旅のグ　グレゴリ青山

稚拙な様で誰でもかけるわけでもない旅漫画。
女性バックパッカーの背伸びのない旅が親近感を呼ぶ。

この本のレビュー

旅行人から発行された「旅のグ」がデビュー作。
この旅のグの頃は絵も稚拙というかあまり上手じゃなかったですけども、
もともと漫画家を目指していたわけではないわりには漫画としての体裁が整っていて、
何よりも旅の体験を情景まで含めてストレートに伝えてくれてとても楽しめます。

また、グレゴリさん自体が、本や映画などものすごいマニアックな知識が豊富で、
最近では旅を漫画に書くよりも古本やでのバイト経験とか古い映画を紹介した漫画など、
幅広いエッセイ漫画を書いています。今じゃflowersで連載まで持ってます。

旅のエッセイに興味があれば「旅であいましょう」「ふたたびの旅」「旅のグ」など、
なんとなくあこがれてしまう京都の京都人の生活感溢れる「ナマの京都」
関西の様々な大衆生活を紹介した「グ印関西めぐり濃口」
あなたの興味にあわせてご覧ください。私は彼女の漫画はほぼ全部持ってるけど。