となりの中国人　祐木亜子

中国人と日本人の感覚の違いを生活や仕事のシチュエーションで紹介した本。
軽いタッチの漫画とエッセイの組合わせなのでさっと読めます。

この本のレビュー

中国人で仕事や留学で滞在経験のある著者の書いた中国人と日本人の違いを紹介した本。
仕事への取り組み方や生活のちょっとした習慣など、日本とは全く違う！と
著者が思ったことを初心者向けに簡単に書かれています。
ビジネスでどっぷりと中国企業とつきあう必要がある人には情報が少ないと思いますが、
日本で中国人の知り合いができたり、職場の取引先に中国人がいたりと、
または中国人に興味があってどんな人なのか知りたいと言う人によいです。

エッセイと一緒に組み込まれた漫画がちょっと風刺が効いていて良い味だしてます。

中国人の友達づきあいの仕方とかをみているとどこか韓国ともにてるとこもあるなと思いました。
大陸と陸続きで、いろんな国と接してきた両国と、日本のような島国では大分感覚が違う。
顔立ちがにていてもやっぱり外国人なんだと認識しました。

逆に日本人と台湾人がどこかうまくいくのも、島国っていう共通項も関係あるのかもしれません。

また、笑顔と眼力で人相判断という項目を読んだ後、風水の専門家の本で、
華僑は人とつきあう時、その人の人相を見るとゆっていたのを思い出しました。
面接をした時の人相の善し悪しで信用に足る人かどうか判断するそうです。

果たして私の顔はそのお眼鏡にかなうのだろうか？なんて思っちゃいました。
ま、私には商才はないので、お金を人に借りに行くことはないですけどもね。

漫画とエッセイが抱き合わせの割にエピソードが少ないですが、
ユーモラスな漫画のあとにそれを解説するかのような形で文章がはいっていて読みやすい。

あくまでも入門編ってかんじで、一時間くらいで読み終わります。
にたようなタイトルで黒田福美さんが書いた「となりの韓国人」という本がありますが、
あの本のような読み応えのあるエッセイではないです。