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休暇シーズンはメコンデルタ渋滞に注意。寝台バスを選べば楽ちん♪

コムスーン 豚バラのせご飯
【久々のベト飯は豚バラのっけ飯コム・スーンからスタート!】
9年ぶりのベトナムは前からずっと行きたかったコンダオ島。
しかし、ベトナムの連休とドンピシャに当たってしまい、行きの船の確保に四苦八苦したのがこの前の話。
(≫ ベトナムの休暇シーズンで交通確保に四苦八苦。スケッチトラベルに感謝!
昔のように行き当たりばったりで、現地で交通手段を確保しながら移動してたら島にたどり着けませんでした。
長い休暇を取れなくなった今となっては、事前に下調べが大事になってきていると感じる今日この頃。

さて、ホーチミンシティ(以下、サイゴン。)着は深夜のフライトで、初日はホテルに入って寝ておしまい。
翌日はチケット確保でお世話になった旅行代理店のスタッフ宛で、お土産の品を送りに行ってからチェックアウト。
今回のサイゴンはちょっと贅沢にクラシックホテルを利用したので、ほぼ寝ただけだったのが惜しかったけど、
このときの私はベトナムの連休を舐めていたというか、のんびりしている場合ではなかった。


サイゴンの次の目的地はメコンデルタ周辺地域の街であるソクチャンです。
ミトーやカントーなどと同じく南方面なので、バスはミエンタイバスターミルから出発します。
サイゴン中心部からミエンタイバスターミナルへはベンタイン市場前のバスターミルからバスにのるはずなのだが、
サイゴン大開発の影響でバスターミナル自体が消え去っていました。

とはいえ、バスターミナルがあった周辺の道路にレーンが設けられ、列車のホームのように歩道が作られていたので、
「バスターミナルをバス停に変更したな」というのが一目瞭然だし、電光掲示板の数字はバスナンバーに違いない。
ミエンタイバスターミナル方面の進行方向で、「2」と表示されたレーンでおとなしくバスの到着を待ってみた。

時刻表がないのが落ち着かない物の10分も経たずにバスが来て、車掌に「ミエンタイ」といえばこくりと頷く。
ほっと胸をなで下ろし、ミエンタイに着いた時にはすでに12時を回っていた。

ベトナムの食堂 サイゴン
切符を買ったらここで昼ご飯
ベトナムが9年ぶりなら、ミエンタイバスターミナルも9年ぶり。
ずらっと並んだバス会社の窓口を見ても、「こんなだったっけ?」といまいち記憶が定かではない。
(9年前の旅行記を見ると、同じようにこの場所で切符を買っていた。)

ソクチャン行きがあるバス会社の窓口を一通り見て回り、一番高い料金のバスを選んだのだが、実はこれが大正解だったのだ。
ちょっとケチって最安値のバスにしていたら、本当にきつかったと思う。
ちなみに一番高いバスはサイゴンからソクチャンまで180,000ドンで、安いバスは135,000ドン。
その差額45,000ドン。日本円に換算すると250円弱ってところ。
しかし、この差額が後の長時間の大移動にかなり大きく響くことになる。この時の自分の直感を褒めてやりたい。

「ソクチャン行きは15時半だけどいい?」

この日は4連休の初日。当日買って3時間待ちならいい方だと思うしかない。
代金を支払い、食堂でお昼ご飯を食べて潰せた時間は30分程度で、後はひたすら2時間以上ひたすら待つのみである。
切符を購入したバス会社の駐停車場所を視界の隅に確保しつつ、周辺の人の動きを見つつの3時間。

「ねえ、そろそろバス来るんじゃないの?」

出発の時間間近になって、スタッフに訪ねると「まだ待合室に座ってろ」と身振りで促す。
暑い中、3時間以上待ってるのに、バスが遅れているっぽいのには正直萎えた。

MY DUYEN社のバス ソクチャン行き
ドライブインで休憩した時には
とっぷりと日が暮れていた。
ホテルを出てからミエンタイバスターミナルまでだいたい1時間。
バスターミナルで待ったのは遅延を入れて4時間ってとこでしょうか。
ここまでは想定の範囲としても、さらにこの後も連休のすごさを思い知ることになる。

ところで、メコンデルタっていうのは、メコン川の恵みを受けたこの周辺の三角州地帯のことをいいます。
悠久のメコン川。これがどーんと太く流れているというわけではなくて、無数の支流に分かれながら流れてます。
周辺地域はその川の恵みを受けた穀倉地帯となっていて・・・なんて社会で習ったりしたはず。

要するに、その辺りの地域に行こうとするとその周辺に無数に流れる川を渡んないといけない。
昔は悠久のメコン川を巡るメコンデルタのボートツアーなんて、外国人観光客に人気だったりしましたけど、
ベトナム人が一斉に大移動しようとすると、この川が邪魔をして大渋滞を引き起こすのです。

「あっれ~?なんか昔、日本のODAで橋とか作ってなかったっけ?」なんて思ったりしますけど、
橋だってもっと増えてるんだけど、そんなんじゃ追いつかないくらいに、車が増えているのだ。
発展著しいベトナムです。自家用車もバスもトラックも増えに増えているに違いない。

サイゴンからカントー行きの道路の渋滞
とにかくひたすら渋滞。
サイゴンからソクチャンまで。通常の時期なら順調に進んで5時間かかる。
それが7時間くらいは平気でかかった。
しかもバスの終点はソクチャンじゃなかったので、町の北側にあるバス会社の事務所前で下ろされて、 せっかくバスターミナルのすぐ横の宿を予約していたのに、ソクチャンに到着したらしたで、今度は地理がわからず右往左往である。
(バス会社が車で宿まで送ってくれたけど、同じ宿の別館に連れて行かれ、踏んだり蹴ったり。)

さて、高いバスと安いバス。45,000ドンの差額がどこで生きたのかというお話ですが、
実は料金が高いバスは寝台バスでした。

座席はすべて160度くらいに傾いていて、前の席の人の背もたれの下に後ろの座席の人が足を入れられます。
足を伸ばしてごろんと寝転んでいられるので、渋滞にはまろうとぜーんぜん苦痛じゃないのだ。

ベトナム 寝台バスの車内
寝台バスの車内。私は一番後ろの座席を陣取りました。
3列の座席が2段になっているので、収容人数もそこそこ。
今回みたいに乗客が多いときには補助席のごとく、通路に座布団をひいて、乗客を座らせちゃう。(寝てるけど。)
車内にくまなくベッド形状の座席を敷き詰めているので、長距離バスなのにトイレがないのが難といえば難ですが、 まあ、ちゃんとトイレ休憩あるのでね。(今回みたいに渋滞したらきつい人もいるだろうけど。)

対する安い料金のバスはといえば、一般的な普通の座席のバスです。
順調に走れば快適だけど、渋滞で半日閉じ込められるのはきつい!エコノミークラス症候群になっちゃうわ~。
いやー、よかった。ケチらなくて!!

日本でもこういうの運行してくれれば夜行バスも移動の視野に入れるのに!と思いますけども、
安全性の問題とか、JRとか航空会社の経営を圧迫するので、そっちから政治サイドに圧力とか来て、
まず間違いなく、これが許可されることはないであろう。
どんなに座席が広くても、私は今の日本の長距離バスは眠れなくてだめです。
(旅先でどうしても終電間に合わなくて使ったことありますが、若い頃のように寝れない。。・゚・(ノД`))

ベトナムでバスでの長距離移動の際には是非お試しを!

この日に食べたもの・泊まったホテル

濃いおかずにご飯の組み合わせの定番ベト飯の日

コム・スーン [豚バラ焼きご飯] 朝食はホテルでゆっくりとブンなどをいただき、昼は食堂でコム・スーン [豚バラ焼きご飯]。 晩ご飯はソクチャンについてからゆっくり探そうと思ったら、渋滞にはまって、バスの途中休憩中にドライブインで食べることになりました。
コム・トム・リム [海老の甘辛炒め煮]コム・ビット・コー・グン [アヒルの生姜煮]です。 トイレに行きたくなったら怖いので、水分は極力取らず。濃いおかずでご飯をかきこみます。
しかし、ベトナムのご飯はうまかったなぁ。米がおいしかったです。(注:日本の米とは違う長粒米です。)
トム・リム tôm rim (ram) [海老の甘辛炒め煮] ビット・コー・グン アヒルの生姜煮 コム・トム・リム 海老の甘辛煮定食

グランドホテルサイゴン

グランドホテルサイゴン外観
8 Dong Khoi Street, District 1, 1区, ホーチミン

ドンコイ通りにある有名なクラシックホテル。3階建ての旧館とタワー棟がくっついた構造で、もちろん泊まったのは旧館側。
三角形の形をしたちょうど先端部分(角部屋)にしてもらえたので、とにかくものすごく広くて部屋の移動がいちいち大変(笑)
深夜着のフライトだったので、ほとんど寝るだけの滞在だったのはもったいなかったくらいです。
朝食はまあそれなりに普通の味。一般的なベトナム、洋食、中華朝食ですかね。種類は豊富で好みの物を選べます。
グランドホテルサイゴン角部屋 グランドホテルサイゴン朝食例

ベトナム旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2018年4~5月
100ベトナムドン=約0.5円
■交通:バス(ベンタイン市場-ミエンタイバスターミナル)20,000ドン、長距離バス 180,000ドン
■宿泊:グランドホテルサイゴン 144ドル
■食事:豚バラ焼きご飯 25,000ドン、海老の甘辛炒め煮ご飯 60,000ドン、アヒルの生姜煮ご飯 55,000ドン
■買い物:水 9,000ドン、ビール 13,000ドン
■その他:トイレ 2,000ドン/回、郵便小包 19,000ドン

■成田-ホーチミンシティ航空券 直行便で燃油サーチャージ込み60,000円前後~。
 (参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ホーチミンシティ-コンダオ航空券 片道8,000円くらい
旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト

地球の歩き方ベトナムもソクチャン、コンダオ島の情報がともにうっすら載っていますが、少なすぎるのでロンプラを買いました。 ロンプラは分厚すぎるので、必要な章だけをPDFで購入したり、行き先によって使い分ける。
ロンプラの欠点は毎年改訂しないことですかね。 今の時代は最新の情報はネットで調べて、整合性を取るのがベターです。
あと旅の指さし会話帳 は今回も役立ちました。

使ったwebサイト|Super Dongベトナム航空Booking.com agodaスケッチトラベル