田舎暮らしはじめました　グレゴリ青山

京都で生まれ育った著者が和歌山の田舎に移り住んだ田舎暮らし体験記。
田舎に住んでみたいなぁという人は一つの参考ケースにするといいかも。

この本のレビュー

グレゴリさんの本はほとんど買ってますが、これはかいのがしていた。
読んだ感想は可もなく不可もなくという感じです。

というのも中に書いてあるエピソードのほとんどを知っていた。
つまり他の著書で既に書いているネタを改めて書き直している感じ。
そして書いてなかったところは特別面白くなかったというか、他の本に書いてあった違うエピソードの方が面白い。

著者が前書きで書いたように、旅行者みたいな目でみていたのでだからだと思います。
よりよそ者の視点、旅行者の視点で書かれたネタの方が面白く感じて、
今回は特に暮らしにスポットを当ててるのでその辺りがしっくり来なかったのでしょう。
田舎暮らしをしたいと憧れる立場でも田舎を否定する立場でもなくというスタンスなので。

しかしグレゴリさんは、今はフラワーズで連載までしていていっぱしの漫画家になっちゃったなぁ。
昔はどうも蔵前さんに薦められてマンガを書き始めたようなのに。

グレゴリさんの本は時間が経って読み返してもそれなりに面白くよめるのが不思議です。
彼女の著書は全部捨てずにとってありますもん。
同姓であること、旅のスタイルが似ていて共感を呼ぶところもあると思いますが、
絵の力も大きいのかなぁ？

田舎暮らしに興味がある人が、「どんなかな？」という一つの参考ケースとして読むとよいかも。