東部のリアンビーチに行くことにした。
島の東部、北東部には、セラム島行きのカーフェリーやハルク島行きのボートが就航する港もある。
これらの港行きのベモやバスが宿の目の前の幹線道路を通過するので、途中乗車が簡単だと思ったのである。

ところがこれが大間違い。
というのも多くのベモは始発のアンボンの町で満席になってから出発する。
おまけに前にも書いたが、アンボンのベモは行き先によって料金がキッチリ決まっているのである。
例えば、アンボンから15km程の距離にあるスリ村行きのベモは3600ルピア。
これはアンボンから乗車しようと途中で乗車しようと変わらない。(町中のみの乗降は安かったみたいだけど。)

アンボンからリアンまでのベモの料金は5000ルピア。これも基本的に料金はFIXプライス。
つまりアンボンからリアン行きのベモに乗った乗客が、リアンまで半分以下の距離のナセパ周辺で下車することはあり得ない。
だって、ナセパで降りるならもっと頻発しているスリ行きに乗らないと損するもん。金銭的にも時間的にも。

だから目の前を通るリアン行きのベモはいつも満席。おまけにリアン港行きのバスはアンボンから港まで直行するそうで途中で止めて乗ることができない。
ここでリアン行きを待つのも無駄なので、まずはリアンとナセパの中間地点、ワアイ行きのベモを捕まえ、いけるとこまで行くことにした。

tulehu marketの港
tulehu marketの船着き場

セラム行きのカーフェリー
セラム島行きのカーフェリー
日本の中古船もあるというが、
今回は違ったみたいです。
ワアイの手前、3km程にハルク行きのボートが並ぶ港がある。
多くの乗客がこの港で降りたので釣られて下車してしまった。
釣られただけだったのだが、結果的にこの先道が二つに分かれ、
ワアイ行きとリアン行きで経路が異なっていた。結果オーライだ。

この付近には3つの桟橋があり、桟橋ごとに船の大きさや行き先が分かれていた。
私がぷらりと入った港は15人乗りくらいの小型のボートが行き先ごとに数隻並んでおり、 近づいていくと「どこに行くんだ?」と声がかかる。
「乗らない」と言うと、「見に来ただけか。」と船頭さんもあっさり納得。
満員になると船がでる仕組みなので、お客が待ち遠しいみたいだ。

港を覗いた後、再び幹線道路に戻り、リアン行きのベモを待った。
しかし、ナセパで待っていた時には何台か見かけたベモがぱったりこなくなった。
道路で待つ我々を見て停止するのは、すぐ先のワアイ行きのベモばかり。
「リアン行きは来ないよ。オレが連れて行ってやる。」
チャーターして行けという車まで現れる始末。

空のベモやオジェ、通りがかりの暇そうなおじさんなどに囲まれてしまったが、
キッパリと断り、振り切る意味も込めてそのまま道路を北にてくてくと歩いていた。
だって、今更チャーターするの悔しいもん。

町を抜け、橋を渡り、このまま散歩して宿に戻るかなぁと諦めかけたところでベモが現れる。
ぶっぶーとクラクションで減速したところを見ると、恐らく町のおじさんたちが、
「この先で日本人がリアン行きのベモをさがしてる」と言ってくれたに違いない。

東に海を望みながら丘を越え、谷を降り、リアンの港に着くと大半の客が降りてしまった。
「あれ?終点かな?」とキョロキョロしていると、同乗の女性が「どこに行きたいの?」と聞いている感じがする。

「パンタイリアン(リアン海岸)」
「じゃあもうちょっと先よ。」

フェリー港から西に100mほど。小さなゲートの前でベモは止まった。ここがパンタイリアンの入口らしい。

ベモを降りると、入口の管理小屋で入場料を払ってリアン海岸の海水浴場へ。
おおっと。なんだかんだゆっても無事たどり着きました。よかった~。

リアン村付近は、ローカルの観光客もわんさと押し寄せるリアン海岸や港もある。
だからある程度スムーズにたどり着いたんだとおもう。地元民以外も用事がある場所だから。

もし、今日の行き先を砦見学ひとつのために、ヒラにしていたら大変だったことだろう。
地元民の生活路線は地元民の移動時間、つまりアンボンに買い出しにいく午前中がピーク。
だからこちらからヒラに向かうのは買い物帰りの主婦に混じって乗れるのでスムーズなのだが、
逆に午後に向こうから戻ろうとすると、途端に乗客が減ってしまう。ベモの本数も激減するそうだ。

「おまけにアンボンの町から始発に乗らなかったら、途中で満席のベモに何台も通過されるよ!」
ヤネスの言っていたことは、大げさでもなんでもなかったことが今になってわかる。

東海岸の温泉
tulehu港からすぐの温泉。
江戸っ子じゃないと無理な
くらい湯温が高い。
リアン海岸からの帰路は割と心に余裕をもってベモを待った。
リアンの村で満席だったらどうしよう?とは思ったがそれも杞憂に終わる。
リアンで捕まえたベモでまっすぐ宿に戻ることもできるのだが、
再びワアイの港でベモを降り、今度は温泉に行くことにした。

「どこへ行くんだ?」「アイルパナス。だからオジェまってんの。」

たまたまオジェが出払っており、たむろっていたじいさんと一緒に ベンチに座ってオジェが戻ってくるのをのんびりまった。

「お、ベチャが来た。ベチャにしたら?おーい、温泉まで連れて行ってやれよ」
ベチャの運転手は「ええ~、そんな遠くやだよ~。」とあからさまにイヤな顔をする。
(温泉は幹線道路から内陸に2km。ゆったりとした坂を登るところもあるので客を乗せたベチャは大変。)

「じゃあ、やっぱりオジェしかないな。」と周りのじじいがみんなで道路をじーーっと注視。
一台のバイクが道路の向こうをつーーっと通過しようとしたその時、「オジェ!」と叫んだ。

行きすぎたバイクがききーっと止まり、くるりとターンして親父の目の前まで戻る。
「アイルパナスまで連れて行ってやってくれ。」
こうやっておじさんの親切をめい一杯受け、今度はオジェで温泉に行った。

ちなみに温泉を出ると行きに使ったバイクの1台が帰路の利用を当て込んで待っていた。
こちらはふたり。これまでアンボンやバンダで3ケツのオジェを見てないので、
たぶん3人乗りは禁止なのだろう。

「もう一台いないと乗れないんだけどなぁ~。」

周りを見回すと、手持ちぶさたそうにバイクの片隅でうろうろしている若者が一人。
「ねえ?オジェしてくれる?」と声をかけると、「いいよ。ちょっと待ってて!」と温泉に駆け込んだ。
息せき切って戻ってきた兄ちゃんの手にはバイクの鍵。恐らく家族に預けたバイクの鍵をもらいに行ったのだ。

大都市はオジェもしっかりメット着用。営業も一応許可がいるっぽいが、田舎は結構テキトウというかゆるい。
交通手段が限られる分、持ちつ持たれつというか。この兄ちゃんに至っては完全なる小遣いである。

しかもベモと同じくオジェもちゃんと相場が決まっており、町から温泉までは5000ルピア。
当たり前の顔で5000ルピアを差し出したが、「少ない!」と文句を言われることはなかった。

公共交通手段の金額がキッチリ決まっている日本から来た身としては、アンボンはとても気持ちがいい。
ベモで大きなお札を出してもお釣りはきちんともらえるし、往路と復路で金額が変わることも全くない。
外国人価格があったり、値段交渉が煩わしい島もある中、これほどスッキリしたのは久しぶりのことだった。
ある意味、この島の人って地元民だけでしっかり経済が回っていて、生活の心配がないのだとおもう。

ところで、交通手段のことばかりつらつらと書きましたが、リアン海岸も温泉も超良かったです。
外国の温泉は温かったり、こけで濁っていたりうんざりすることが多いので、期待せずに行ったのですが、
日本の温泉並みに熱い湯がたっぷりで、水着を持って行かなかったことを後悔しました。

アンボン観光に行く場合は、立ち寄ってくださいね。
リアン海岸で泳いだ帰りに温泉行くってのもいいかも。水着の潮も旅の疲れも流れ落ちますよ!

アンボン一美しいと評判のリアンビーチ
【アンボンのざっくりとしたイラストマップ:クリックで拡大します。】

アンボン 東海岸ジャランジャラン写真館 その3 リアンビーチとアイルパナス(温泉)編

パンタイ・リアンはやっぱり市民の憩いの場であった

リアン海岸の木陰からセラム島を望む
アンボン一美しいと評判のリアンビーチは、水の透明度が高く、白い砂浜が数キロに渡って続くため、まぶしいくらいに綺麗。対岸はセラム島でセラム島からアンボン島にやってくるカーフェリーが頻繁に行き来するのが見られる。
ナセパ海岸と同じく海水浴場として整備されていて、車をチャーターして団体でやってくる地元の人が沢山いますが、泳いでいるのは子供ばかり。大人はやっぱり集まってピクニックしたり、音楽に合わせてゲームをしながら踊っていたりして、陽気に宴会。勿論酒は入りません。
パンタイリアンのまぶしい位白い海岸ボートで遊ぶ少年たちやっぱりシラフで宴会。音楽に合わせて踊っている女性たち木陰で牛も休む。にらまないで~。

これは結構感激した。ちゃんと湯温が高い温泉!

温泉の湯の噴出口
暑い国の温泉は地元の人が湯に浸かる習慣がないため、温くてがっかりすることが多い。 だから期待せずにのぞき見のつもりで行ったことをすんごく後悔した。びっくりするくらい熱いのです。 とぎれることなく噴出してくる源泉は一体何度なんだ?
湯温は3段階に分かれており、一番温いところは温水プールより少し熱いくらい。子供がきゃっきゃっと遊んでいた。 真ん中の湯は日本の一般的な温泉や東京の銭湯と同じくらい。そして、手前は福島の飯坂温泉くらいの温度で、足湯をするのが精一杯。一人だけこの湯に肩まで浸かる男性がいて、人々は「おお!」というまなざしで見つめていた。 日本人の私から見てもすげえと思う。
インドネシアでこんなに気持ちがいいお湯に入れるなんて考えても見なかった。くやし~。
家族に支えられて温泉治療に来ているお父さんもいて、アンボンの湯治場かなぁと思った。
温泉全体を見渡すショット 熱湯に耐えながら足湯をする 温泉の入口

▼ インドネシア バンダ島旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2010.12月~2011年1月
100インドネシアルピア=約1円


■交通:ベモ 3000ルピア(ナセパ-ワアイ)、5000ルピア(ワアイ-リアン)、
     オジェ5000ルピア(港-温泉)
■おやつ:コーラ250ml 5,000ルピア、ルジャック 8000ルピア
■観光:温泉 5000ルピア
■宿泊:Taman Lunterse Boer  300,000ルピア(エアコン付 1室)、晩ご飯 1食30000ルピア

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で58,000円~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ジャカルタ-アンボン航空券 片道9,000円~30,000円(予約クラスによる。)
 アンボン-バンダ航空券 片道 250,000ルピア+諸税70,000ルピア=282,000ルピア

 アンボンは国際空港なのに外国からの直行便がないと現地人が嘆いていました。
 2011年1月現在、駐機場を一生懸命増やしているので将来的にシンガポールあたりから来るかも?
 ジャカルタ、マカッサルなどを経由してアンボンまで来ることになります。
 ガルーダインドネシア航空の他、ライオンエアなどの格安航空会社の便もあるが時間が悪いです。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。