強風吹き荒れるリゾート島。ナナヌイラ島へ渡って遊ぶ。
【ナナヌイラ島の海。透き通っていて綺麗だが風が強い島です。】
宿の手配したタクシーに乗り、ナナヌイラ島への船が着くエリントン埠頭へ向かった。ここには宿からの迎えのボートが来ているはずだ。船がだぶるなんていうことはもはやあるまい。
ナナヌイラ島にはいくつかの宿泊施設があるが、各施設がボートで客を迎えに行くシステムをとっており、マナ島などのように定期的に船があるわけではない。従って、島に渡る前に必ず電話で予約をしなければならない。
私が選んだのは、ナナヌイラ島の北のはずれにあるコンティキ・アイランド・ロッジ。他の施設とは完全に隔離されていることから「無人島気分」っていううたい文句で紹介されている。
ごーーーーっと言う轟音をたててやってきた迎えのボートに乗り込み、1人「無人島気分の島」に向かったのだった。
【埠頭から島を望む】
その女性は、私にオーシャンフロントのコテージをあてがうと、「後でフロントに来てね」という言葉を残し、次の客を案内して回る。白人の従業員は、彼女の他に男性が1人おり、この二人は実は夫婦で、オーナーだったりして。でも、当たってる気がするけどね、なんとなく。外国人向けに離島にコテージするという発想が外国人的だし。
私にあてがわれたコテージは、バスルーム、キッチン付きでツインベッドルームが二つ。当然、私専用ではなく、隣の部屋にオーストラリア人姉妹が泊まっていた。
こういうシチュエーションには慣れていないので、初めは相当とまどったのだが、キッチンで鍋の蓋が見つからず、思わず日本語で話しかけてしまったら、日本語で返事が帰ってきたりして、驚きの連続(笑)(だって、鍋の蓋なんて英語しらんがな)。
彼女たちはクリスマス休暇を利用してダイビングをするためにフィジーに遊びに来たそうで、島で数日海水浴を楽しんだ後、ダイビングをしに行くと言って去っていった。
さて、この島に着いた翌日、日本人の女の子が1人やってきた。
名前をKさんといい、まだ二十歳前のちょっとぽっちゃり目、タイとシンガポールの食事があまりに美味しくて食べまくった結果、丸くなったといっていた。彼女は、なんにでも物怖じしない開けっぴろげな性格で、しかも島での通称が「クリスティ」。
【コンティキのボート】
「クリスティは日本人じゃないの?」
会う人会う人、変なことを言う。
「はぁ?クリスティなんていう名前の日本人いるわけないじゃん。中国人じゃないの?」(←中国人にはいるのか?(笑))と思ったら、日本人がクリスティと名乗っていた。
「だって、日本人の名前だと憶えてもらえないんだもん。クリスティは私が好きな名前なの」
考えたねぇとは思ったが、せめて日本名の偽名にしてほしい。クリスティって呼ぶの恥ずかしいんだけど、私。
「ねえ、せっかく島に来てるんだから泳ごうよ。もったいないじゃない」
【ナナヌイラ】
ちなみに、無人島みたいな島なので、コテージにあらゆる遊び道具が準備してあり、シュノーケルギアなどの海道具は勿論のこと、ゲーム、バレーコートなど、無料で貸し出ししてくれる。
「1人旅じゃつかわないじゃーん。」なんていうことはなく、簡単に仲間にいれてもらえるので、1人で行って、ドミトリーに泊まって、楽しんで帰る人もいっぱい。落ち着いた雰囲気のリゾートアイランドとの違いはこの辺にあるかも。
ところで、この島に来て一番インパクトが強かったのが、土日の連休を利用して、スバからやってきたフィジアン大家族!
親戚の船乗りが操る二隻の大きなボートにあらゆるキャンプ道具を積み込んでやってきたかと思いきや、客も従業員も全て巻き込んで一晩中歌えや踊れの大宴会をしていた。
無人島で静かに過ごす・・・はずが、えっらい騒がしい晩になってしまったよ。
ビジレブ島からそう離れていないため、海岸はそれほど美しくはないですが(ビジレブ島は火山島なので、砂が白くない)、それでもコーラルコーストよりずっと綺麗。
島の滞在は、宿泊客にもよるので、楽しくなるかは運次第ですが、時間があれば立ち寄るのも有りですよ!
ナナヌイラ島の写真いろいろ
I まずは、コンティキ前のビーチから
【ビーチwithコンティキボート】
【ビーチから東を望む】
【風が強いので、湾は枝だらけ】
【島の上ははげ山】
でも、水は透き通ってるでしょ?
II 島の裏側はこんな感じ
【わざわざセルフタイマーで撮るヤツ】
【火山島でしょ?】
III 大宴会で大騒ぎしていったフィジアン
【子供達と】
【自家用ボートです】
【ムチムチのむんむんだった子】
【犬まで一緒だった気がする】
上半身だけが写ってるかというと、足を入れないようKさんに頼んだからで、腕が悪い訳じゃないです。
IV 展望台から
【コンティキを見下ろす】
【手作りの展望台】
【宿泊施設で陣地が決まってます】
【やっぱり・・・の風力発電】
ちなみに、右上に写っている島の南部は、1日かければ歩いて行けないこともないかもですが、行っちゃいけないルールのようです。チェックインの時に言われました(あんな遠くに行く気はさらさらないですけども)
IV 気に入ってる写真。
【南国って感じでしょ?】
【ダイビングボートとオージー】
【コンティキのロッジ】