シーポーからはバスで再びマンダレーに戻った。数日前泊まった宿はお湯の出が悪かったため、ガイドブックが「お湯がふんだんに出る!」とうたうガーデンホテルへ。駅から20分ほど歩かなければならないが、そもそもマンダレーの宿は他も駅から離れた場所に集まっているので、あとは値段と設備で好みの宿を探すべし!

これまでの旅程は各地に一泊ずつしかしておらず、結構忙しかった。今回も1泊の予定だが、とにかく昼間にマンダレーに着いたこともあり、宿に入ってすぐ一気に洗濯を開始!お湯もでるし、バスルームも広いし、申し分ないね。ここは。 ・・・と大喜びだった。

シャワーを浴び、洗濯も済ませ、ちょっとベッドにごろごろしたりして一息ついていた私。

「そろそろマンダレーの町でもぶらぶらしてこよっかなぁ。」なーんて思い、出がけにトイレに入ろうとバスルームのドアノブに手をかけた。

・・・開かない。

「いやいや、今、ドアノブ回す方向間違えたんだ。開かない訳ないもーん」と、たった今起こった出来事を瞬時に否定しているあたり、人間の頭の中って面白い。だって、これは私にとって想定の範囲外のことだ。

再びドアノブを回しにかかるがやはりピクリとも動かず。みっ、右っ。左っ。えっ、えっ、ちょっと待て、なんで、なんでなんで???あ、開かない~?!

サッカー鑑賞
【みんなでサッカー鑑賞】
タイガーカップだそうです
(シンガポールのビール会社)

がっしゃーーん
【鏡が大破!】
もーーー、大パニック。だってね、自分ちでもそうだったけど、こういう中からポチッとボタンを押してロックするタイプの鍵って、多少「遊び」があるじゃないですか。
がちょ、がちょやってるとロックがはずれてドアが開いたりして、子供の頃、なんどもいたずらでトイレのドア開けられたもん 、あたし。

でも、この宿のドアはほんとーにピクリとも動かなくて、サーーーーーっと顔が青ざめました。っつーか、なんでバスルームに鍵なんかつけるんだよぅ。そもそも何で鍵がかかっったんだよぅ。もしかして、あたしがやった???え~、憶えてな~い。

たまたま廊下をうろうろしていた従業員を捕まえ、「ここがロックされてるんです!!」と必死で訴え。ことの次第を理解したにいちゃんは、さらに下っ端ぽい違う従業員に鍵を持ってくるように命じた。

十数分後、下っ端くんは鍵が鈴なりのキーホルダーをじゃらじゃらと音を立てながら持ってきて、一つ、一つ鍵を鍵穴に刺してはがちょがちょっとノブを回そうとする。・・・開かない。

「貸せ、オレがやってみる」「いや、こっちじゃないか」「回し方がこうだろ」ってな感じ。気がつけば三人がかりで奮闘し始めた。別の鍵を取りに行ったり、作業する人間が入れ替わったり。鍵が開いたのは、30分後くらいだったろうか。

ホッとした。だって、開かなかったらバスルームにある洗面道具がっ。あれもこれもバスルームの中に置いてあり、部屋を変われ!なんて言われた日にはどうしようかと思った。よかった~。

「よし!気を取り直して観光、観光」部屋のクローゼットに準備していたサブバッグを手に取り、すっくと立ち上がったその瞬間、信じられないことが起こった。

ぐあっしゃーーーん。

なんと。クローゼットの上半分が私めがけて倒れ込んで来たのである。

チェックインして大量の洗濯済ませたが、この部屋には洗濯ロープを結びつけられる突起のようなものが全くなく、仕方なしにクローゼットのハンガーかけにぐるんと紐を通した。
このクローゼットは上下セパレート式(単に二つの箱を重ねただけ)で、しかも軽い素材で出来ており、洗濯物の重みで動きそうだったのでおもり代わりに自分のバッグをクローゼットの中に置いた。

おもりを外したら倒れてくるわな。そりゃ。

とにかく、ボーゼン。バスルームの鍵開かなくなった事件が解決し、すっかりふぬけになっていた私に再び襲いかかった珍事件。

 ・・・どうやって説明しよう。ばっくれ・・・るわけにはいかないよなぁ。さすがに。

お風呂場のことがあった直後名だけにさすがにすぐには切り出せず、チェックアウト寸前にようやくフロントへ。
「クローゼット壊しちゃった!」の一言に、フロントのおにいちゃんもただでさえ大きな眼を見開いた。なかなかないよな。こんなこと。

「弁償します。修理代、いくら払えばいいですか?」
「調べるからちょっと部屋で待ってて」


言われたとおり部屋で待つと、その間にルーム係の女の子が派遣されてきて掃除を開始。
くすくす笑いをこらえながら粉々に砕け散った鏡の破片を片づける。
。・・・バツ悪いなぁ、ほんとに。

結局、壊れたのは鏡がついた方の扉が一枚だけだったので、その部分の修理代だけで済んだよう。
部屋代の15ドルにプラスして、修理代5000K(500円くらいだったかな)と、思っていた以上に安かったことには安心したが、穴があったら入りたいくらい、非常に恥ずかしかった・・・・。