キルトをはいた外交官 大塚清一郎
アメリカ、スコットランド、タイ、スリランカ等で駐在した外交官のエッセイ。
人生の思い出をだらだら書いた感が否めないが面白いエピソードもある。
この本のレビュー
ニューヨーク、スコットランド、スリランカ等で勤務してきた外交官のエッセイ。この人は人当たりも良く、明るくユニークな性格のようで、
先々の人と上手につきあいながら日本のために仕事をしてきた人生だったようだ。
その国の歌やジョークを憶えることで相手の懐に上手に入っていく手法は、
海外でビジネスをする人たちには参考になると思う。
本来は大変な業務もあっただろうけどもそういうことは書かれておらず、
笑いを利用してうまく立ち回ったエピソードだけが綴られている。
外交官がどういう仕事をしているのかの一つの参考にはなるかもしれない。
ただ、それは書く必要はないだろうというだらだらと書き連ねた文章も多い。
例えばアメリカ留学でシンガポール人に「日本人が嫌い」と言われたことが
本人にとってはものすごく大事な人生の分岐点だったのだろうけども、
その下りをだらだらと何ページにも及んで書く必要性もないと思うし、
一つ一つの章の終わり方もなんかしっくり来なかったりして、素人の書いた本だなぁと。
本人の人生の思い出を書いた自叙伝っぽい。自費出版かな?これ。
文章で人に伝える能力は低いなぁ。
外交官時代の仕事や相手国の人たちとのエピソードが多いと面白いと思うのだが、
まー、その辺りは書けないことも多いのかも。
政治家のように表舞台に出る人たちではないので我々にはどういう仕事をしているのか わからないことばかりだが、こういう人たちが日本のために活躍しているのだなぁ。
日本の政治家もこのくらいうまく立ち回るすべを身につけて欲しいものだ。
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