2011年ユーロ大炎上!日本経済復活の始まり 松藤民輔
2012年いよいよギリシャデフォルトか?ユーロ圏崩壊?と世界中が固唾をのんで見守るが、
アメリカ、中国などもヤバイという著者の論にも少し耳を傾けた。日本も復興がんばらねば。
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この本のレビュー
もう何年も前、日本円がゼロ金利になり利息が付かないからという理由だけで安易にドルやユーロで貯金をしたら、ユーロもドルも大暴落。
ただただ流行に乗ったかのような投資商品に安易に手を出した自分を反省しつつ、
実際のユーロはどういう状況なのかきちんと知りたくて読んでみた。
世界各国の対外負債の割合やDXドルレートなど様々な指標を用いて解説してあり、
今後は二度と変な凡ミスは起こすまい。と固く誓ったのは言うまではない。
誰かの本で以前フランスに旅行した時、日用品などの値段が日本よりも高いのに、
日本よりも質が悪いので絶対にユーロはおかしくなると確信したという考えを読んだことがある。
私も何年も前にトルコに行った時、欧州からの旅行客が多いのもあってあり得ないくらいに
宿などが高いことにびっくりしたのだが、「高いなぁ」で終わってしまった。
「アジアならもっと高いサービスがもっと安価に受けられるのに!日本より高い!」
と、日本やタイ、韓国などのアジア諸国と比べてコスパの高さだけを比較していたが、
この品質でこの価格はバブルである。という考えには至らなかった。
経済のけの字も不勉強だったので致し方ないが、今後はもっと違う目で世界を見ることができそうです。
この本を読んで一番腑に落ちたのが i phoneのことです。
私はあの発売の時のブームともいえる過熱報道を見ていて、腑に落ちなかったのですが、
この人のばっさりと切り捨てた論調に「あー、そうなのよ。私もそう思っていたのよ。」と腑に落ちた。
まず、電子書籍とかってそんなに読みたいかなぁと思ったのです。
細かい文字を追うのに液晶パネルの光源は目がちかちかして長い間見ていられなそうだし、
雑誌をダウンロードして動画で見るほど雑誌って画面で読む魅力あるのかな?って。
印刷コストとか考えるとエコかもしれないけど、紙媒体の方が読みやすくないですか?
それとメールを打ったりするのもタッチパネルの半分下にキーボードを表示させていたけど、
パソコンのキータッチに慣れていると平坦なパネルのキーボードでメールするの打ちづらそう。
おまけに無線LANがないと使い物にならないし、そもそもの契約が繋がらないソフトバンク。
わざわざ3Gに契約する意味がなさすぎる。
なんつーかパソコンに比べると携帯性がよいというくらいのメリットだけなのかなぁと思ったのです。
「医療現場などで使われています。」っていうのはいいんじゃないの?って思いますが、
自分が使うメリットはあんまり感じなかったのですね。
そしたらまさにそのことをこの方が新しい技術など何もない。中途半端なのであると。
あー、そゆことか。中途半端なのか~って。納得。納得であった。
実際、今韓国のサムスンが世界中でi phoneの特許を侵害したとか訴えられていますが、
技術の中身は簡単にまね出来るものだったのだなと思ったのです。
勿論、アップルの戦略が悪かったわけでもなんでもないのですが、
自分の中でそんなにいいかな?と思っていた疑問が氷解してすっきりした。
あともひとつ。
アメリカでトヨタが訴えられたことの真相も書いてあり、なるほどなぁとも思いました。
日本ではニュースでそういうこと全く伝えてくれないし。
いずれにせよ、トヨタには復活して貰いたいので応援しております。
今トヨタが失速したことで韓国のヒュンダイがアメリカで大人気ということですが、
そもそもがトヨタになんの落ち度もなかったのにこれですから困ります。
対応ミスをしてしまった北米トヨタの責任者の方がどのような処分になったかはわかりませんが、
やっぱりトヨタは日本人の誇りなのでがんばって貰いたいです。
去年はオリンパスの件もあって、日本企業の株がだださがりですけども、
燃料電池自動車などの開発ではがんばっているみたいですよ。
日本に軽自動車があるからアメリカ車が日本で売れないなんていう言いがかりをつける
アメリカの自動車会社の言葉など思い出すと腹立ちますが、とにかく踏ん張れ!トヨタ!って感じ。
結構、面白くよみました。
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