クメール文化が色濃いメコンデルタの町。ソクチャンにて。

【ヨイ寺の足の指が5本有ると言われる豚ちゃん。こっちむいてくんない】
9世紀から15世紀に現在のカンボジアを中心に栄えたクメール王朝は、ベトナム南部にも広がっており、
メコンデルタ周辺地域には今も500カ所を越えるクメール寺院があると言われています。
その中でもソクチャンは住民の1/3がクメール族。クメール寺院の数も99カ所もあります。
カントーやミトー観光の後、足を伸ばしてみるのも面白いかも。
ちなみに私がソクチャンを訪れた理由はクメール寺院を見に行くという目的ではありません。
ベトナムの南東部に浮かぶ離島「コンダオ島」に行くための拠点として向かいました。
ベトナム最後のリゾートとも言われるコンダオ島ですが、たまたま行こうとした時期がベトナム人の休暇とかぶり、
飛行機が全て満席で全く座席がとれなかったのです。
ブンタオからの旅客船も古そうだし、そもそも距離が遠すぎる。
船が苦手な私には苦痛だなぁと、他の手段を探していたら、あったんですね。ソクチャンからの船が。
チケット確保の顛末は別ページに譲るとして、このページではソクチャンの様子を紹介します。

町を流れる川。よく見る光景。
観光客が訪れるメコンデルタの町といえばカントーとかミトーで、ソクチャンという町の名は聞いたこともありませんでした。
だから静かな田舎町を想像してましたが、バイクがぶわーっと行き交うそれなりの人口の多そうな町で、 平地の上、川の恵みもあり、人が住みやすいから人が多いのかも。
(ベトナムってこれまでに行ったどこの町も雰囲気が似た感じがします。)
地図を見ると町中にそれなりに大きな川が流れているので、川から島への船が出るのかと思ったら、 乾期は割と水深が浅く、ちょっとした小型船でないと運行が難しそうです。
(実際、島行きのスピードボートは河口付近から出発で、バスで移動しました。)
ダットセット寺には巨大な魚(ピラルクらしい)が飼われていましたが、
町を東西に二分して海までつながる川があるので、そこで捕獲されたのかも。
お寺の近くのお店にはこの魚の形をしたパンを売っていました。
なんだかうろこがかくかくしてワニみたいで、かわいくないのなんのって(笑)
コウモリ寺とか指が5本あるとかいう豚とか、変な尻尾の鳩とか、思えば寺より出会った生物たちの印象が強かった。
とりあえず、写真をちょこっとだけ撮ったので簡単に報告します。
ソクチャンの様子を写真で紹介します。
カレン寺


(対するダットセット寺やヨイ寺は観光客がバスで押し寄せていて、賑やかでした。たぶんベトナム人観光客です。)

カフェの周辺や木陰に置かれたコンクリート製のベンチには企業名が印刷されていて、 広告とお布施をかねてやっているのかなと推測しました。
宝山寺:ダットセット寺

寺院の入口には天然石で作った数珠を売るお店がいくつかあり、お参りに来た人たちが群がっていました。 例によって私も、綺麗な緑色の数珠を購入。 深い緑色の石はいろいろあるみたいなので、どれかはわかりませんが、時々日本で身につけてます。
奥では巨大な魚が大きな水槽に2匹飼われていて、川で捕獲されたと見られる。
看板を見ると「CÁ HẢI TƯỢNG」。google様に翻訳してもらうとピラルクです。アフリカにいるはずのピラルク。 メコンで捕獲されたのか、展示されてるだけなのかは謎です。
ヨイ寺(コウモリ寺)はカメラ構えた人でいっぱい。

また高い木の上にはでっかいコウモリがわんさといて、これが別名でコウモリ寺とも呼ばれる所以です。
どちらも写真に収めるには難儀でした。
ソクチャンの食べ物は当たり!名物のブンヌックレオと焼き肉。
![ブン・ヌック・レオ bún nước lèo [クメール風汁麺]](https://tabi-navis.com/southeast-asia/assets_c/2018/07/P1050013wp-thumb-200xauto-6033.jpg)
そのクメール人の食べていたものがベトナム風にアレンジされた物で、米麺のブンをカーロック(雷魚)でとったスープで食べるものです。 クメール風のものとベトナム風とありますが、私が食べたのはベトナム風でした。
また、晩ご飯は通りすがりに見つけた焼き肉!!
こちらはベトナム中部の高原にある町ダラットの名物の瓦焼肉をアレンジしたもの。 瓦の代わりにステンレスの板を使っていますけど、取扱を考えたら合理的ですもんね。
ともかく、ベトナムにもまだまだいろんな食べ物があるなぁとしみじみ致しましたよ。



ベトナム旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
旅行時期:2018年4~5月
100ベトナムドン=約0.5円
■宿泊:Tin Hoa Hotel1 2,000円弱100ベトナムドン=約0.5円
■食事:ブン・ヌック・レオ 35,000ドン/杯、瓦焼肉80,000ドン/式
■買い物:水 9,000ドン、ビール 11,000ドン、アイスコーヒー6,000ドン、数珠80,000、日焼け止め62,000ドン
■成田-ホーチミンシティ航空券 直行便で燃油サーチャージ込み60,000円前後~。
(参考:海外格安航空券の検索・予約
ホーチミンシティ-コンダオ航空券 片道8,000円くらい
地球の歩き方ベトナムもソクチャン、コンダオ島の情報がともにうっすら載っていますが、少なすぎるのでロンプラを買いました。 ロンプラは分厚すぎるので、必要な章だけをPDFで購入したり、行き先によって使い分ける。
ロンプラの欠点は毎年改訂しないことですかね。 今の時代は最新の情報はネットで調べて、整合性を取るのがベターです。
あと旅の指さし会話帳

使ったwebサイト|Super Dong|ベトナム航空| Booking.com
