爆笑!エリート中国人 小澤裕美
著者は日中間の橋渡しをする企業の女性社長。日本人の常識と中国人の常識が異なる!と
いろんな人が書くが、よりその心情の違いがわかりやすい。風呂敷とラーメンにへぇと想った。
この本のレビュー
著者は日本企業と中国企業のビジネスを結びつける役割をしている会社の社長。中国とのビジネスをする企業が丸投げで失敗することなどが書かれているのだが、
どうしてそうなるのか。「中国人の常識」を説明しながらわかりやすく書いてあって、
日本の常識は中国では非常識なのだなぁとつくづく思いました。
例えば、一番の例が日本料理です。
中国では接待にお金をかけないと仕事がうまくいかないといったことがよく聞かれますが、
日本料理は冷たい料理ばかりなので好まれないそうで、それより誰もが100%美味しいと
大喜びするのがラーメンなんだそうである。
となると、今中国で寿司が流行っていたり、北京に高級日本料理屋がたくさんあるのは、
たんなるブームで、本来は好きではないのだろうか?と。
また日本語と中国語では同じ漢字でも全く違う意味の言葉があるものだが、
旅行者を相手にしている本ではよく「手紙」=「トイレットペーパー」なんていうのは出てくるが、
「風呂敷」=「バスマット」というのは初めてききました。
著者の子供が通っていた幼稚園で先生が子供たちに持ち物を指示したところ、
中国人の子供だけバスマットを持ってきたという話です。
(たまたま外国人が多い幼稚園だったとのこと。)
この手の本はいろいろ読んできましたが、初めて聞く話も多くて割と楽しめました。
ビジネスマンは中国でビジネスをする時の参考意見として一読していく価値がありますよ。
「そうはいっても日本とそんなにかわらんだろ。」
とおもっていたのに、実際に変なことに振り回されたりするかもしれません。
そういえば、先日、知り合いの会社の海外部の人が、中国との仕事が終わって、
次に繋げるために行っておくか・・・なんて検討しているという話をききましたが、
日本と違って中国は常にビジネスは一発勝負で、次なんてあるかどうかはわからないそうで、
また一から人間関係とか構築していかないとだめそうな感じです。
となると、その「また顔繋いでおくか・・・」という考え自体が間違っているのかもなぁと、
でもどうなるのか外部の人間としてウォッチしてみようかとおもっております。
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