旅ナビ-リゾート
※当サイトは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含んでいます。
ホーム > 機内食・機内サービス > 京成スカイアクセス!新型スカイライナー操業初日に成田へ出発!

京成スカイアクセス!新型スカイライナー操業初日に成田へ出発!

京成 成田スカイアクセス 日暮里駅から見た新型スカイライナー
【京成スカイアクセス 新型スカイライナー 上野方面から来た 5号】

今回の旅は謀ったかのように京成電鉄の新型スカイライナーの操業初日でした。
旅を始めた若かりし頃は、成田空港まで最安値で行ける京成電鉄の特急を使っていたものです。
しかし、朝が早いフライトの場合は朝一の特急では離陸の2時間前には着きません。
なので多くの人々が成田空港までスカイライナーを使うわけです。
朝一のスカイライナー(以前はモーニングライナーとゆっていたなそういえば)は、
結構混んでいて、予約が遅れると喫煙席になったりする。

今回は新型スカイライナーの操業初日とあって、 フライトの予定のない鉄道ファンの予約が殺到したこともあり、 1号は発売から数分であっという間に売り切れたらしい。
しかし、新路線は距離&時間が短縮されたので、 今までなら始発の1号が取れなかったら若干焦りますけど、逆に1号だと早く着きちゃうのでした。
余裕をかましてたら3号も売り切れてしまい、時間的にギリギリに近い5号に乗りました。
そ、操業初日からダイヤが乱れるなんてことないようにしてよ~。

心なしか周りの乗客の息も高揚していた日暮里駅

京成日暮里駅ホーム京成日暮里駅ホーム よく見ると曲がっている。
京成日暮里駅に着いた時、びっくりしたのは駅のホーム。
まるで新幹線の改札に来たかと見まがうほど改札の周りが広くなっていました。
そして、JR東日本も駅ナカショップをここぞとばかりにオープン。
た、ただ単に成田空港に行くだけなのにスゴイ。
おまけに京成の日暮里駅が大幅にリニューアルされていました。
京成の改札内にコンビニも入っており、スカイライナーで食べる朝ご飯を調達できるのはよかった。
今までは、売店にぐるぐる渦巻きのパンくらいしか売ってなかったのが不満だったのです。ワタクシ。

写真は成田行きの下り路線ホーム。向かって左が在来線。右がスカイライナーのホームです。
今までは上下線、在来線、スカイライナーの乗客が入り乱れていましたが、完全に分離されました。
スカイライナーのホームにあがるために専用の改札でチケットをチェックされます。
おまけに待合室はスカイライナーのホーム内にあるため、在来線の客は使えなくなりました。

あと、右の写真を見て頂くと特にわかると思うのですが、ホームがぐいんと曲がっております。
これって珍しくないですか?私は今まで見たことないです。
上に駅舎を増築するにあたって、柱とかの関係でこうなっちゃったんでしょうかねぇ。

成田に行く時に京成を使うことはあっても帰りに使うことは滅多にないため、
日暮里-上野間の上りホームがどんな状態なのかが確認できそうにありません。
今まで使っていた下のホームを使っているんだろうけど、見たら線路が曲がった理由がわかるだろうか?

刀をイメージしたという流れるようなライン。丸っこいJRの新型NEXと対照的。

新型スカイライナー最後部京成スカイアクセス 新型スカイライナー 車内
去年デビューした新型の成田エクスプレスを見た時、「む、虫みたいだなぁ」と思いました。
このスカイライナーと違って先端がとがっておらず、平面的なお顔をしていて、
しかもNEXの場合は、横浜、池袋と各方面から来た車輌が東京駅で連結されるため、
その虫みたいなお面が真ん中でぱかっと割れてがちょんと連結される超合金みたいな作りをしております。
おまけに真ん中よりについているライトが虫の目に見えるんですよね~。戦隊物のお面みたい。

実は去年の年末にNEXの新型車輌に乗ろうと思ってわざわざ予約したのに、当日やってきたのは旧型車輌でした。
なんか年末の混乱を避けるために新型車両の運行を減らしていたらしく、
しかも新型車両の運行開始から間もなかったのもあり、新型車両の宣伝ページの扱いが大きく、
変更についての告知が大変わかりづらかった。これはダマされたと思いました。
あれはクレーム来たんじゃないかなぁ?(まあ、鉄道ファンはそれより前にとっくに乗ってるか。)
とゆーわけで、未だに乗ってないので写真はなしです。JRの該当ページをご参照ください

新型スカイライナーはJRとは全く対照的なとがったデザイン。手がけた山本寛斎に言わせると「風」だそうです。
とある筋から聞いたところによると、このお顔は刀をイメージしたものだそう。

「成田遠い!」と日本国民だけでなく各国からも不評な成田空港ですが、
その汚名を晴らそうと国家の威信をかけて作ったのがこの新路線だということです。
都心まで36分といううたい文句ですが、15分の短縮がどこから来たかというと、
まず今までの京成電鉄の軌道とは一部別に新しい軌道を作ってしまったのですね。
それがすこしショートカットするので単純に距離が短くなっています。
車窓から外を眺めるとわかりますが、まだ整備途上です。土がむき出しになった箇所もちらほら。

距離を縮めただけでは15分も時間短縮とはならず。
さらに最高時速160kmのスピードが出せるように車体には新幹線なみの技術を投入しているらしい。
なので、一部路線が乗り入れる北総鉄道の線路もこれに耐えられる様に改良したという話です。
車輌自体が出すスピードもものすごい早いわけで、風のように走り抜ける様をイメージしたデザインってことかな。

ちなみに従兄弟が北総鉄道の最寄りに住んでいるため一度だけ北総鉄道に乗ったことがあります。
普段使っている私鉄と比べて第三セクターの運賃の高さにびっくりしたもんですが、
今回の乗り入れと時期を同じくして運賃少し値下げされるそうです。
お金の流れがどうなっているのかはあまりよくわかりませんけども、今回の新路線の建設に当たっては、
私どもの納める税金がかなり投入されているのは間違いないですね。
とゆーわけで、これからしばらくはバスをやめてスカイライナー乗るか。(でも日暮里に出るのはめんどくさい。)

成田空港駅ホーム かみかみだった車掌
【ギャラリーだらけだった成田】

成田空港で運転士と車掌に花束贈呈
【運転士と車掌に花束】
ぴっかぴかの新車で36分。興奮していたのであっという間に成田。
といっても私は第一ターミナルだったので数分プラス。
他の乗客とてあまり冷静ではない感じで、
落ちつきなく車内をうろうろ歩き回る若い男性も多かった。
浮かれる乗客に反して、乗務員は相当緊張していたようで、
5号の車掌さん車内アナウンス噛みかみでした。
停車駅も少なく、次のアナウンスまでの間がよりいっそう緊張を煽るのか、 出発時だけでなく、到着時はよりいっそう噛んでいた。

成田に着いたらついたで、ギャラリーがいっぱいだったのには驚き。
1号に乗ってきた人や入場券を買って入ってきた人でしょうか?
モバイルパソコンにカメラつけて生中継で動画配信している
青年を見た時はびっくりしましたよ。すごいな。あのパワー。
日暮里からずっと中継し続けてたのだとしたら恐れ入ります。

そしてそのギャラリーに見守られながら運転士と車掌さんが
偉い人(誰かは知らない)に花束を贈呈されていました。
なんかよりいっそう緊張する場面ですね。お疲れ様です。

ところで、初日の第一号列車が出発する時は、出発式もあったことですし、
マスコミや鉄道ファンでごった返していたであろう京成日暮里駅ですが、
ワタクシが乗った5号は、この日東京方面からでる3台目のスカイライナーだったわけです。
だから周りにいる人は割と冷静沈着で、新型車両なんて興味ないわよ的な雰囲気でして、
「おお、もうすぐ来るなぁ。新型車両。」とキョロキョロしていたのはワタクシぐらいでした。

このスカイアクセスは開業当初は8両編成で運行されますが、そのうち10両になるそうです。
たまたまJTBに取って貰った切符は最後尾の8号車だったので、ホームの先端に近かった。
しかし、10両編成に備えるため、ホームが2両分長く、ホームの端と乗車口まで距離があったのです。
だから私は乗車口とホームの先端の間、9号車が止まるであろうくらいの位置でうろうろしていました。
(撮影したのは先端でテレビ東京のテレビカメラと張り合いながらカメラを構えていた連れである。)

乗車時刻が近づくと、遠くに大きな弧を描きながらゆっくりと近づいてくる新型スカイライナーが!
「うお、なんか今までの古びたスカイライナーのデザインがウソみたいにかっこいいかも」
なーんて考えながらふと後ろを振り返ったら、おびただしいカメラのレンズがこちらを向いていて相当びびった。

皆さん乗車口に静かに整列しながらもココロ踊らせていたってわけです。
旅行に行くのにカメラ持ってない人の方が少ないですもんね。撮影の為に最後尾の車輌を選んでたりした?

やべ。ここに立ってる私は相当邪魔だ。「あの女、どけよ」ってココロの声が聞こえる気がする。
こきたないバックパック担いだ人間の後ろ姿など新しい駅と新しい車輌と共に写る被写体としては不似合い。
先頭車両がするりと滑りくる2両分の空間を撮影に充分使って頂けるよう配慮すべく、
とっさに、一歩、また一歩と壁に向かって後ずさりしたワタクシでした。

この日を出発日に選んだのは本当に偶然ですが、なんかいつもと違う雰囲気が楽しかったです。


ところで、京成は上野、日暮里っていうのがネックではありますが、外国人はお金にシビアなので、
便利でも運賃が高いNEXは相当打撃を受ける気がします。
京成はJRと違ってオンライン予約システムがどうかと思いますが。
(誰もが携帯電話をもって海外に行くと思うなよ!と言ってやりたい。)

いちいち旅行代理店に発券手数料を払って切符を買うかと言えばそれもめんどくさいので、
私はたぶん急がない時は在来線を乗り継いで、急ぐ時は高速バスを使うと思います。
そして、羽田の第四滑走路開業を心待ちにしております。 バンコクとかにも飛ばすってゆってたな~。