恋する台湾移住 [ 歩りえこ ]
ほとんど台湾人彼氏との恋愛話ばかりであまり参考にはならない。
この本のレビュー
日本でグラビアアイドルなどを経て(知らない方ですが)、世界中をバックパックで旅した後に台湾に移住した女性による台湾滞在エッセイ。台湾での暮らしを彼女なりの目線で紹介している本だと思って読みましたが、
そういう目線はほとんどなく、8割くらい彼氏との恋愛話でした。
台湾生活で感じる台湾感?みたいなものは台湾に旅行者として行っている我々以上の
知識や経験があるような感じもなく、これまで読んできた台湾滞在者の紹介する
台湾の話以上に得られることは一つもなかったです。
初めて台湾に行った人が、あまり台湾の歴史や経済などをろくに知らずに
旅行記を書いたのと大差ないですね。
一般人が台湾行って、「台湾安くておいしい~」って言ってるのと同じ。
これでは個人のブログをよめばすむ話になってしまう。
彼女なりに台湾人はこんななのです!と語っているところも、
根拠みたいな物をちゃんと説明しないので、しっくりこないし。
要するに文章があまり上手な方ではありません。
唯一単なる旅行者とは違う目線で書かれているのが恋愛のところになりますが、
一人の彼氏とのやりとりをただ綴っているだけなので、
台湾人にだって違う考え方のひともいるだろうって思えるのです。
現在進行形で台湾人男性とつきあっている人などは読んでみて
いろいろ共感したり、面白く感じるところはあるのかもしれませんが、
そうでない私には共感ポイントがなく、よくわからなかったです。
それに台湾人は確かに日本人みたいにしょっちゅう飲み歩いたりしないし、
酔っ払うのは恥だといいますが、男性達が溜まる飲み屋とかありますけどね。
そういうとこ行くと、おっちゃんが一人で飲んでいて、
「日本人か!この店はいいぞ!」なんて日本語で話しかけられますよ。
(そして、店主が客と一緒に飲んでたりします。)
彼女がお金のない若い年下の彼氏とつきあっていたからしらないだけかと・・・。
ともかくなんで本になったのかがよくわからない本でした。
恐らく著者が芸能人だから出版されたのでしょう。
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