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メキシコの死者の日:モレーリアの祭礼準備

水道橋の下で死者の日の準備
10月30日。メキシコシティのホテルの予約変更を待ちつつ、モレーリアの町の散策に出てみた。

メキシコのコロニアルシティはスペインが統治した面影が残り、町の中心部にソカロと呼ばれる中央公園がある。
そして、この日はソカロもディアデムエルトスの飾り付けが始まり、いよいよイベントの盛り上がりを感じます。

プエブラのメルカドの花屋
【プエブラのメルカドの花屋】

以下、クリックで拡大します。

モレーリアソカロの飾り付け
【ソカロの飾り付けが始まる】

祭壇に遺影?
【遺影じゃなくて神父様?】

教会の前のおしゃれなオブジェ
【教会の前のおしゃれなオブジェ】

ハロウィンのバケツ
【ハロウィンのバケツ】

高級ホテルのエントランス
【高級ホテルのエントランス】

洋服屋の飾り付け border=
【洋服屋の飾り付け】
このシーズンのメキシコは、マリーゴールド一色
メルカドにはマリーゴールドを売る花屋さんであふれ、荷台にあふれんばかりにマリーゴールドを積み込んだトラックが道を行き交い、町で、道ばたでマリーゴールドを腕一杯に抱えた若者と出会う。

私はインド渡航歴が多いので、マリーゴールドというとインドを思い出します

神様へのお供えの定番であり、ミーラー・ナーイル監督の(DVD)モンスーン・ウェディングでは結婚式の飾り付けに使われた鮮やかなマリーゴールドが印象的でした。

そういえば、初めてのインド旅行ではスケベ運転手パプーがマリーゴールドの花飾りを買ってきて、
無理矢理くれた上に花粉がTシャツにこびりついてとれなくなって友達が怒っていた。

今思えば、神様にお供えするお花をくれたんだから最高のもてなしのつもりだったんではないか?
(でも、日本で例えると菊の花をもらうような印象が・・・)

明かりを灯してラクシュミー神を待つインドのディワリとメキシコの死者の日って祝い方がそっくり。

祭壇作って飾り付けたり、明かりを灯したり、マリーゴールドの飾りを身にまとったり、お菓子をたくさん食べたり。
ディワリは正月に対して、死者の日はお盆ですが・・・。

さて、話はメキシコに戻ります。

ソカロからずーーっと東に1キロほど歩くと小さな広場を起点にモレーリアの象徴でもある水道教が現れます。
その一本北は幅5メートルほどの遊歩道になっており、学生たちがこぞってここに飾り付けをしていました。
ほとんどの飾りはメキシコ人が大好きなガイコツ。中でもカトリーナという女性ガイコツが一番人気だそうで、ガイコツの人形やら、カトリーナを象った花びら絵だなのですが、中には亡くなった友人や家族の写真を真ん中に飾っているものもあり、ちょっと切なくなりました。

明かりを目印に帰ってくるといいね。

そして、ホテルや商店の店先には派手なドレスを着たガイコツ人形や祭壇が飾られ、カフェではガイコツ人形のウェイターがお出迎えしてくれたりする。
スーパーにはカボチャ型のバケツに加えてガイコツのバケツもあり、売られている仮装の衣装はほぼガイコツの着ぐるみ

隣のパックアロは先住民の村なので厳かというか厳粛な雰囲気があるのでしょうが、ここは町なので完全に死者の日とハロウィンが混ざったお祭り騒ぎになりそうですわ。

気が早くて既にガイコツの仮装をして叫びながら練り歩く学生もまでいるし・・・。
明日は若者が羽目はずしそうだな~。

若者にお花代のカンパを頼まれたり、少しずつできあがっていく派手な仕掛けを見学したりしてホテルに戻りました。

テレビのニュースでも「ディアデムエルトス」を取り上げ始め、泊まっていたホテルも空室がどんどん少なくなっています。
盛り上がってきましたねぇ。

ちなみにパツクアロツアーは、泊まっていたホテルのフロントにもパンフレットがありまして、高級ホテルに入っている代理店より100ペソも安かったです。ただしやっぱり11月1日。
さてツアーで行くか、バスで行くか。