エジプトのききめ。 k.m.p.
ムラマツエリコ、なかがわみどりのユニットk.m.p.のイラストエッセイ。
エジプトの観光には役に立たないが女性が旅して起こりえる出来事を知るのによいかも。
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この本のレビュー
女性ふたり組の個人旅行で起こった様々な出来事をイラストで綴ったエッセイ。処女作「エジプトが好きだから」に続いて、書き足りなかったエジプトをさらに旅して仕上げたらしい。
旅の情報収集としてはむかないが、女性が女性だけでエジプトを旅した時にどんなことになるのか
を知るのに参考になります。
特に今回の本は彼女らの知名度が上がっていることもあるとおもいますが、
とてもカラフルに力が入ったイラストがいっぱいで、雰囲気がよく伝わります。
ただ、あくまでも旅のイラストエッセイなので、旅の情報源としては役に立ちません。
パックツアーでなく回った時にどんな旅になるのかをふわっと知るのに便利。
本人たちがカワイくキャラクター化されたイラストで描かれているので、
負の感情がストレートに伝わって、私はどうしてもそっちの印象が強くなるのですが、
思えば痴漢には私もあったよなぁってしみじみと思ったりもした。
あれは日本人女性がターゲットになるのか、外国人全体なのかがとても気になります。
たぶん日本人は「こらー!」と笑いながら怒っておしまいなんだろうなと思います。
欧米人、韓国人など、それですませるとは思えない。
我々の同胞が一番簡単だと思われてそうな気がする。
ちなみに私の場合は、中学生でいっぱいの乗り合いトラックに乗る時に、
詰めれば中に座れるにもかかわらず座らせてもらえず、外に捕まってたつように言われ、
両手を使えない状態にしむけられ、男子中学生たちがお尻を触ったりしてきました。
まあ、子供の悪ふざけなのでお尻くらいでしたけど、「サイテー」って感じ。
この本を読んで親父が堂々と痴漢をするから子供もまねをするんだよなぁってつくづく思った。
ぼられたりがどうのっていう話は別にエジプトだけの話ではなくて、
日本のようにキッチリ定価販売の国の方が少ないと思っておけばよいと思う。
ただどうしてもこちらの方の国への旅は、バクシーシや値段交渉がつきものなので、
やっぱり私はめんどくさいと思うし、砂漠も特に見なくても良いからっていう気になった。
そう言えば私は一番気候的に楽な年末年始にいったんだけども、
毎日恐ろしく体力を消耗して、ベッドに倒れ込んでいたことを思い出しました。
気温は高く乾燥している砂漠気候の過酷さをまざまざと体感しましたよ。
年取ってから行くのは危険なくにだよな~って気もする。体が順応しなさそう。
エジプトはまた行きたいかと言えば、行きたいと言うほどでもなく、
まあ、そのうちに行ってもいいかなという感覚です。読後感もそんな感じ。
古代遺跡に興味がない上に遺跡の入場料にやたらと金がかかる辺りが一番のネックかも。
k.m.p.のお二人のように再訪するまでの情熱はいまんところないみたいです。はい。
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タグ :
エジプト
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