海上に浮かぶ養殖用のボート
【海上に浮かぶボート型の家屋。養殖業者が休憩したり泊まり込みしたりしている】

さて、コースターコテージからの南の島への日帰りボートツアーのお話です。
前日にボブ氏と話した際に言っていたのは、ナイ島、ホアト島など、 宿のあるオホイリリアー村から1時間以内でいける比較的近場の島巡りのプランでした。
これにイギリス人女性達が行くから一緒に行けば、ボート代安くすむよっていう話。

旅の目的をボブは洞窟、ケティはシュノーケリングだといい、二人の管理人の間で話がいささか食い違っていたが、 いずれにせよ、南の島で泳げそうだし、便乗するのもいいかなと思ったのが始まりでした。

折しもこの日は日曜日。日曜日は地元の人たちがビーチに集まり、周りに商店が出店すると言う。
屋台がでるなら、そこでつまみを買ってビーチでうだうだするのもよいと思ったのだが、
「地元民が大勢来て、ステレオ鳴らして大騒ぎするからうるさい」とばっさり切り捨てる。
屋台はたいしたことないし、おすすめしないときっぱりと言い切られ、なんとなくツアー参加になびいた。

滞在しているオホイリリアー村はクリスチャンの村であり、日曜日は教会でミサがあった。
早朝のミサに参加するというイタリア人ルカ達を待ち、10時過ぎにボートは南へ向けて出発した。

問題の150万ルピアの集落。
150万ルピアを要求した集落
ワーバル島 Plau Warbal
ボートは旅行者6名、船頭2名の総勢8名を乗せ、南方向にエンジン全開で吹っ飛ばして行く。
ボートのバランスを取るために前、中、後ろとそれぞれ2人ずつに分かれて座り、 我々は言われるがままに真ん中の安定席へ。

イギリス人女性2人は特等席とばかりにボートの先端座り、心地よさげな顔で風を受けていた。
しかし、カメラでパシャパシャと写真など撮ったりして楽しそうにしていたのはものの10分足らず。
勢いよく飛ばす船の水しぶきがもろに彼女たちを直撃する。

この日は雲は多いが天気はまずまず。太陽も顔を出して絶好のピクニック日和ではあるのだが、
海の方はいささかご機嫌斜め気味。波が結構高かったのだ。

しかし、この日はミサのせいで出発時間が遅れたので、船頭はかまわず猛スピードでエンジンを吹かす。
船の切っ先が波にぶつかる度にばしゃん、ばしゃんと大きく水しぶきが上がり、イギリス人はずぶ濡れ。
濡れた体に吹きすさぶ風は相当堪えるらしく、「寒い!寒い!」と大騒ぎし始めた。

途中、いくつも養殖場や島のそばを通り過ぎたが、立ち寄るどころかスピードを緩めることもない。
このときは「まず一番遠い島に向かって、順番に北上するのかな?」と特に気にも留めなかったが、
後で振り返ってみると、そもそも旅行プラン自体がボブ、ケティの説明と全く違っていたのである。

出発してから2時間くらい経った頃、ようやく一つの島の付近で船のスピードが落ち始めた。
折しも時刻は昼過ぎ。目の前の島には真っ白なビーチが広がっておりランチを取るには絶好の場所といえる。

船尾にいるイタリア人と船頭達がなんだかごにょごにょと相談し始めたと思ったら、

「まずあっちに見える島の集落に行くから。ここで入島料50,000ルピアを払ってからビーチに戻る。」

やっと昼ご飯かと思ったのに、ビーチを通り過ぎ、村の中心地のお偉いさんに顔見せするらしい。

そういえば以前バンダ島に行ったとき、ハッタ島へ日帰りでシュノーケリングツアーに出たのだが、
あの時も船頭さんが「ハッタ島に上陸するなら一人10,000ルピア必要」と言っていた。
あのときは船を島に上陸させることはなく、ランチも海上、ボートの上で取ったのを思い出す。

マルク州ってパプアにも近いし、このあたりの民族は縄張り意識が強いのかなと想像したりして。
部外者が来る場合は、部落のえらい人に迷惑料を払うのがこのあたりの島のルールのようだ。

船頭はお金を受け取り代表で島に上陸して行ったが、なかなか戻ってこなかった。
30分ほどして村落から顔を出したかと思うと、今度はイタリア人の連れのインドネシア女性を呼び、
イタリア人が外国人代表として、インドネシア女性が通訳として村落の中に連れて行かれた。

さらに30分ほど経過し、ようやく戻ったイタリア人はえらい憤慨している。

「150万ルピア払えっていうんだよ!100ユーロだぜ!!」

単純に3で割ると50万ルピアの負担である。当時のレートで4000円ちょいと言ったところ。
ここまで来て払わずに上陸しないという選択肢はないらしく、なんとなく我々も払うしかなさそうである。
(とはいってもお金は宿に置いてきていたので立替えていただいた。)

高いんだか安いんだかわからないが、ともかく150万ルピアもの大金をルカが払ったところでようやく決着が付き、 船をビーチに着けることができた。この時点ですでに14時過ぎだ。

ようやくケティさんとその仲間達が作ったランチにありつける。

(長くなるのでさらに続く。)


コースターコテージが提示する周辺のアイランドトリップ情報の意訳(筆者の解釈)

ケイ群島 全体図
【ケイ群島全体図。クリックするとポップアップで拡大表示】
200を超える島へのボート、ホームステイのアレンジをします。 シュノーケリング、釣り、群島の姿を感じるのにおすすめです。
宿の南北の沖合に2つのグループの島があり、地元の漁師にこれらの島への旅を手配します。
ケイ・ベサール島、タミンバー・ケイ島、タヤンドへの航路の手配も可能です。

北の島への旅(Ngaf、Er、Ngodan)
シュノーケリングと2~3つの島巡りをする3~4時間のプラン。Ngof島ではランチと蟹の浜の散歩が楽しめます。 ケイ・クチル島周辺でシュノーケリングをするのに最も適しています。
料金:450,000~600,000ルピア/6人まで。 6人以上は大型船に変更。
南の島への旅(NaiとHoat)
シュノーケリングや真珠の養殖場などを巡る3~4時間のプラン。全てのシュノーケリングスポットを把握はしていないので、 泳ぎたい場所を見つけたら船頭に申し出る。
料金:450,000~600,000ルピア/6人まで。6人以上は大型船に変更。
Wap/Wabなどのケイクチル島南部
ほどんど一日中水の上にいる航路。昼食時間までにWap/Wabのビーチに到着するためにひたすら進む。900.000ルピアくらい。
タミンバー・ケイ島(Tanimbar Kei)
ケイ群島で最も昔ながらのケイの文化が残っている島。自然探索、シュノーケリングなどを楽しめる。 公共の交通手段が少なく、ボートと宿泊(民泊)を手配可能。要問い合わせ。
ケイ・ベサール島(Kei Besar)
火山、森林など手つかずの自然が残ります。釣りは東海岸、シュノーケリングは西海岸が適しています。 施設が整っていないため、交通手段と宿泊先を地元民の協力により手配可能。要問い合わせ。

コースターコテージ Rp 165,000~ 食事:朝30,000 昼・夜 40,000ルピア

Ohoililir Kei Kecil, Maluku
コースターコテージ:ニューコテージの部屋
ケイ・クチル島の西海岸沿いオホイリリアー村にあるビーチフロントの宿。
宿の目の前に真っ白な砂浜の海岸が南北4キロくらいに渡って広がる絶景が売り。 海は遠浅で波も穏やかなので家族連れでも充分楽しめる。
ただし、エアコンやホットシャワーはなく、発電機も備え付けられていないため、停電時はろうそく生活。そこそこのインフラがないと耐えられない方にはむかない。
部屋のタイプは4種類有り、タイプにより値段は異なるが、掃除が行き届いていて快適な滞在ができる。
持ち主が違う建物をボブとケティが管理を委託されて管理しています。

欧米人観光客に人気の宿で、長期滞在する人が多いため、繁忙期(クリスマス休暇等)はメールで予約をしておくと安心です。
シュノーケリングツアーなど各種アクティビティも手配してくれます。(詳しくはHP参照。)
コースターコテージニューコテージのマンディ ニューコテージの入口 共有ダイニング テラスからの海の眺め
ニューコテージのテラス ヴィラのテラス オールドコテージ ドクターの別荘

▼ インドネシア ケイ島旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2015.9月
100インドネシアルピア=約0.82円


■交通:ボート 300,000ルピア(宿ーワーバル島往復900,000ルピア/3組)
■観光:ワーバル島入湯料 500,000ルピア(150万ルピア/3組)
■宿泊:コースター・コテージ  220,000ルピア 食事 30,000~40,000ルピア

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で燃油サーチャージ込み60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ジャカルタ-ラングール航空券 片道15,000円~20,000円(予約クラス・レートによる。)
  たまたまアメリカの利上げ観測に伴う新興国通貨の巻き戻しルピア安で安く行けた。
 
 ケイ島へはマルクの州都アンボンの空港を経由しないといけません。
 飛行機以外にペルニ船もありますが、船は直前にならないとスケジュールが出ないため、
 時間に余裕がある人じゃないと使いにくいです。
 ジャカルタとアンボンを結ぶ航空機は、マカッサル経由の物もあるので注意が必要です。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。


旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト
Lonely Planet Indonesia

マルク州の情報が唯一載っているガイドブック。分厚いので私はこのガイドブックは切り刻んで必要な箇所のみを持っていきます。
重い荷物を持ち歩きたくない場合は、電子書籍版を購入するか、oney planetの公式サイトで売っているpdf版を必要箇所だけ 購入することも可能です。
ジャカルタなどと違って離島は急激に発展しないので、古い情報で旅しても問題は起こらないです。 むしろインドネシアの人は日本人に親切なので、指さし会話帳などを駆使しながら頼り切るのも有りですよ。


coaster cottage[英語]
savana cottage[英語]
agoda
ケイ・クチル島の欧米人に人気の宿2件の公式サイト。
宿泊案内の他、島の観光情報も掲載されていて参考になる。
ジャカルタの宿を予約。スカルノハッタ国際空港付近のトランジットホテルが豊富。