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中国福建省の旅:廈門 コロンス島散歩。

大陸をにらみつける鄭成功の像
【大陸を見つめる鄭成功の像。真下から見上げると超でかい。】

客家土楼群の観光からアモイに戻りました。アモイ観光です。
恐らくアモイを訪れる観光客のほとんど全員が訪れる観光地のコロンス島へ渡りました。
この島はアモイ島の西南にあり、面積1.78平方キロメートルほどの小さな島。
ピアノの普及率が高く、有名なピアニストを輩出していることからピアノ島とも呼ばれるそうです。(by歩き方)
南京条約によってアモイが開港させられた後、共同租界地になったため、世界各国の領事館や学校、
教会などが建ち並びました。
また、華僑のお金持ちも別荘を建てたりしたため、今でもその時代を思わせる洋館が残っています。

コロンス島の町並み
コロンス島の路地裏

面積が狭い上に車の通行が制限されているため、
徒歩でのんびりと散歩するにはちょうどよい島です。
島全体がテーマパークのようですが、観光用に作られた物は少なく、
西洋チックな雰囲気の中にも中国ぽい生活感を垣間見ることもあります。

島民が生活している洋館だけでなく、カフェや宿として改装しているものもあり、
最近では中国の若者の間でインターネットで情報を見つけ、洋館に宿泊するのが流行っているそうな。
島の内部に入っていくとおしゃれ~に改装されたレストランやカフェなどもありますが、 お客さんはあまりいなかった印象。
どんな料理だすんでしょうね。中国で洋食ってイメージ沸きませんが。

団体客を受け入れられる大型レストランやおみやげ物やはかなりの賑わいです。
おまけに観光地なので食事などは全体に高いです。

アモイ島で朝食を取った後に島に渡り、島では名物の軽食をつまみ食いしながら散歩するのがオススメです。
島の人が家の玄関で、そういう人を当て込んで店を開いています。
そして、どんなにゆっくり回っても1日あれば充分回りきれます。

もと租界なので中国っぽい雰囲気は皆無です。
「へぇ~、こんな時代もあったのだなぁ。」と散策でも楽しんでください。
なんつーか、町中と違って、中国の人たちの熱気とかパワーが全く感じられない落ち着いたところなので、
このくらいの感想でおしまいです。以下、写真で雰囲気感じてみてください。


アモイ コロンス島写真館

コロンス島への渡し舟

満員のフェリー
アモイ島の西の端にコロンス島行きの渡し舟と遊覧船がでる埠頭があります。 渡し舟は頻発しているので気軽に島内散策にでかけられる。
乗船券を買った後、さらに座りたければ船内で追加料金を払う仕組みです。 帰りは座るどころではなく、満員列車の如くぎゅうぎゅうになったので驚きました。 船内につり革があるのはこのためか。
ちなみにフェリー乗り場の乗船口近くに島内の観光地の入場券を売っています。 軽く回りきるので、セット券をかっとくほうがお得ですよ。 (各施設の入口でも買えますが。)

コロンス島行きフェリー乗り場 コロンス島行きのフェリー 港にある観光地の入場券売り場

日光岩風景区からの眺め

日光岩風景区からの眺め1
日光岩はコロンス島の最高峰で、92.68mもの高さがある。ここに登ると島やアモイ、大陸などを見渡せるため、 誰もが目指す一番のランドマークです。
エレベーターなどがない上に、最後は結構急な階段を登らねばなりません。お年寄りなどはキツイだろなと思う。
ちなみにこの日光岩という名前は、鄭成功が日本の日興山にもまさる!という理由でつけたそうな。

日光岩風景区からの眺め2 日光岩風景区からの眺め3 日光岩風景区からの眺め4

洋館をバックに結婚写真や変身写真を撮るカップル

結婚写真を撮るカップル
洋館をバックにウェディングドレス姿やチャイナドレス姿で写真を撮るカップルが時々います。 しかし、そのポーズをとっている背後の壁には食堂の看板がうつりこんでいたりして(洋館を改装して食堂を営んでいるから)、デジタル加工してソフトで消すつもりなのかもしんないけども、だけど、なぜここをバックに?!と心の中でつっこんでいた。
そして、そんなおしゃれな洋館に住んでいる住民たちは、ゆでトウモロコシとか、椎茸餅とかを作って玄関前で店を出しています。お土産を並べている人もいるけど、果たして売れるのかな?

チャイナドレスでポーズをとるカップル 洋館の例 家の前で店を出す。

島全体の道路が狭いので大型車は通行不能

コロンス島の西部にあるトンネル
島内は道幅が狭く、車の使用が制限されているため、荷物の運搬などではリヤカーを使っていました。 毎日のことなのか男たちは筋肉隆々。それなりに起伏が激しいので大変そうです。我々がコートを着ているのに、 男たちはランニング姿で汗だくでした。
消防車も電気カートでしたが、道幅が狭いのでこれが限界なのかも。水はあまり積めそうもありませんが。
ちなみに島内では1回だけ小型のトラックを見かけました。ゴミ収集車だったようです。

リヤカーで荷物を運ぶ男たち 消防車は小型の電気自動車

菽荘花園、港仔后ビーチ、百鳥園のクジャク

金持ちの道楽庭の迷路のような岩石
菽荘花園は台湾のお金持ちが作った庭。左は池の前に迷路のように複雑に道が造ってある大きな岩で、いかにも金持ちの道楽という感じがした。ビーチもこの庭園の中からの眺めが一番よいです。
オーナーは音楽家でもあり、ピアノ収集家でもあったそうで、園内にピアノ博物館もあります。個人の所有物とは思えない量ですが、興味がないのでよくわかりません。

右下は百鳥園の白いクジャク。(菽荘花園とは関係なし。入れる場所なくてここに貼った。) いろんな鳥がいます。鳥だけ集めたテーマパークです。

菽荘花園からみた港仔后ビーチ 百鳥園の白いクジャク

コロンス島ぐるめ

金包銀 椎茸と筍餡饅頭
コロンス島に来る団体客はフェリー乗り場から近い繁華街にある大きな海鮮レストランに行くようです。 その他、洋館を改装したしゃれたカフェやレストラン、ビーチ沿いの屋台などで食事ができます。 私は軽食をつまみ食いして歩きました。
フーリンガオはアモイ風蒸しカステラ。鄭成功縁の素朴なお菓子です。 金包銀は蓮根の澱粉で作ったむしまんじゅう。道ばたで蒸し籠をだして店を開いているおばちゃんが多い。 アモイ市政府も名物と薦めているマーツーというごま団子は龍頭路の突き当たりで。その近辺のジャーキー屋も人だかりが耐えません。このあたりは一応コロンス島の名物みたいですよ。
茯苓ガオ 福建風カステラ 全体マーツー ごま団子蝦面廈門 コロンス島名物のジャーキー

中国 福建省に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2012年3月
1元=約13円


■交通:フェリー コロンス島往復 8元
■観光:観光施設総合入場券 100元
■食事:蝦麺 10元、金包銀 4元、蒸しパン 5元、ごま餅 10元

■成田-大連航空券 直行便で50,000円前後~。

日本企業が進出しているためANAの直行便があります。ビジネス路線なので座席は取りやすい。
中国の他の都市や台湾、香港からの便も多いですが、経由するメリットはあまりないと思うので、直行便がベスト。 時間がある旅行者は台北から金門島に飛んで船で廈門入りもできる。

旅程を立てるために参考になる本やウェブサイト

客家円楼 1週間で円楼を見に行く (旅行人ウルトラガイド) [ 岡田健太郎 ]

内容は古いので円楼の入場料や宿泊代などは参考にならないが、周辺の様子や交通手段などの参考になる。 地球の歩き方D05と合わせて利用して、後は現地で確認を。世界遺産になったのでかなり政府の手が入ってます。廈門はガイドブックの情報では足りないのでネットや観光局を併用したほうがよいです。