カテキン卵
【日本で調達のカテキン卵】
子供の頃の私は風呂嫌い。風呂に入るという行為が面倒くさかった。
入らないで済むのなら入りたくないが、仕方なしに入っていたのだ。
だから若いときは「温泉に入りに行く」と言う人の気持ちがよくわからなかった。
温泉も「どこかに遊びに行くついでに立ち寄るところ」という位置づけだったので、 温泉だけが目的で出かけることなどなかったのである。

しかしそのうち「旅行に出る」という行為に目覚め、ついでに温泉にも立ち寄るようになった。
温泉好きの旅仲間ができたことや、海外で日本と違った温泉を見つけて入るのも面白い。

というわけで、旅の初心者でも楽に国境越えが体験できるマレー半島縦断を、温泉、島など巡りながら 楽しんできた旅行記です。
穏やかな南国なので、面白いハプニング、エピソードは全くないことをご理解くださいませ。

どうせやるなら温泉卵!と日本から卵を調達していったほどです。
だって、東南アジアの卵は半熟で食べられるのかどうかわかんないから。
(卵かけご飯などはやめたほうがよいそうですよ。)

サーイターイのチケット売り場
【サーイターイのチケット売り場】
早朝に成田空港を発ち、台北経由でバンコク入りした。 中華航空でバンコクに入る場合の最短のルートで、バンコク着は16時過ぎ。 これからタイでの最初の目的地、前回の訪タイでツボにはまった温泉町ラノーンに向かう。

ラノーンはバンコクから約550キロほど下ったところにある。ちょうどマレー半島が細くくびれたあたりで、西側にはすぐミャンマーが見える。

途中の町をすっ飛ばし、一気に550キロ下るのだから、効率を考えると夜行バスが望ましい。
ラノーン行きのVIPバスは20時発の1本のみ。これを逃すと1日ロスるので、空港から直接バスターミナルへ向かうことにする。

ちなみに、バス停で日本人のおにーちゃんに「カオサンですか?」と聞かれ、「いえ、サーイターイ(南バスターミナル)なんす」と答えましたが、サーイターイに行くのにはカオサンの目の前を通るので、カオサンに行く旅人と途中までタクシーをシェアするのも有りでしょう。
と、こんなことゆってると「そういうのを白タク行為と言うんだよ」って注意されましたけども。

サーイターイに着くと、ラノーン行きの切符売り場を探した。
バンコクに乗り入れているバス会社はとっても多く、切符売り場は会社ごとにあちこちに散らばっているのだ。
タイ語の読めない外国人には結構つらいが、「いーや、あたしはVIPに乗るのよ」と言い続けると、他社の窓口もちゃーんと教えてくれる。
3列シートのVIPバスを求め、さまようこと数十分。やーーっと、999社の窓口を発見!

ラノーン行きは1日一本。チケットは残り3枚。ぎりぎりだ~。

チケットを手にした時は、既に18時近かったように思う。
この時間のバンコクの道路はいつも大渋滞。バスの出発まで2時間あるが、2時間ぽっちじゃ外にご飯を食べに行くこともできない。この場所にちゃんと帰ってこれるかは怪しいもの。
ホントはヤワラーでフカヒレ~!の気分だったのだが、しょうがないのでその辺の食堂で夕食を済ませることにした。

はじめ出された英語のメニューには、カオパットやら、バミーやら、タイにいる外国人が好んで食べるようなご飯物や麺の一品料理がずらずらっと並んでいた。しかし、周りのタイ人を見る限り、もっとうまそうなおかずをたっぷり頼んでるではないか。

読めないタイ語のメニューを要求し、お姉さんを引き留めては、「これはなんだ」「じゃあ、こっちは?」と質問攻め。最終的には、タイ語のメニューの写真を見ながら適当に注文するという、店にとっては迷惑きわまりない客だった。

しかし、そんな迷惑行為の罰があたったのかなんなのか、出てきた料理には結構驚いた。
注文したイカと野菜の炒め物は、イカがたっぷりで、わずかな野菜と大量の唐辛子と生胡椒で味付けがしてあった。

生胡椒は炒めてあるはずなのにとても青臭く、渋いような辛いような不思議な味でちっともうまくない。
逆に唐辛子は万願寺唐辛子のような感じ。それほど辛くなくうまみを上手に引き立てているように思える。

この胡椒さえ無ければイカと唐辛子のオイスターソース炒めって感じでよかったかなぁ。
だったら胡椒を避けて食べればいいのだが、つい意地になってむさぼり食うあたり、かなりの負けず嫌い。

調べたところによるとタイでは生胡椒は結構ポピュラーに使われる香辛料で、唐辛子よりもその歴史は古いらしい。

そして、極めつけは、幅広麺のあまーい汁麺。

サーイターイの甘い麺
【サーイターイの汁太麺】
タイの料理は辛くて甘くて酸っぱいものが多いイメージだが、麺料理の場合、すごく薄味なものが多い。
そして、テーブルに備え付けられた4種類の卓上調味料(砂糖、ナムソムプリック、ナムプラープリック、プリックポン)で自ら好みの味に仕上げるの普通だと思っていたからである。

話によると、エカマイ(東北バスターミナル)の周りは、東北地方の味付けをする屋台が多いそうである。
ということは、タイの南の地方では、こういうアマアマの料理ばっかりが出てくるのだろうか?
もしかして、このお店が調味料の配分を間違っちゃっただけかなぁ?(そうであることを祈る。)