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インド人とのつきあい方 清 好延


長年インドでビジネスに関わってきた著者がインドの習慣やインド人の考え方を
解説した本。説明が簡潔で、会社からの命でインド行きが決まった人にはよいと思う。

この本のレビュー

インドとのビジネスを通じ、様々なインド人とつきあってきた著者が、
インドの習慣やインド人の考え方などを項目ごとに簡潔にまとめた本。
欲を言えばもっと面白いエピソードがあれば読み物として楽しめるのだが、
ビジネスで仕方なしに駐在に行くことになった人などはこういう方が読みやすいのかも。
本を読んで、「そういうもの?」と思ったことを実際にインドで経験したりするでしょうから、
その後にもっと深い本をよむとすっとなじめると思う。

私が妙に納得したのは、後ろの方にインドへの研修に社員を出す会社のことを指摘したこと。
インドの習慣や言葉を覚えるのは大事なことだが、インドの大学に留学し、
インド中を旅してバックパッカーまがいのことをやっている人が多いという。
それはそれで楽しいし、美味しいし、愉快なインド人と友達になれてよいだろうと。
だけども、ビジネスでつきあわねばならないインド人は上層階級の人間だという話。
だからただ研修に行くんではなくて、上層階級の人間と知り合う努力をしないと意味がないと。
これはそうだろな~って思いました。

インドはトップダウンで何事も動く国で、日本の様にチームワークで仕事を運ぶとか
そういう習慣がないし、だから会社の社長とかとのコネクションを持たないと契約もすすまないそうだ。
で、そういう人と旅行者が唯一出会えるのはやっぱり飛行機の中なんですよね~。
それも国際線だったら、エアインディアじゃなくて、ANAとかJALとかシンガポール航空とか。
お金を節約することに命をかけるのは趣味の範囲で旅しているうちはいいのだけども、
ビジネスに繋げようというのなら、そういう人といかにして知り合うかも考えねば。
庶民の懐具合や感覚を知ることも大事だけど、それだけじゃだめですよ。というのはわかる。

最初のうちは淡々としていて面白みは少ない本だと思っていたけども、
これはビジネスで行く人のためのビジネスマンが書いた本なので、
そういう目線で読むととても役立つと思いました。

会社の命令でインド駐在が決まった方など、よんでおくと役立つことあると思います。

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