旅ナビ-東南アジア
※当サイトは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含んでいます。
ホーム > タイ  »  ラノーン > タイの無料健康ランド?! ラノーンの温泉Hot Spring Amphoe Muang

タイの無料健康ランド?! ラノーンの温泉Hot Spring Amphoe Muang

温泉の看板ラノーン、温泉の源泉
タイのガイドブックでラノーンのページをめくると、大抵「ミャンマー国境を船で越えられる町」とか「町のシンボルは温泉!」とかいう文と共に、↑の温泉井戸というような源泉の写真が掲載されている。

「その辺の屋台で卵分けて貰って、温泉卵でも作ってくんかな~」

その程度の発想で、半ば期待を持たずに出かけてきたのだが・・・。予想を遙かに裏切る形で存在していたのがこの町のシンボルボー・ナーム・ローンであった。
そういえば、国道の標識などで鯨の潮吹きのような絵と共に「HOT SPRING!」とアピールしていた。それだけ力の入った場所だったんだよね~。

ラノーンの足湯の様子

着いてビックリ川の向こうに見えるのは、小綺麗な足湯である。
このくそ暑いタイで水浴びはともかく入浴はないだろうと思ってはいたが・・・まさか足湯があるとは想像だにせず!この小綺麗さから察するに、かなり新しい。
この足湯。奥の丸い湯と手前右の前方後円墳風の湯は源泉をそのまま引いてあり、はっきり言ってむちゃくちゃアツイ。足を入れるとあっという間に真っ赤に腫れ上がり、血液の循環をよくするどころか、血が足に急激に流れ込みすぎて還って健康に悪そうだ。

しかし、熱めの風呂好きの私でさえキツイと思う熱湯に、体ごとざぶんと入っているおばさんがいたのにも驚きを隠せず。おばちゃんすげえ。

ちなみに、写真を見て頂くとわかるように、普通のタイ人はお湯の外にある丸太型の椅子に腰掛け、これまたお湯の中にある丸太の上に足を伸ばし、手でお湯をすくってばしゃばしゃかけて「足浴」を楽しみます。
手前左の前方後円墳形はかなりぬるめなので、子供でもOKです。

タイ風岩盤浴。屋外って言うのがなかなかスゴイ。

岩盤浴
足湯の次に目にしたのは、一辺が20メートルくらいの大きな正方形のコンクリートスペース。
大きさ的にはバスケットのハーフコートくらいあり、香港やアメリカなら、小僧がバスケをやり出しそうな感じ。

人々に習い、靴を脱いで上がってみるとコンクリがぽっかぽか
なんと、このコンクリの下に温泉をとおしてある
入り口の横のぶっとい配管が、ゴーゴー音を立てて温泉を床下に送り込んで、床全体を暖めてるのだ。
横になってみるとじわじわと体が温まってきて、きもちいー。
サウナスーツを着て、ウォーキングしてきたおじさん、おばさんが靴を脱いで上がり、ごろん・・・。
一番温度の高い配管の側は取り合いしてました。

そういえば、温泉に近づいてくるに連れてウォーキングをしている年配の方をたくさん見かけてたんですよ。
タイでも流行ってるのかなぁと思ったら、来てみたらこれだもの。

買い物帰り風の人、家族で暇つぶしに来ちゃったみたいな人に加え、本格的にシェイプアップに励んでいる人も多く、 サウナスーツの他、銀色のレジャーシートやレインコートを被っていて、 「オンドルサウナ」がぴったりとのコメントを頂きました。
ラノーン温泉の岩盤浴

温泉卵も作れちゃう。タイ風の湯治場です。

蒸しタオルあったけー 訪れたのが日曜だったのもあり、源泉もこのにぎわい(写真上左)。 ウォーキングやランニングの後、タオルを源泉で濡らし、ぎゅーっと絞って蒸しタオルを作ります。
顔や体を拭き拭き。みんな「きもちいい~」という顔をしてました。ちなみに皆さんの目線の先にいるのはエアロビの先生です。
写真を撮るのをうっかり忘れましたが、源泉の周りには、「温泉ゆで卵」売りの子供が店を開いています。
ミカンのネットに1個入れては結び、一個入れては結んで、3個入りの卵ネットを作り、温泉へ。どこでもやることは一緒だ(笑)。
ただし、半熟ではなくゆで卵くさい。
ここに来る前は、屋台から卵を分けて貰って自分で作ろうと思っていたのに、あっけにとられてやる気なくなった。
まあ、こっちの卵って地鶏なだけに生や半熟だと危ないっていうし。

温泉の横を流れる川は温度は低かったものの、白く濁っていて、温泉が混じっているようです。
川向こうの食堂は、川沿いにオープンエアの眺めのいい席をご用意。(※そもそも室内席がない。)
森林浴をしながらゆっくりと家族で食事できます。
場合によってはエアロビに励む皆さんのしりを拝むハメにもなりますが。

温泉の周りの森林はラクサワリン(Raksa Warin)と呼ばれ、その中には観光客用に休憩用のテントや洗い場が用意されているそうです。 タイ人が家族で遊びにくるところみたい。
足湯に卵湯 川も濁ってる 河原で涼みます

お寺だってサービスしちゃう。

お寺でも温泉に入れるお寺でも温泉に入れる 寺です。バンコクのワットポーでマッサージがあるのは有名ですが(やった知人に言わせると上手じゃないそうだが)、ラノーンの温泉沿いのワット・タポタラムではバスルームを提供し、スパサービスをしているのだ。写真は写しそびれましたが、寺の左手にも入り口があり、そこがバスルーム(恐らく足湯)のようですね。
無料みたいですが寺の目の前の温泉施設も無料だし、寺よりも気軽かも。

ロイヤルプリンセスラノーンの温泉の湯はくみ湯だった。

ロイヤルプリンセスラノーンの温泉ローリー 「一泊100バーツの宿を抜けるならこんなところどうですか?」

こんなメッセージと共にやってきた宿情報。
旧ロイヤルプリンセスラノーン(現在はホテル名変更でティニディー イン(Tinidee Inn) )。

料金は税、サービス料込みでスーペリアルームが1室(ツイン)1450バーツ。レートにもよりますが、4500~5000円前後です。 ☆は3つくらいのレベルかな?
ガイドブックではラノーンに余りページを割いていないので、このホテルは載ってませんし、 どうせたどり着けないだろうと思っていたら、町中至る所に看板がでていた。

「町中至る所に看板がある=わかりにくいところにある=きっと温泉からも遠い・・・」
って思ったら、案の定、ローリーでお湯をくみに来ているのを見てしまった(爆)
町とミャンマーへの船着き場の間くらいにあります。
ロイヤルプリンセスラノーンのタンクに温泉をくんでいるところ
温泉のある川の麓の国道沿いにある Jansom Thara Hotelは、 温泉を上流から直接引いていますので、こだわる人はそっちに泊まりましょう。これはガイドブックに載ってます。
そして、もっとチープに行きたい人は、そのホテルの横にある「HOT SPRING GUEST HOUSE」に泊まり、 Jansom Thara Hotelのスパに日帰り入湯にゆきましょう。200バーツです。
ただし、タイでは、日本のように裸になってお風呂に入る習慣はありませんので、 ホテルのお風呂はジャグジーと称してプールと共にあるのが普通です。


ラノーンってどんなところ?どこにあるの?

バンコクから南に568キロ下った、インド洋と南タイが初めて接する小さな町。
マレー半島の横幅が最も狭まる地点(クラ地峡)はここにあり、バスの旅だと通りすがりに見れます。
北はチュンポンとミャンマー、南はスラタニーとパンガー、東もまたチュンポン、西はミャンマーとインド洋に接していて、ボートで簡単にミャンマーに入境できる地点の一つとして、旅人の間ではちょっと有名。
ミャンマーが陸路での入国を認めてくれないので長居はできないものの、他の入境ポイントと違って、パスポートにポンっとはんこを押してくれ、2日間の滞在許可をくれました。ミャンマーに宿泊するのも有りだ(ただし、タイほどホテルは整ってないのは覚悟の上でどうぞ)

ラノーンにはミャンマー人もたくさん住んでるので、ミャンマー語の看板も多いですよ。
海沿いの町とはいえ、大半が山と森林に覆われた熱帯雨林の町。 雨も多いらしいので、温泉が目的の方は季節に十分注意をしてくださいませ。

ラノーンへのアクセス方法

バンコクから来る その1:飛行機を使う

ボー・ナーム・ローン バンコクからラノーンまでプーケットエアが毎日1往復就航。所要70分
Bangkok-Ranong13:15-14:25、Ranong-Bangkok15:05-16.25(2003年度後期)
空港から町までは22キロ離れており、タクシーかリムジンバスで町まででます。
※バンコク早朝着のフライト以外はバンコク1泊の必要有り。恐らくバンコクで入国もすませないとダメ。

バンコクから来る その2:バスを使う

バンコクの南バスターミナル(サーイターイと言わないとタイ人には通じない)から、VIPバス、エアコンバス、ノンエアコンバスが就航。所要8-12時間。

260バーツのエアコンバスの場合、車内にトイレがないので食事&トイレ休憩、チュンポン、ホアヒン、チャアム等々、途中の町に立ち寄り、結果半日バスの中に閉じこめられます。
バンコク20:00発の3列シートのVIPバスがお勧め。515バーツです。ターミナルで999社をさがしませう。

バンコクから来る その3:列車を使う

列車はマレー半島の東側を走っているため、残念ながらラノーンまで直接来る列車はありません
列車も乗りたい場合はチュンポンで降りてバスに乗り換えてください。
バンコク-チュンポン間は毎日急行・快速が10本、所要8-10時間。チュンポンからラノーンまではバスで3時間ほどです。

プーケットから来る その1:バスを使う

バスの行き先表示(窓ガラス) プーケットタウンから所要5-6時間。ラノーンに直行するというより、プーケットとチュンポンを結ぶバスを途中下車する。
逆にラノーンからプーケット行きのバスもバスターミナルには発着せず、国道で乗り込む(とおねーちゃんが言っていた)。
プーケットのパトンビーチなどリゾート滞在の場合は、プーケットタウンのバスターミナルに行くこと。パトンの旅行会社で尋ねても、「ミャンマーでタイビザ延長ツアー」を薦めるだけでバスの手配は出来ません。
会社によって本数、ルート、発着時間がまちまちなので、直接バス会社に聞くのが確実。ある会社は10時、12時、15時の3本/日でしたが、7本/日あるという会社も。

プーケットから来る その2:タクシーを使う

プーケットはタクシーの公定レートがあるようで、目的地が同じならどの会社で手配しても料金は均一。
長距離移動の場合は前日までに手配するのが確実。代理店を通すとラノーンまで4,000バーツ。
見たところ、代理店に1,000バーツ、運転手に3,000バーツのようなので、流しのタクシーを捕まえて3,000でいけと言えばいってくれる気がします(でも、最初はもっと値切ってみてください)

ハイエースで、アクセル踏みっぱなしで所要4時間。セダンでもハイエースでもチャーター料は変わらないので、人数が集まればハイエース、少なければセダンがよろしいかと。もっと時間短縮すると思います。

プーケットから来る その3:ツアーを使う

プーケットには、長期滞在して遊びまくっている怪しいガイジンが多いので、タイの滞在ビザを延長するためにラノーンで出国し、ミャンマーで延長手続きをしちゃうというツアーがある。そのバスに乗ってラノーンには行ける。
ただし、「片道だけのせて~」という交渉には応じてくれず。
使うなら、しっかり参加しなければならないので、温泉には行けませんし、昼ご飯は何故かタイ料理だし、しかも朝の5時半出発です・・・。料金は1,100-1,200バーツ。
ツアーに参加し、帰路のミニバスのみの乗り捨ては同料金で応じてくれます。

プーケットから来る その4:レンタカー、レンタバイクを使う

プーケットでは簡単に車の手配はできるが、さすがにタイでは乗り捨ての制度はないそうで、だから、借りたら借りた場所に返しに戻らないといけません。
ラノーンまでは余り複雑なルートではないし、要所要所に行き先、キロ数表示、観光名所の案内など、道路標識、看板はばっちり整っているので、運転は楽でしょう。バンコクで運転するのは嫌だけど。
ラノーンの近辺のワインディングはバイクで走ったら気持ちよさそうな道です。

その他の場所から来る

バンコク-ラノーン行きの飛行機が取れなかったり、プーケットから直で来れない旅人さんは、 ハジャイ、スラーターニーなどからバスでどうぞ。
ハジャイ-ラノーン間は5時間ほどです。