トルコ横断旅:隣の部屋と鍵が同じホテルに屋根が吹っ飛ぶバス。
ワンではジュムフリエット通りにある大きなホテルに宿泊した。
古そうな作りの建物でしたが、中身は清潔。30リラのシングルの部屋はトルコ式トイレ、40リラのツインの部屋は西洋式のトイレのお部屋。 ロビーのカーペットは真っ赤でなかなか渋い感じです。
通りとは逆側の静かな部屋を選びチェックイン。
長時間のフライトから介抱されようやく一息をつけると思ったら、トイレの便器に便座がないし、シャワーのお湯をひねってもお湯が出てこない。 チェックインの前にきちんと確かめなかったせいでなかなかくつろげない。
「これは部屋を換えてもらわねば・・・結構高い宿だし。」
部屋をでて、廊下にいたルームメイクのおじさんにゆったのです。
「お湯がちゃんとでないし、便座が壊れてるからほかの部屋に換えたい」と。
「じゃあ、隣の部屋に移りなよ」と目配せするおじさん。
(つまり言葉を使って会話をしていたわけではなく、身振り手振りで会話をしていた。)
隣に移って、蛇口をひねればきちんとお湯が出るし、便座もちゃんとある。
「この部屋にします!」とにこやかに意思を伝えると、おじさんは満足げな顔をして立ち去ろうとした。
え?へやの鍵は?
最初にチェックインした部屋の鍵を見せ、鍵をくれるよう意思表示をすると、「ノープロブレム。これで開くよ。」と 我々の持っている鍵で隣の部屋の鍵も開け閉めできるではないか。
これじゃ鍵の意味ないだろ・・・。
これまでの海外旅行経験の中で隣の部屋と同じ鍵を使っているホテルに泊まるのは二回目だ。
とりあえず鍵をつけているだけっていうか、隣と一緒じゃ意味ないでしょ。
せめて、階を変えるとかできないのかなぁ。トルコだって泥棒多いっていうじゃないか~。
こういうのを見ていると、たまたま今回こういう事実を知っただけで、今までもこういう宿は当たり前にあったのかもしれない。
パキスタンでも隣の部屋と鍵が同じホテルに泊まったことあるし。
(参考:インドパキスタン旅行記 ラホーール、おそるべしっ。泥棒宿でなくても泥棒宿になり得る環境が怖い。)
快適な部屋になったし、貴重品は持ち歩くからと、1泊だけだしそのまま泊まっちゃいましたけど。
治安の悪い町だったら貴重品を外に持って行けないのでこういうホテルじゃ大変困る。
旅人は旅の資金を全財産持ち歩くからこういうとき困ります。いやはや。
トルコ東部の町ワンからバスに乗り、ディヤルバクルに向かった。
初めてのトルコ旅行で、移動手段とか言葉とか少々びびっていた私。 バスはベンツ製でデラックスだし(アジア人はベンツ=高級のイメージをどうしても持つ)、 トルコは私のイメージするアジアから少々離れていた。 ここまで日本車が少ない国は初めてだったのだ。
ワンからディヤルバクルまでは、飛行機からも城からも眺めたワン湖をぐるりと回ってゆく。
道路がぴかぴかに整っていて、しかもバスはベンツなので、すーいすいすーいすいと順調に進んでいく。
国境に近い町なので、検問が何度もあったのは面倒くさかったが、それをのぞくとすーいすい。
そしたらですね。順調に行っていたかと思ったところで、「ぶおん」とへんな音がしたんです。
いま確かにそこの窓を何かが横切ったっ!なんだ!?
私だけでなく、周りの乗客も一斉にみんな窓の外を見たんです。みんな後ろを振り返るんです。
そしてキキキキーーーっとバスが停車したんです。
ぷーっ。ぷーっ。ぷーっ。ぷーっ。
バスは当たり前の様に湖の畔に走る国道をそのままバックしていきます。
ほどなくバスは停車。乗客の目線を追うとこんな感じです。
野原に白い物体が確認できます。
そして。寄ってみるとこんな感じです。
わかりますよね。
私の中ではデラックスなはずのベンツのバスから何かが吹っ飛んだ。おおっと。
車掌、走りま~す!
(この写真の車掌は走ってないが。)
・・・確保!!
ドライブインに着くと、何気に掃除されている我がバスです。
トルコではこういう長距離バスの休憩所では必ずバスの清掃サービスがありました。 競争の激しいバス業界。
いくら中身がきれいでも外見がほこりまみれではお客は離れて行きます。
清掃しているお兄さんの頭の上をみたらこうでした。
さっき、吹っ飛んだのは屋根!
結局、このはずれた屋根はどうしたかというと、
まず、客室内に収納されそうになりました。
でも、でかすぎて無理でした。br /> 結局貨物室に収納されました。
どうもそのうち屋根を貼り付ける模様です。
「途中の町で修理を始められたらいやだなぁ」と少々不安になりましたが、結局、2回目に止まった昼休憩のレストランで、ワンに向かう同系列会社のバスに託されました。ディヤルバクルからワンに戻ったところで修理に回されるようです。
私はアジアの旅ばかりしていて、トルコのちょっとこれまでのアジアとは違った雰囲気に多少不安を持っていた旅の始まりでした。
日本をはじめとした東アジアではベンツは高級車のイメージですし。
しかし、きっとドイツでこうやってバスの屋根が吹っ飛ぶところとかないでしょう。
もしかしたら中古車の払い下げなんかなぁ。
緊張がほぐれたところで、ワンから次の街に向かいます。
なんかちょっと楽しくなってきた
古そうな作りの建物でしたが、中身は清潔。30リラのシングルの部屋はトルコ式トイレ、40リラのツインの部屋は西洋式のトイレのお部屋。 ロビーのカーペットは真っ赤でなかなか渋い感じです。
通りとは逆側の静かな部屋を選びチェックイン。
長時間のフライトから介抱されようやく一息をつけると思ったら、トイレの便器に便座がないし、シャワーのお湯をひねってもお湯が出てこない。 チェックインの前にきちんと確かめなかったせいでなかなかくつろげない。
「これは部屋を換えてもらわねば・・・結構高い宿だし。」
部屋をでて、廊下にいたルームメイクのおじさんにゆったのです。
「お湯がちゃんとでないし、便座が壊れてるからほかの部屋に換えたい」と。
「じゃあ、隣の部屋に移りなよ」と目配せするおじさん。
(つまり言葉を使って会話をしていたわけではなく、身振り手振りで会話をしていた。)
隣に移って、蛇口をひねればきちんとお湯が出るし、便座もちゃんとある。
「この部屋にします!」とにこやかに意思を伝えると、おじさんは満足げな顔をして立ち去ろうとした。
え?へやの鍵は?
最初にチェックインした部屋の鍵を見せ、鍵をくれるよう意思表示をすると、「ノープロブレム。これで開くよ。」と 我々の持っている鍵で隣の部屋の鍵も開け閉めできるではないか。
これじゃ鍵の意味ないだろ・・・。
これまでの海外旅行経験の中で隣の部屋と同じ鍵を使っているホテルに泊まるのは二回目だ。
とりあえず鍵をつけているだけっていうか、隣と一緒じゃ意味ないでしょ。
せめて、階を変えるとかできないのかなぁ。トルコだって泥棒多いっていうじゃないか~。
こういうのを見ていると、たまたま今回こういう事実を知っただけで、今までもこういう宿は当たり前にあったのかもしれない。
パキスタンでも隣の部屋と鍵が同じホテルに泊まったことあるし。
(参考:インドパキスタン旅行記 ラホーール、おそるべしっ。泥棒宿でなくても泥棒宿になり得る環境が怖い。)
快適な部屋になったし、貴重品は持ち歩くからと、1泊だけだしそのまま泊まっちゃいましたけど。
治安の悪い町だったら貴重品を外に持って行けないのでこういうホテルじゃ大変困る。
旅人は旅の資金を全財産持ち歩くからこういうとき困ります。いやはや。
そして、布団がふっとんだ(うそ)。いえ、バスの屋根が簡単に飛んでいきました。
初めてのトルコ旅行で、移動手段とか言葉とか少々びびっていた私。 バスはベンツ製でデラックスだし(アジア人はベンツ=高級のイメージをどうしても持つ)、 トルコは私のイメージするアジアから少々離れていた。 ここまで日本車が少ない国は初めてだったのだ。
ワンからディヤルバクルまでは、飛行機からも城からも眺めたワン湖をぐるりと回ってゆく。
道路がぴかぴかに整っていて、しかもバスはベンツなので、すーいすいすーいすいと順調に進んでいく。
国境に近い町なので、検問が何度もあったのは面倒くさかったが、それをのぞくとすーいすい。
そしたらですね。順調に行っていたかと思ったところで、「ぶおん」とへんな音がしたんです。
いま確かにそこの窓を何かが横切ったっ!なんだ!?
私だけでなく、周りの乗客も一斉にみんな窓の外を見たんです。みんな後ろを振り返るんです。
そしてキキキキーーーっとバスが停車したんです。
ぷーっ。ぷーっ。ぷーっ。ぷーっ。
バスは当たり前の様に湖の畔に走る国道をそのままバックしていきます。
ほどなくバスは停車。乗客の目線を追うとこんな感じです。
野原に白い物体が確認できます。
そして。寄ってみるとこんな感じです。
わかりますよね。
私の中ではデラックスなはずのベンツのバスから何かが吹っ飛んだ。おおっと。
車掌、走りま~す!
(この写真の車掌は走ってないが。)
・・・確保!!
ドライブインに着くと、何気に掃除されている我がバスです。
トルコではこういう長距離バスの休憩所では必ずバスの清掃サービスがありました。 競争の激しいバス業界。
いくら中身がきれいでも外見がほこりまみれではお客は離れて行きます。
清掃しているお兄さんの頭の上をみたらこうでした。
さっき、吹っ飛んだのは屋根!
結局、このはずれた屋根はどうしたかというと、
まず、客室内に収納されそうになりました。
でも、でかすぎて無理でした。br /> 結局貨物室に収納されました。
どうもそのうち屋根を貼り付ける模様です。
「途中の町で修理を始められたらいやだなぁ」と少々不安になりましたが、結局、2回目に止まった昼休憩のレストランで、ワンに向かう同系列会社のバスに託されました。ディヤルバクルからワンに戻ったところで修理に回されるようです。
私はアジアの旅ばかりしていて、トルコのちょっとこれまでのアジアとは違った雰囲気に多少不安を持っていた旅の始まりでした。
日本をはじめとした東アジアではベンツは高級車のイメージですし。
しかし、きっとドイツでこうやってバスの屋根が吹っ飛ぶところとかないでしょう。
もしかしたら中古車の払い下げなんかなぁ。
緊張がほぐれたところで、ワンから次の街に向かいます。
なんかちょっと楽しくなってきた
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