日本人の知らない日本語 蛇蔵 海野凪子
日本語学校で学ぶ外国人の目線から日本語を見つめるきっかけになる。
おもしろいエピソードが満載のエッセイ漫画。
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この本のレビュー
留学、ビジネス、結婚など、様々な事情で日本語を学ぶことになった外国人に日本語学校で日本語を教えていたなぎこ先生。
その先生が出会った日本語を学ぶ外国人の素朴な疑問などから
普段使っているはずの日本語をいかに知らなかったか、勘違いしていたかを知ることができる。
小学校から国語を学んだはずだが、日常生活で身につけた口語などは理屈で勉強してないので
意味を取り違えていたり、誤った使い方をしているものなのだなぁと。
また、以前、インド人に「日本人は英語をカタカナにするからだめなんだ。カタカナは使うな」とか言われたことがあるんですが、そもそもカタカナはお坊さんが漢文を読み下すためにできたものだそうで、あのインド人の指摘は的外れだったのではないかと。
今度同じことを言われたら、そう言い返せるなぁと思いました。
(そんなシチュエーション来ませんけど。)
台湾に行くと美しい日本語を話すおばあさんに出会うこともあって、
自ら口汚い日本を使っていたことを反省したりもしました。
やっぱりきれいな言葉の方が聞いていて気持ちがいいですからね。
日本語という日本文化について興味を持つきっかけになった漫画です。
1~3巻までは日本語学校で学ぶ外国人のエピソードを主軸に日本語について書かれていますが、
4巻はなぎこ先生と漫画の著者の蛇蔵さんがヨーロッパの日本語学習をしている学校を 訪ね歩いたものなので、趣旨が異なります。取材ノートをそのまま漫画にしたような。
4巻にも興味深いエピソードはあるにはありますが、1~3巻に比べると内容は劣る。
あくまでも番外編というかんじです。
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タグ :
日本
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