トルコ横断旅:イラン国境の町ワンまで飛ぶ。
ワン湖。音に出してみると犬みたいですが、ワンにある湖です。
ここから徐々に西へ移動し、イスタンブールに近づいて行くような形で旅をする予定。
ワンに飛んだのはあまり深い理由はありませんが、強いて言えば塩湖を見てみたかったこと。
そして、イランの国境を抜けてきた旅人が必ず通る町なので、なんとなく面白そうというかちょっと見てみたかったのです。 やっぱり日本は島国なので、広大な陸路を抜けてくるというシチュエーションには憧れるかなぁ。
ワンへのフライトは窓の外の景色に釘付けになりました。
イスタンブールからトルコの内陸部を抜ける間の景色はほとんど茶色い荒野という感じ、思っていた以上に緑が少なく、町があれば申し訳程度に緑があるくらい。
例えばこれまでよく旅した東南アジアなどは、森(ジャングル)と田圃と畑だらけで、その緑の隙間につーーーっと赤土の線が入っているのが鉄板です。 要するに轍のところだけが茶色く筋状に見えるのです。
日本も水が豊かで緑があふれる国ですが、こうも違う物なのだなぁとまったく違う気候風土をまざまざと見せつけられた感じです。
遊牧民が緑を求めて移動するというのは要するにこういうことだ。
そして、この飛行機は着陸がまた迫力。
ワン湖は面積が3713km2と琵琶湖の5倍以上もあるので、湖面というより海が現れたかの様。対岸まーったく見えません。
着陸態勢にはいると飛行機の機体が小さいのも手伝って、あれよあれよと湖面が目の前に迫り来る。
「このまま墜落するんじゃないか~」とぎゅっと歯を食いしばりつつ、湖のすれすれの低空飛行が楽しかった。 大きい飛行機だと機体が大きい分ここまでの迫力はでないと思われます。
ジェットコースターに乗っているみたいな気分でした。ただの飛行機でここまで楽しめてラッキーです。
ワンの町並みなど
ワンはイランから旅行者が入ってくるイメージでしたが外国人らしき人は若い韓国人のみ。 道路標識にはトルコの町の名前じゃなくて「イラン」とか書いてあって、ちょっと国境越えたい衝動にも駆られた。町の見所はワン湖とワン城跡くらい。 この時期のトルコはあまりに暑いのでワン湖のほとりでのんびりしようとドルムシュに乗ったが、親切なおじさんが城のそばで車を止めてくれた。そして、なんとなく地元の子供がたむろっている場所から柵の中に入ったらいつの間にか城壁を越えてしまい、結局無断入場である。
この城跡は大変見晴らしが良く町を見下ろしていると偉くなった気分になる。 馬鹿と何とかは高いところが好きではないですけど、支配層が高いところに城を建てるのは防犯上などの意味だけではないとつくづくわかる。
この時期のトルコは馬鹿みたいに暑いですが、麓に降りると澄んだ水が流れる小川があったりして、木陰のひんやりした空気がとてもさわやかです。 これも乾燥した空気のなせる技かも。 水があるから人が住み、町ができる。いわゆるオアシスか。
渇いたのどに甘くて暖かいチャイがまた至福の味となります。
トルコってテレビで見るのはエキゾチックなイスタンブールかパムッカレくらいですけど、やっぱり広いだけあっていろいろですね。 もっと日本のメディアもお金をかけて取材してくれればいいのに~って思います。 あれだけ親日な国だし、日本人も行き来すると思うんですけど。 (飛んでイスタンブールは私の世代でも知りませんし。)
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