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チチカカ湖・葦(トトラ)の浮島 ウロス島ツアー参加体験記


ペルーの旅はマチュピチュばかりがハイライトされる中、実は私はこっちの方が楽しみだった。
アンデス山脈のほぼ中央に悠然と姿を現す湖、チチカカ湖ティティカカ湖)。
陸路で南米を旅する人から必ず語られる湖。群青色の湖の水面に映るアンデスの山脈とブルーの空。
そして、その湖には民族衣装をまとった先住民が葦の船を悠然と漕いでいる。
マチュピチュは有名だから何となく行ったけど、チチカカ湖は絶対に行かねばならないと思っていたのです。

さて、インカエクスプレスの観光バスがプーノにたどり着いたのは17:00を回っていました。
途中、プカラの博物館からフリアカの町の間が未舗装ででこぼこ道を行くのに時間をとられたから。
きっと、そのうち舗装されてもっと時間が短縮されると思われますのでこれからいく方はご心配なくです。

インカエクスプレスのバスはプーノの長距離バスターミナルに到着します。
そこからタクシーで目星を付けたホテルにチェックイン、そして夕食。食べ終わったのは20:00頃でしょうか。
翌日はチチカカ湖ウロス島に行こうと思っていました。
地元民が乗る船でふらっとウロス島に行くか、ツアーにするかを迷ったあげく、ツアーにすることにしました。
しかし、夕食前に目星を付けていた旅行代理店は、ことごとく閉まっている・・・まじっすか~。

結局、宿泊のインペリアルホテル(←大げさな名前だが安ホテル)のそばの代理店が開いてましたが、
プーノは田舎町なので充分ご留意ください。代理店を使うならお早めに~。

チチカカ湖に住む先住民の島は、ウロス島以外にもいくつかあります。
 ■ウロス島
プーノからボートで40分。トトラ(葦)でできた浮島に先住民が住んでいる。
 ■タキーレ島
プーノからボートで3時間。昔ながらの生活を守っているケチュア族の島。織物が有名。
 ■アマンタニ島
プーノからボートで4時間。島内に遺跡がある。ホテルはなく民泊。ツアーで行くのが一般的。
 ■太陽の島月の島
ボリビア側にある島。プーノからのツアーもあるが、島経由でボリビアに抜けるルートを取ることも可。
1日丸々使うなら、ウロス+タキーレ。2日あるならウロス+タキーレ+アマンタニなんてのも可。
私は半日島を見て、半日プーノの町を見たかったので、ウロス島のみの半日ツアーに参加。
これがなかなかよくできたツアーで、久しぶりにツアーに参加してよかったと思いました

以下、写真と共にレポートします。

バス+モーターボートを乗り継いでウロス島を目指す。

ボートに乗ってチチカカ湖をゆく
ツアーは朝9時発。バスでホテルを回りながら港に向かいます。
英語とスペイン語を操るガイドに連れられボートに乗り込むと、
澄み渡った青い空が気持ちいいチチカカ湖をクルージング。
ウロス島の人々は葦の浮島で、生活を送ります。
家畜の飼育して、湖で魚を捕って、葦も食べるってことです。
途中、豚ちゃんを見たときは「ああーー!」と思わず大興奮。
豚のえさも葦なのです。そして飲み水は当然湖の水。
住んでる島を食べられては困るので、えさ場は遠くなのですな。

湖に山が反射する。 島で買われている豚ちゃん 放牧された豚の群れ

見張り台を超えると、船が・・・葦の島、ウロス島群に囲まれる

ウロスの入り口にある展望台
まるで葦でできた水路をゆくかのように船はまっすぐ進んで行きました。
そして、水路の先に見張り台を発見。
運転手に向かって「ノールテーー」(←北という意味のスペイン語)と叫びます。
了解!とゼスチャーを取った船長。舵を左に切って目指すのは北?
ウロス島は小さな島だと思っていたんですが、来てびっくり。
小さな島が円状に繋がって並でいる。この入り口が円の切れ目。
も、ものすごい広いんですけど・・・。おおっ?

葦の観光船とすれ違う ウロス島北の島
左:葦(トトラ)でできた観光客船。右:ノルテの島がだんだん近づく。オモチャの世界みたい。ドキドキ。
葦の観光船シンプルバージョン 待ちかまえるノルテの島の人々。個々の島は以外と小さい
左:葦(トトラ)でできたシンプルな船。右:待ちかまえるノルテの人々。おっ、お手柔らかに!


ウロス・ノルテのセニョーラ達の歓迎とウロスの解説が始まる

歌の歓迎でお出迎えされる
船が島に着くと、いくつかの言語による歌の歓迎から始まる。
そして、ガイドによる島の生活についての説明に合わせ、島の人々が魚を入れた桶を用意したり、 食用の葦を剥いて我々に配ったりしてくれる。
(何匹か死んで浮いているのは気にしないように・・・)
彼らは葦で島を作り、葦で家を建て、葦を食べ、葦で船を造る。
そして、葦で編んだベッドで眠るのですね。
今は女は観光客の相手をし、男は働きに出ているのですね。
なるほど。

ガイドがまずウロス島の概要を説明する。 湖で養殖されている魚 葦を剥いて食べている私

ミニチュアハウスを使って島の作り方を解説中

葦の島ウロス島の作り方をミニチュアで説明
次は葦の島をどうやって作るか、家をどうやって建てるかを
葦で作ったミニチュア模型を使って解説中。これが実によくできてる。
茶色いのが土台。葦の根を縄で縛った土台にその上に葉を積んでいく。
そして、見えにくいが、隣の島にロープを渡して杭を刺すんですよ。
これをやらないと、島が風で流れていってしまうのです。
だから島が円上に繋がっていたんですね。ウロス小島群って感じ。
この後、各家庭にお招きされ、家庭生活を解説される(スペイン語)。
電気がないので電池式のラジオを使っていた。
最後にセニョーラ達の手縫いの民芸品を広げられますが、高いのでお断りしました。1000円~だもん。
島の生活援助のつもりで買おうかとも思ったけど、値段交渉しても全く負けてくれなかったもので。
一緒に参加した中国人カップルが大量に買っていたのはみんなびっくりしてた。(今回の参加者は外国人7人)。

ミニチュアの島ができあがったところ 歩くと足が沈む。足が葦に足を取られる 民族衣装を着せられて記念撮影

まあ、現金収入があるんだから、便利な生活にしますよね。

葦のボートと木製のボート
葦で編んだボートはあくまでも観光客用ってことで、
裏には木製のボートが停泊しておりました。
やっぱ重くて漕ぐのが大変だったりするってことよね。勿論維持も。
そして、隣の島にはボートで移動商店がやってきました。
プーノから来るのは大変なので、恐らくプーノから物資を仕入れた後で、
ボートで個別に島を回っているのでしょう。お客もすぐに来ましたよ。
みんなで力を合わせて稼いで、少しずつ物を買うんだなぁと思いました。

ウロス島の子供とボート 各島に物売りがボートでやってくる ボート商店にお客様来店。

大人達がそろってお見送り・・・あれ?ガイドも残ってますが・・・。

ウロス北島の大人達がそろってお見送り。
はい。ここからは別料金で葦の船に乗りました。次の島へ移動します。
これは代理店からも「とても興味深い体験だから乗るべき」と言われた。
特に葦の船で移動をのぞまない場合は、島に来たときのボートで、
次の島へと送ってくれます。
ちなみに民家で民族衣装を着たり、葦の船に乗る時のチップは
事前にガイドが教えてくれていました。「5ソレスで充分です。」だそう。
「買い物はご自分の判断でどうぞ。」だって。


やるな!ちびっ子アンカーマン!!

鶏肉の骨にむしゃぶりつく小僧
早々に葦の船に乗り込み先頭をゲットした私。あれ?小僧も行くの?
最後尾で親父が船を漕ぐ中、小僧はずーーっと鶏肉の骨にむしゃぶりつく。
この子、船に乗りたかったんかなぁ?何しにきたのかなぁ?

音もなく、悠然と船は湖を進みます。
そして、とある島に近づいてきた瞬間、小僧がすっくと立ち上がる。
握っていた鶏肉の骨もいつの間にか投げ捨て、ロープに変わっている。
おお、そうか。君はアンカーマンか!
島で待ちかまえるセニョーラに向かって、振りかぶって・・・・投げる。
くくっ。かわいすぎ。

小僧、ロープを持って立ち上がる。 小僧。ロープを持って振りかぶる。 小僧。ロープをおばちゃんに投げる! 父ちゃんと一緒に葦のボートでウロス北島に帰る。

ウロス島の学校は葦ではなく木製。そして、やっぱり浮いていた。

ウロス島の学校の教室
ウロス島の学校の教室2
次にやってきた島は、学校がある島だった。
学校の他には宿泊施設、レストランなども作られており、
外国人が島の生活を体験できるようだ。

学校の建物は珍しく木製で、流されないように島にくくられている。
筏の要領で浮いているようだ。土台に空気が入った金属の箱が見える。

「どうぞ。中を見学して。そして、できれば学校に寄付をお願いします。」

先生に誘われ中に入ると、低学年と高学年に分かれて授業をしていた。
壁には日本の書き初めも飾ってある。
「あれ?ハポン、ハポン!」「シ」って授業の邪魔すんな。わたし。

ちょうど低学年用のスペイン語(国語)の授業。内容は私レベル。
「おお、書いてあるスペイン語がわかるぞ」と一人悦に入っていた。

ウロス島の小学校の教室。日本語の書き初めが飾ってある フローティング学校。水上教室です。 ウロス島の学校は木製で水に浮く。

ウロス島ツアーの総括など。

ウロス島からプーノに戻る
ウロス島ツアーは、たったの半日でしたが、妙に充実でした。
島の人々は伝統的な生活を公開することで現金収入を得ることができ、
我々観光客は、その生活の一端を見せて頂ける。
うわーっと客引きが押し寄せるワケでもなく、地元の人々も控えめだし、
観光客側もマナーが身に付いていて、参加して気持ちがよかった。
きっと昔はこの島に学校なんてなかったんでしょうね。
スペイン語も話せてもかけない大人は多いんだと思います。

お風呂も電気も水道もない生活です。そのうちに島を離れる若者もでるかもしれない。
4000メートル級の高地で葦の家は寒いだろうなぁ・・・。いくら重ね着しているとはいえ。
勉強になったなぁと言うのが正直な感想。書き初めを送った日本の子供達もそうだったでしょう。

ツアーではなく個人で訪れることもできますが、家を見せてもらったり、船に乗ったりという
タイミングやチップの払い方がうまくつかめないと思います。
大人数であちこち引き回されるツアーとは違うので、ツアーに参加するのが楽です。
あ、タキーレ島も行くとなると、早起きですが。ウロスは近いし、半日なので気楽ですよ。



▼ ペルー旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2009.08.中旬
1ソレス=約35円

■ウロス島ツアー:25ソレス ホテルへの送迎、船、英語ガイド付
  (船のみは片道5ソレス)
■民族衣装へのチップ:5ソレス
■葦(トトラ)の船チップ:5ソレス
■学校へのカンパ:5ソレス(決まった金額はない)
■土産物:ウールの刺繍のタペストリーやクッションカバー 言い値は40ソレス~

■成田-リマ航空券 150,000~200,000円
日本から直行は燃料が保たなくて無理。アメリカ経由が最短。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握してから、個別の代理店を当たります。
今回はCHINTAI TRAVEL SERVICEでロス往復。ラン航空でロス-リマを買ったせいでトラブった・・・。発券手数料を取られても同じ代理店で最終目的地まで買ってください(詳細:ラン航空のレポ10部作)。
ペルーは見所がたくさんあるけど国土が広いので、ツアーにするとかなりハードスケジュールになります
航空券だけ買って自由旅行にするか、個人で車をチャーターしてゆっくり回る方をオススメします。

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