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プレソンクラン:レンタカーでペッブリー。宮殿、ノンヤプロン温泉、黒タイ族村。

ペッチャブリーカオワンにいた猿
【ペッチャブリーのカオワンで見かけた猿。歯に何かが挟まっていたらしい(笑)】

2014年4月。2008年に職場の同僚と訪れて以来、6年ぶりにタイのソンクランを楽しみに行きました。
参加者は6年前のメンバーにそれぞれの仲間が加わってシャッフルされた感じ。2年前の台湾と同じです。
台湾旅行もプユマ族のお祭に合わせて行ったので、今回もタイのソンクラン=水掛祭りに合わせたというわけ。

ソンクランはいわばタイのお正月。4月13~15日が毎年祝日になります。
2014年はカレンダーの並びも良く、4月12日が土曜日。
おまけに深夜発の羽田便が増便されたことで、金曜に仕事が終わってから空港に集合し、翌朝タイに着ける。
というわけで、4/11の深夜空港に集合して、ソンクランに駆けつける旅となりました。

ただし、羽田発の深夜便は仕事が終わってからすぐに飛び立てるという意味では便利な反面、
バンコクには早朝に着いてしまうと言うデメリットがあります。
そんな朝早くに着いてもすることがない。ホテルにアーリーチェックインして寝て時間をつぶすとか?
しかも今回使ったANAの便は、羽田発0時20分で到着が5時だったのですけど、なぜか40分も早く到着。
早朝なので入国審査もそれほど混んでおらず、元々の到着時間の5時には空港を出られる状態でした。

エアポートリンクも始発は6時くらいのようで、ベンチでだらりと時間をつぶすお客が多数。
とまあ早朝のスワンナプーム空港はこんな調子でしたが、我々は事前に車を頼んでおりました。
初日は運転手着きレンタカーで空港から直接バンコク近郊を回る手配をしてました。

荷物が多いことと、車の中で寝れるようにと車種はハイエースをチョイス。
タイでロットゥー(乗り合いミニバン)に使われている車が来るかと思ったんだけど、 日本のゴルフやビジネスユースで使われていた中古車かなにかで椅子はふかふか、リクライニングもきいて、えらい乗り心地が良かった。

チャーターしたハイエース
チャーターしたハイエース。
最大で9人乗車可能。
(4人で悠々と使いました。)
空港から車で向かったのはペッチャブリー(以下、ペッブリ)県です。
前回は列車で訪れてラマ4世の離宮見て、名物のプリン買って帰ったとこ。
(参考記事:バンコク近郊散歩:王様の離宮とスイーツの郷でおみやげ♪
バンコクからロットゥーで2時間程で日帰りで行くにはちょうど良い距離感。
さらにペッブリは見所が分散しているので、車の方が便利なのです。

今回の訪問日が4月12日。ソンクラン休暇の前日=大晦日に当たる。
夕方までに戻りたいと言ったところ、「帰省渋滞がどこで起こるかわからない。」と、断ってきたレンタカー会社もあったくらい。

また、ロットゥーと異なり、レンタカーの運転手は外国人客を相手にしているため、運転が丁寧。
バンコク市内は割とスムーズに脱出しましたが、サムットサーコーンなどで所々渋滞したため、
3時間ほどかかりました。空港を出たのが6時半くらいで、到着が9時過ぎでしたかね。

逆に復路は帰省渋滞と逆方向へ流れるためスムーズそのもの。17時前にバンコク市内に戻れました。

19時にレストランを予約していたため、最悪の場合はレストランに直行かと思っていたんだけども、
こんなに早く戻ってこれるなら、ペッブリーでもう1軒くらいお寺見てくるんだったな~。
(事前にペッブリ県のソンクランは4/12~だという情報を得ていたので、お参りしている姿が見れたかと。)

今回はペッブリ中心部だけでなく、山間部など、割とマニアックな方へも行ってもらったんですけど、
運転手もバンコクの人だから、道を知らないようでした。
途中で地元の人に道を尋ねながら運転する訳ですけども、運転手の他に若い男性が助手席にスタンバイ。
彼は街を走っている間はほとんど寝てたんだけど、田舎に入った途端にスマホで地図を出してナビをしたり、
車を降りて地元の人に道を尋ねたりと、運転手の補助に駆け回っておりました。

これは想像ですけど、見習い運転手(若手運転手)に道を憶えさす意味で同行させたのかなぁと。

今回の車を手配するに辺り、3社に問い合わせました。

1社目は、私がガイドブックに載っている情報を外れた目的地をいろいろ言うのが面倒になったのか、
さんざん事細かく質問を投げつけたあげく、「運転手が慣れてないし、渋滞がどうなるかわからないから断らせてくれ。」と言われました。 「運転手が絶対に迷うから時間通りに帰れる保証がない。」ときっぱり言い切った。
別に渋滞は運転手のせいじゃないし、渋滞で時間がなくなったら訪問場所削るってゆってるのに、
「そういう臨機応変な対応はできない。」って。何のための運転手着きレンタカーなんだよ。と。

「今度はここ行って、あそこ行って。」と自分らで決めて動きたいからこそのレンタカーなんですけど。
運転手は地元民じゃないから慣れてないのは承知してるし、不測の事態が起こってバンコクに戻るのが遅れても文句なんて言いませんよ。

次に同時に相見積もりを取ったとこに打診したら、こちらはあっさりと受けてくれました。
こちらが今回使ったレンタカー会社、「アビデックレンタカー」です。
(ただし、1社目の教訓というか、あわよくば海沿いを走って帰るという希望をいうのは省きました。)

出発直前に残りの1社から「その後、ご利用はいかがですか?」なんて打診が来ましたけど、
「合見積もり取った結果、他社の方が安いので今回は見合わせます。」と返信したら、シカト
この会社は車代金は他社より若干安いのですが、ガソリン代の設定が高かったのです。
今回、我々はペッブリー県内をかなり走り回る予定だったので、ガソリン代の設定が高い方が割高になる。

こちらは返事する義理もないのに返事したのに、それを無視するって辺りサイテーの対応でした。
バンコクはデモの影響で観光客もビジネス客も減ってしまっているようなのでお伺いが来たようですが、
競争の多いバンコクの日本人相手の商売でこういう対応してると、やってけないと思います。

バンコクは日本人相手にしている代理店がたっくさんありますが、
私が長年利用しているところは、問い合わせに対する対応が素早く、簡潔、的確です。
今回のアビデックレンタカーも、余計なやりとりがなく、非常にスムーズでした。
(断ってきたところは自分で調べきれずにいちいち「わかりません!」とかメールをよこし、
 それに答えるのにかなりの時間を取られたあげくに、断られたので何なんだよという感じ。)

最後のタイソンダムビレッジは町中にある上、地元の人もよく知らないようで少し足踏みしましたが、
ビレッジの公式サイトでタイ語の地図をプリントしておいたので、それを見せたら一発で目的地に着いた。

ペッブリー県日帰りレンタカーの旅:一日の行程はこんな感じです。
スワンナプーム国際空港→カオワン(プラ・ナコーン・キリ歴史公園)→バンカノムヌンタワン(カノム・モーゲン買い物)→カオルワン洞穴→プララームラチャニウェート(ラマ5世離宮)→ノンヤプロン温泉タイソンダムビレッジ→バンコクのホテル
タイ ペッチャブリー県 観光名所 イラストマップ
ペッチャブリー県観光イラストマップ
(クリックで拡大します。)
ノンヤプロン温泉タイソンダムビレッジがガイドブックに載ってないところです。
それぞれ英語、タイ語ではそこそこ情報ひっかかりますが、日本語だと無きに等しい。

ほんとはカオバンダイイット洞穴とか他のお寺とかも行けるかなって思ったんだけども、 バンコクで予約した知る人ぞ知るレストランもかなり行きたかった場所なので、「帰省渋滞がどこで起こるかわからない!」と 最初に打診したレンタカー会社に脅されたので、断念しました。
結果論だけど、渋滞は行きのハイウェイのみだったのであと1カ所くらいは余裕で行けましたね。

今回もペッブリーでペッブリー名物の食べ物を食べる時間がなかったのも残念でした。
正月だったからカオチェー・ペッブリとかもどこかで食べれないかな~って思ったんだけど。
緑のお椀のカノム・モーゲンを車でつまんでお茶を濁して終わり。また次回だな。

全く同じ行程ではありませんが、「゜:*★タイのオプショナルツアー予約VELTRA / Alan1.net★*:°」で、「カオ・ルアン洞窟へ行く!ペッチャブリー観光ツアー<1日/昼食付>」など扱ってます。
私の場合、温泉に行きたかったのでマルカタイヤワン宮殿(チャアムにあるラマ6世の宮殿)には行きませんでしたが、
我々の様に人数が集まらなかった場合は、パッケージツアーに乗っかる方がお得です。昼食や入場料込みです。

タナティチャブリー レイク & スパ 民族コテージ
タナティチャブリー レイク & スパ
タイソンダム・コテージ
時間もお金も余裕がある場合は、どこかに1泊するのもよいです。
レンタカーで行った場合は車の延長料金に加え、運転手さんの宿泊代などが追加になります。

例えばペッブリー方面に行く日本人は、ホアヒンとかチャアムとかの海沿い宿泊を選びがちですけど、 ノンヤプロン地区の湖の近くにタナティチャブリー レイク & スパとか、 クワンチョウ ウォーターホール ホーム & リゾートなどの高原型リゾートホテルもあります。

ペッチャブリーのノンヤプロン地区はカオヨイ地区と同じく、ラオスの方から流れてきた民族:黒タイ族(タイソンダム)が居住している地域なので、
黒タイ族の伝統的な住居に見立てたコテージもあります。
カオヨイのタイソンダムビレッジに比べ、リゾートなので冷房なども完備しているので、
文明の利器に慣れた一般日本人でも抵抗なく、且つ少数民族の雰囲気に触れられる。

ノンヤプロン温泉にもバンガローがあり宿泊可能ですが、設備が簡素で日本の温泉旅館を知っている日本人はたぶん想像と違ってがっかりすると思うので、
滝の近くの高原リゾートに泊まったほうが気持ちがよいと思いますよ。


バンコク近郊ドライブの旅:ペッチャブリー県巡り

カオワン(プラ・ナコーン・キリ歴史公園)

カオワンのラマ4世の離宮とお寺 ラマ4世の離宮のあったカオワンを訪れるのは2回目。前回は9月です。
乾期にもかかわらずこの日は朝から雲行きが怪しく、少々雨に降られてしまい、 残念ながら海岸線を見渡すことができませんでした。
しかし4月のこの時期は前回は見渡す限りの青々とした木々が広がっていたのに対し、今回は一面花を咲かせており、とってもきれいだった。 桜の様に葉っぱがなく、花だけが枝についているので、遠景だと紫がかって見えます。
もうすぐ雨期ですが、雨期の前に花が咲きほこるんですね。
同じ場所でも季節を変えて来てみれば楽しめるものです。
暑い季節だからか公園内に生息する猿はあまり姿を現さなかった。
ラマ4世離宮 春 ラマ4世離宮 夏
左:2014年4月撮影。右:2012年9月撮影。

カオルワン洞穴入り口で猿に餌をやって功徳を積む

カオルワン洞穴入り口 カオルワン洞穴はペッブリーの街から北に5kmほど行ったところにある鍾乳洞。その昔、ラマ4世がこの鍾乳洞に仏像を安置されたそうで、 現在は参拝客と観光客で賑わっています。
カオワン周辺と同じく、こちらにも猿が沢山おり、猿にあげるためのトウモロコシや西瓜などの野菜を売る屋台が入り口にある。
お坊さんがインゲン豆をあげていたので気がついたんだけど、これって功徳を積むためだった。タンブン。
そして、ふと気づいた。前回、カオワンで何の躊躇も見せずにポテトチップスを猿にあげていたタイ人家族がいたのだけども、あれもタンブンだったのか~。
しかし、タンブンを行う人間の数に対し、猿の数の方が多いので結構大変。鳥や魚を放したり、ナマズに餌をやるのに比べ、猿は凶暴なので注意が必要です。連れはトウモロコシをあげているにもかかわらず、猿に威嚇されて「この野郎!」と喧嘩しておりました。これでせっかくのタンブンも帳消し。
カオルワン洞穴外に並ぶ猿の餌 猿の餌を購入した同行者 参拝客に西瓜をもらってかぶりつく猿 トウモロコシにかぶりつく猿の親子。

カオルワン洞穴内部にはラマ4世が安置した仏像がずらり

カオルワン洞穴内部 カオルワン洞穴は入場料は取られません。参拝するついでにそれぞれがお布施を置いていきます。一般のお寺と同じ。 洞穴内なので、天井から降り注ぐ太陽光が厳かな雰囲気を醸し出しています。
寺院内には様々な仏様が安置されておりますが、その中にバーツ硬貨を入れるとお経が自動的に流れてくるお坊様ロボットなどまであり、 なんとも現代的なシステム。
ちなみにペッチャブリーにはカオワンの南西にある小高い丘の麓にカオ・バンダイイットという洞穴寺もあります。 今回はバンコクに戻る時間が気になったので省きました。またそのうちに行こう。
カオルワン洞穴入り口に並ぶ仏像 カオルワン洞穴内にある仏様 カオルワン洞穴内にある涅槃仏 バーツ硬貨を入れるとお経が自動的に流れるお坊様人形

プララームラチャニウェート(ラマ5世離宮)

プララームラチャニウェート外観 ペッブリー中心部の最南部といってもいいくらい南の区域にあるのがラマ5世の離宮。プララームラチャニウェート。
ラマ5世の離宮といっても、ラマ5世は建設中にお亡くなりになってしまい、完成したのはラマ6世が在位していた時になります。 したがって、内部にはラマ5世とラマ6世の銅像が飾ってある。
周辺諸国が欧米列強に占領され、西欧建築が増えていく中で、後れを取るまいとドイツの建築家を招いて建てたそう。 内部は撮影禁止。
今は軍事施設の中にあるので、車で入るとき軍人さんにチェックされます。

ノンヤプロン温泉 Nong Ya Plong Hot Spring

ノンヤプロン温泉の源泉
ノンヤプロン温泉の貸し切り風呂
以前、ペッチャブリー県の観光情報を英語で探していて見つけたのがここの温泉。日本語や英語情報では数件訪れた方のブログが見つかりましたが、行き方がよくわかりませんでした。一応、地図で調べるとまーっすぐの簡単な道なんだけど、タイ語ができなければ自分たちの運転で行くのは無理です。タイ語の道路標識が読めないから。
運転手さんも主要道路からノンヤプロン方面に曲がる道などは間違えませんでしたけど、その後は時々地元の人に道を尋ねていました。助手席に乗った若者がスマホで地図を出してどうのこうのナビしてましたけど、あれはGPS機能も付いてたんだろうか?
時々道を尋ねながら混雑など全くしない田舎道をがーーっと飛ばしてようやくたどり着いた感じ。

タイの温泉はラノーンなどでも行ってますが、それに比べるといささか地味。開発が進んでないのはやっぱりここが少数民族黒タイ族の居住区だからなのかなぁ?と思ったり。(残念ながら黒タイ族集落とかは目に付きませんでしたが。今はタイ人と同じような住居に住んでいると思われる。)
駐車場から道路に沿って北に向かうと正面がタイマッサージ。左に続く道をずーっと歩いて行くと源泉があります。 源泉の向こう側に神様が祭られているのはタイならではというか、やっぱりお湯がわき出るのは神の恵みでしょうか。

源泉からまっすぐ10mくらいに渡り足湯が設けられておりました。日本人にしてみれば「いいお湯」って感じの湯温だったけど、居合わせたタイの若者は「熱い!熱い!」ともだえてました。

貸し切り湯はバンガローの様な形式で、左にWOMAN、右にMANと表記があったので最初はトイレと勘違い。 おまけにそのバンガローの前のテーブルで食事をしている家族がいたものだから、使えるのかどうかもわからずいったん退散。 その後、駐車場の脇に温泉の事務所があるのを見つけ、身振り手振りで尋ねると、貸し切り湯まで誘導され、その場で蛇口をひねってお湯を出してくれました

男女別の表記があったけど「一緒に入れ」と。お客さんが多いときは男女別で分けて入れるみたい。
直径4mくらいの湯船でしたが、お湯の勢いが強いのであっという間にお湯がはれました。
ちなみに温泉の横にトイレがあるのですが、トイレの蛇口をひねってもお湯が出た。温泉でした。

足湯は無料(チップ箱設置)。貸し切り湯は45分で200バーツ。バンガローの宿泊料金は聞きそびれ。
駐車場周りに売店や食堂はいっぱいあるけど、ビールやコーヒー牛乳はありません。コーラで我慢だ。
ノンヤプロン温泉の駐車場 ノンヤプロン温泉の事務所への入り口 ノンヤプロン温泉の源泉へ続く山道 温泉への道中にある滑ります注意!の看板
ノンヤプロン温泉の源泉 ノンヤプロン温泉の源泉から引かれた足湯 ノンヤプロン温泉の足湯 ノンヤプロン温泉の足湯に浸かる
ノンヤプロン温泉の貸し切り風呂 ノンヤプロン温泉の貸し切り風呂内の注意書き 貸し切り風呂に湯をためながら入る。

タイソンダムビレッジ(黒タイ族村) Thai Song Dam Villege

タイソンダムビレッジの高床式住居内
タイソンダム住居
↑下の写真は直リンクです。
タイソンダムというのは日本語にすると黒タイ族です。その昔、ベトナムやラオスの方からペッチャブリー県に移住してきた少数民族で、 ノンヤプロン村、カオヨイ村、タプカン村に居住しており、伝統的な生活を守っているといいます。
カオヨイには観光客向けの施設があるというので、ホームページhttp://khaoyoi-thaisongdam.com/を探し出し、2月の始めにメールを出してみました。ホームページはタイ語ですが、問い合わせのところに英語表記があった。ネット検索するとタイソンダムのお祭も4月頃にあるみたいなので、ソンクランと同じ時期にやらないかな?と思ったの。
すぐに返事が来なかったので諦めていたら、なんと3週間後に返事が来てびっくりした。

訪れてみるとこの場所は文化センターのようなところで、黒タイ族式の住居が二つと行事を行うための広場がありました。 高床式住居の1階部分は伝統装束の布を使った小物や伝統工芸品を販売する売店と、機織り機などの工芸品を制作する道具があり、 2階は宿泊棟と学校でした。
管理人の女性が英語を話せないので詳しい話が聞けなかったけど、これは台湾の原住民族のように普段は国が作った学校に通っていて、 ここでは民族の子供たちに民族の風習を教えているのでは?と想像したりした。

ちなみにこの日施設の管理していた女性は、なんとメールの返事をくれた方でした。
「あなたもしかしてe-mailくれた人でしょ!」とかなんとか言っていたようです。
問い合わせから3週間して頂いた返信はすごくきれいな英語のメールで内容も丁寧でした。
つまり英語のできる人の間を私の問い合わせがぐるぐる回ったから3週間かかったのだ。
メールの内容を意訳すれば「ソンクランの時期には黒タイ族村ではバンコクのような行事はありませんが、ラチャブリ-の方では4月の間、各村で順番にダンスの行事があります。カオヨイの黒タイ族村は毎日開いていますのでいつでもどうぞ。」ってな感じ。

こちらの施設は予約なしで見学は自由にできますが、我々の様に建物を眺めて終わりになっちゃう。
3000バーツ(1団体)で伝統舞踊ショー、1000バーツ/人で宿泊体験ができます。食事も民族メシ。
舞踊ショーを予約しておけば民族衣装を着た村人が沢山スタンバイしてくれ、機織りの実演とかも見られるのではないかな。 そしてホントに興味があったら通訳が一緒でないといろんなことがわからないです。

ちなみにここの売店の伝統工芸品はバカみたいに安い値段設定でびっくりします。
黒タイ族の織物を使ったポーチが50バーツ。ファスナーYKKだし、全体にできがいい。これが50B?
竹籠とかもすごい緻密で良くできているのに70Bとかで売っていて、この日が初日でなかったらもっといろいろ買いたかったくらい。 ポーチはシンプルでかわいいし、旅の間、共通の財布として大いに役立ちました。

タイの北部の山奥では本当にこのような住居で生活をしている少数民族が沢山いますが、
ペッブリーはバンコクに近いのもありすっかり都会化しており、生活は一般タイ人と変わらなそう。
それこそ日本や台湾などと同じで、行事の時だけ民族衣装を着たりするのかもしれません。
機会があったらラオスの黒タイ族村に行ってみたいけど、あっちはあっちで中国の手が伸びてそうだ。
タイソンダムビレッジの住居 屋根 タイソンダムビレッジの学校 タイソンダムビレッジの学校内部 タイソンダム(黒タイ族)の民族模様を用いたポーチ

▼ タイに行きたくなったら・・・物価と旅程の目安にどうぞ。

旅行時期:2014年4月
 1バーツ=約3.3円

■レンタカー:スワンナプーム国際空港-ペッブリー県-バンコク
       5,080バーツ+チップ(任意)
■食事:麺類5人前 300バーツ、カノムモーゲン 60B、ココナッツ餅 45バーツ
■観光:カオワン(ケーブルカー+博物館)200バーツ、貸し切り温泉 200バーツ、猿の餌 100バーツ
■土産:タイソンダムの民族ポーチ 50バーツ

■成田-バンコク航空券 直行便で40,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 バンコクへはJAL、ANA、タイ航空などの直行便が飛んでいます。
 今回は日本が閑散期なので、スーパーエコ割でANAから直接格安航空券を買うことができました。
 チャイナエアラインなどの経由便を選ぶと1万円くらい安くもできますが、時間効率は悪いです。
 燃油サーチャージがかかる現在、経由便は燃油代がかさむのも考慮すべし。
 私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。