機上から見下ろしたスネークアイランド
【スネークアイランドを機上から見下ろす。干潮時にワーバル島とワハ島が繋がる?】

150万ルピアもの大金を払い、少し前に通過した美しいビーチにつけた。
そこは引き潮になると現れる砂浜で、数キロにわたって細長くうねった白い砂浜が形成されるため、
インドネシア人の間ではスネークアイランドsnake islandと呼ばれている。
スネークアイランドは干潮時には先ほど入島料を請求されたワーバル島と繋がる。
島のすぐ目の前の浜では海藻の養殖をしていたため、それを避けてかスネークアイランドの中腹付近でボートを下りた。
我々のランチボックスを抱えた船頭に続き、ランチを取るべく木陰を目指しつつ歩きながら、ふと沸いた疑問を口にした。

「あの。この島って有名な島かなにかなの?」

なんせ150万ルピアも取られたんである。確かにビーチは美しいが、オホイリリアーと変わらない。
見た感じ珊瑚礁があるようにも見えないし、ランチ休憩のためだけに立ち寄ったにしては150万ルピアは法外である。

「よくわからないけど、インターネットで鳥が沢山来るって書いてあった。」

鳥ねぇ・・・。でもそこいらにいるのは野良犬だけで小鳥すら飛んでいない。
なんだか腑に落ちないながらもそれ以上の情報はないようだったので、とりあえずそのまま昼ご飯に突入。
このときすでに14時である。ううむ。今日、晩ご飯、遅らせてくれたりは・・・しないだろうなぁ。

スネークアイランドについたペリカンの足跡
ペリカンの足跡(clickで拡大)
ランチジャーを広げ、皿とスプーンを手に取り、食べたい物を思い思いに取り分けていく。
弁当の中身は基本的に晩ご飯と同じで、魚、肉、野菜、ご飯。6人分なので野菜系が2品である。
常夏のインドネシアの島なので、きもーち味付けを濃いめにしてあった。

イギリス女性はこれまでの航路で水しぶきと強風との戦いで疲労困憊。
おまけに足下見られて大金を取られたルカも言葉もなく黙々と飯をかっ込む。
晩ご飯ではかなり話好きの面々なのだが、そんな元気もないようで、
時々思い出したように冗談を飛ばすことはあっても、会話はほとんどない感じ。

船頭たちは自分たちのお昼をもって島のどこかに行ってしまい、ご飯を食べ終わってみてもすぐに出発する様子もない。
暇に任せて勝手にビーチを散歩したり、紅藻の養殖場を除きつつ、泳いだりして遊んでいたら、
そのうちおのおのが勝手気ままにどこかに行ってしまい、なにがなんだかよくわからないのであった。
一体、シュノーケリングはいつやるのだろう???

島上陸から1時間以上、昼休みをたっぷりとったところでようやく船頭が島の中から顔を出し、
我々をボートに乗るよう促した。
島の先端まで散歩に出ていたイタリア男は戻ってきていたが、同行の彼女は一緒にいない。
見れば彼女はスネークアイランドの先端に留まっている。

「向こうで待っている彼女の近くまで船を出してもらえないか?鳥が来てるんだよ。」

目をこらすとうねうねと続く白い砂浜の先端に大きな鳥が飛来しているのが見えた。
ペリカンだ。
先ほど彼女が言っていたネットで話題の鳥とはペリカンのことだったようだ。

帰国後に調べると、このスネークアイランドはペリカンの大群を間近でみられることで有名で、
ペリカンの群れはオーストラリアからインドネシアまで飛来してくるらしい。
日本とは季節が真逆のオーストラリアはいま真冬。温かさを求めてインドネシアに来るとか。

青い空、水色に透き通った海、うねうねと細長いユニークな形の島に大量のペリカンが飛来する姿が観光客によりビデオなどに収められ、これがネットを通して拡散しているようだ。

ちなみにスネークアイランドは、ワーバル島のNgurtafur海岸から、隣のワハ島に向かって伸びます。
この2島が繋がるのかどうかはわかりませんが、海水が澄んでいるので、 上空から見ると繋がって見える。

一般にインドネシア人観光客はケイ・クチル島の西の中腹にあるDEPUTの町でボートをチャーターして行くようです。そこからワーバル島まで航行時間は1時間ほど。
我々は宿のあるオホイリリアーから行ったから2時間以上も荒れ海の中を航行する羽目になった。

どうもこのペリカン島の情報をどこかから仕入れたイタリア男のルカが「ペリカンを見に行くのだ!」と張り切ったのが今回のボートツアーのよう。
そういや昨日同行を求めたとき、「勿論だよ!」と、最も歓迎してくれたのはルカだった。
遠くてボート代が高いから、同行者を増やして負担額を減らしたかったんだろう。

さて、本来の目的(だったらしい)ペリカンを見つけたところで、ボートに乗りこみ、
ペリカンを刺激しないようエンジンを弱めながらゆっくりと大回りしながらペリカンのいる島の先端に近づいて行く。
その姿をひとしきり写真やビデオに収めたのを確認すると、船頭は宿方向に舵を切った。
撮影時間は10分も満たず。これだけ???

そして、結局、帰りもどこかの島に寄ることもなく、一直線にオホイリリアーに向かって北上した。
このあたりでようやく今回のツアーはペリカンのみが目的と悟ったくらいだ。
ケティもボブも言ってることが全然違うではないか。どこがシュノーケリングだ。洞窟だ。

しかし、たまたまワーバル島の入島料を巡ってもめた時間があったおかげで、舞い戻ってきたペリカンを見ることができたからよいが、 そもそもペリカンが目的なら、引き潮の時間とかペリカンが飛来する時間を考えて船を出さなきゃだめだろうに。
このツアーを企画したルカも、なんも考えてなかったくさい。

ちなみに帰路は「もう前はいや!後ろと変わってよ!」と荒れ海にかなりご立腹のイギリス人とルカが席を交換。
先端で悠々と座っていたのもつかの間、行きよりさらに荒れた波しぶきをもろにかぶり水浸しになっていた。
さらに間の悪いことに、ルカのカバンはアジアでよく見る民族柄の布バッグ。
そのバッグの外側のポケットにカメラを無造作に入れていたものだからカメラはあっさりとご臨終。
防水カメラじゃないなら、せめてビニールとかで防護しとこうよ・・・。

大半をほとんど荒れ海の上で過ごし、ご飯を食べて、ほんのちょっとだけペリカンを見て帰った1日。
誰もが疲労困憊しており、晩ご飯で集まった時に、昼間のことを楽しげに語る者は誰もいなかった。

ちなみに我々は翌日、単独で北へシュノーケリングボートを出してもらったんだけども、
・・・いましたよ、ペリカン。引き潮でGODAN島の前に小島が現れていたのです。

つまりスネークアイランドくんだりまでいかなくてもペリカンは見れる。

さすがにルカがかわいそうなんで言わなかったけど。そのくらいの空気はよめます。日本人。

マルク州ケイ諸島:ワーバル島 スネークアイランドへのボートツアー

干潮の時に現れるスネークアイランドは美しく、そしてたまにペリカンが来る。

スネークアイランド 真っ白い砂浜が綺麗
スネークアイランドに飛来したペリカンとおこぼれを狙った小鳥
スネークアイランドは干潮時に現れ、ワーバル島と隣のワハ島を繋ぐ道のように現れる。
ちょうど着いたときは完全な干潮の時間で、強い太陽の光に珊瑚礁でできた浜が輝くばかりであった。 この時期は夕方に潮が満ちていて、だんだんと島影が沈み始めた頃にペリカンが飛来した。
水が上がってくるのに合わせ流れ込んでくるお魚さんを狙っているのではないかと推測する。

島を歩いているとペリカンの足跡が残されていたので、我々が島に到着した少し前にも ペリカンは来た形跡はあった。ペリカンを見るかどうかは運なのかもしれませんね。

インターネットに掲載されているインドネシア人観光客の撮ったビデオなどを見ると もっと多くのペリカンが見られるらしいけど、まあ、数十羽でも見れただけマシだった。
これ、来なかったらもっと微妙な空気が流れたのだろうな。

 ↑↑写真が綺麗なので全てクリックで拡大するようにしてあります。↓↓
スネークアイランドに飛来したペリカンの群れ ズーム 船のエンジン音に気づいて飛び立つペリカン スネークアイランドに人影 人間が小さい 潮が満ちて島が消え始めたスネークアイランド

コースターコテージの昼食:ツアー用のピクニックランチ

6人分のランチパケット。ランチジャー
ツアーにでるときはボートの予約と一緒にご飯も予約しておきます。 どんなランチなのかと思ったら、ホーローの大きなランチボックスに6人分。 ご飯、インゲンの炒め物、イカンバカール、アヤムゴレン、テンペと盛りだくさんの内容です。
てっきり、ナシゴレンとかミーゴレンみたいな簡単な物だと思ったのですが。
この日は出発が遅めだったうえに、上陸で揉めたのでランチを食べたのは14時過ぎ。 晩ご飯までの時間が短いのは痛かった。

アヤムゴレンとイカンバカール テンペの煮物 インゲンの炒め物とご飯 一人分を盛りつけ

コースターコテージが提示する周辺のアイランドトリップ情報の意訳(筆者の解釈)

ケイ群島 全体図
【ケイ群島全体図。クリックするとポップアップで拡大表示】
200を超える島へのボート、ホームステイのアレンジをします。 シュノーケリング、釣り、群島の姿を感じるのにおすすめです。
宿の南北の沖合に2つのグループの島があり、地元の漁師にこれらの島への旅を手配します。
ケイ・ベサール島、タミンバー・ケイ島、タヤンドへの航路の手配も可能です。

北の島への旅(Ngaf、Er、Ngodan)
シュノーケリングと2~3つの島巡りをする3~4時間のプラン。Ngof島ではランチと蟹の浜の散歩が楽しめます。 ケイ・クチル島周辺でシュノーケリングをするのに最も適しています。
料金:450,000~600,000ルピア/6人まで。 6人以上は大型船に変更。
南の島への旅(NaiとHoat)
シュノーケリングや真珠の養殖場などを巡る3~4時間のプラン。全てのシュノーケリングスポットを把握はしていないので、 泳ぎたい場所を見つけたら船頭に申し出る。
料金:450,000~600,000ルピア/6人まで。6人以上は大型船に変更。
Wap/Wabなどのケイクチル島南部
ほどんど一日中水の上にいる航路。昼食時間までにWap/Wabのビーチに到着するためにひたすら進む。900.000ルピアくらい。
タミンバー・ケイ島(Tanimbar Kei)
ケイ群島で最も昔ながらのケイの文化が残っている島。自然探索、シュノーケリングなどを楽しめる。 公共の交通手段が少なく、ボートと宿泊(民泊)を手配可能。要問い合わせ。
ケイ・ベサール島(Kei Besar)
火山、森林など手つかずの自然が残ります。釣りは東海岸、シュノーケリングは西海岸が適しています。 施設が整っていないため、交通手段と宿泊先を地元民の協力により手配可能。要問い合わせ。

コースターコテージ Rp 165,000~ 食事:朝30,000 昼・夜 40,000ルピア

Ohoililir Kei Kecil, Maluku
コースターコテージ:ニューコテージの部屋
ケイ・クチル島の西海岸沿いオホイリリアー村にあるビーチフロントの宿。
宿の目の前に真っ白な砂浜の海岸が南北4キロくらいに渡って広がる絶景が売り。 海は遠浅で波も穏やかなので家族連れでも充分楽しめる。
ただし、エアコンやホットシャワーはなく、発電機も備え付けられていないため、停電時はろうそく生活。そこそこのインフラがないと耐えられない方にはむかない。
部屋のタイプは4種類有り、タイプにより値段は異なるが、掃除が行き届いていて快適な滞在ができる。
持ち主が違う建物をボブとケティが管理を委託されて管理しています。

欧米人観光客に人気の宿で、長期滞在する人が多いため、繁忙期(クリスマス休暇等)はメールで予約をしておくと安心です。
シュノーケリングツアーなど各種アクティビティも手配してくれます。(詳しくはHP参照。)
コースターコテージニューコテージのマンディ ニューコテージの入口 共有ダイニング テラスからの海の眺め
ニューコテージのテラス ヴィラのテラス オールドコテージ ドクターの別荘

▼ インドネシア ケイ島旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2015.9月
100インドネシアルピア=約0.82円


■交通:ボート 300,000ルピア(宿ーワーバル島往復900,000ルピア/3組)
■観光:ワーバル島入湯料 500,000ルピア(150万ルピア/3組)
■宿泊:コースター・コテージ  220,000ルピア 食事 30,000~40,000ルピア

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で燃油サーチャージ込み60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ジャカルタ-ラングール航空券 片道15,000円~20,000円(予約クラス・レートによる。)
  たまたまアメリカの利上げ観測に伴う新興国通貨の巻き戻しルピア安で安く行けた。
 
 ケイ島へはマルクの州都アンボンの空港を経由しないといけません。
 飛行機以外にペルニ船もありますが、船は直前にならないとスケジュールが出ないため、
 時間に余裕がある人じゃないと使いにくいです。
 ジャカルタとアンボンを結ぶ航空機は、マカッサル経由の物もあるので注意が必要です。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。


旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト
Lonely Planet Indonesia

マルク州の情報が唯一載っているガイドブック。分厚いので私はこのガイドブックは切り刻んで必要な箇所のみを持っていきます。
重い荷物を持ち歩きたくない場合は、電子書籍版を購入するか、oney planetの公式サイトで売っているpdf版を必要箇所だけ 購入することも可能です。
ジャカルタなどと違って離島は急激に発展しないので、古い情報で旅しても問題は起こらないです。 むしろインドネシアの人は日本人に親切なので、指さし会話帳などを駆使しながら頼り切るのも有りですよ。


coaster cottage[英語]
savana cottage[英語]
agoda
ケイ・クチル島の欧米人に人気の宿2件の公式サイト。
宿泊案内の他、島の観光情報も掲載されていて参考になる。
ジャカルタの宿を予約。スカルノハッタ国際空港付近のトランジットホテルが豊富。