ローマの平日 岩田砂和子
ローマでコーディネーターなどとして生活をしている著者のローマレポート。
イタリア人の気質をさくっと知れるエピソードがたくさんあります。
この本のレビュー
ローマでコーディネーターなどとして生活をしている著者のローマレポート。ブログを書籍化したもののようで全体に文章が軽快でさくさくっと読める。
文章が読みやすく、イタリア文化をさっとすくい取れておもしろいです。
「もうちょっとそのエピソードを深く書いてくれるとおもしろいのだが」と思うものもありましたが、
それなりにイタリア人の生体?がよくわかって楽しめます。
誰もがあこがれる?イタリアですが、へぇ、こんないーかげんなところだったのね。
っていうか日本人ってほんときっちりしてたんだな~って改めて思いました。
アジアの国に旅行すると日本の常識が通じないことにいらだつことが多かったのですが、
それってヨーロッパも同じなんだなぁって。
バスの運転手が私的な用事を業務時間内にするっていうのはむしろアジアでもしないかもしれません。
そういう意味ではアジアの方がずっと働き者だなぁと思います。
こう考えると、ヨーロッパの国が経済的にアジアに抜かれるのも時間の問題かも。
(アジアってゆってものんきな気質の民族もいますけど。)
私の職場の先輩がイタリア大好きで、「だってあっちもこっちも世界遺産だらけ」というのですが、
私は世界遺産というネームバリューにはそんなに興味がないので、
しかも、この本を見てイタリアって村社会っぽいところなのかと思うと
もっと食指が動かなくなってしまいました。
差別的な扱いを受けたりすることってあまりないので、なんか相当へこみそうなんだよな~。
ちなみにトルコで西洋人に頭に来たことがあるのですが、
すっげーいまでも思い出すとはらわたが煮えくりかえるくらい腹が立つんですけど、
ああいうことってヨーロッパの旅では割とふつうのことなのかも。
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