北京閑話 白井啓介
仕事で北京に暮らした学者が北京の日常を綴った日記をまとめた本。
中国通の視点で見た普通の中国の生活がかいま見れます。
この本のレビュー
中国に関わる本と言えば、政治や経済などの問題が絡んで極端に否定的だったり、また極端に日本を卑下して中国を賞賛したりといった本が多いが、
こちらは日本人が北京に暮らして普通に感じた日常の気持ちを綴ってあり、
北京に暮らすことになった日本人には大いに参考になるのではないかと思う。
普通は本にするとなると、日本とは異なる極端なエピソードがないと面白くないので、
だから、ダマされたとか、嫌な思いをしたとか、そういう話ばかりの本が多いけど、
もう、至ってフツーに季節の移り変わりを感じたり、列車で席を譲られたり、
◎×という名物菓子があるが、特段うまくないとか(商業誌はなどは無理矢理ほめるので)
北京の暮らしに極端なカルチャーショックもなく、かといって日本とは違う文化を楽しんでいます。
勿論、著者が中国語に堪能だから普通の旅行者や駐妻などの感じ方とは大いに違うでしょうけども、自分の意志ではなく、会社の都合や家族の都合で行くことになった人などは読んでおくと、生活の雰囲気がそうぞうできていいかもしれません。
若くて知識も経験もない人が書くブログなんかに比べるとよほど読み応えがあります。
気張ることなく、閑な時にパラパラッと読むといいです。
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