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インドネシア駐在3000日 坂井 禧夫


ジャカルタ近郊の工場にで駐在した邦人の体験記。
インドネシアの生活や仕事ぶりなど、特に駐在前の方に参考になる。

インドネシア駐在3000日のレビュー

インドネシアのジャワ島、ジャカルタ近郊に駐在した一人の邦人の仕事上の体験や
暮らしで感じたこと、インドネシア人とのふれあいで知った考え方の違いなどをつづった本。
文章は割と整理されていて読みやすく、これからインドネシアに住もうとしている人には特に参考になる。
特にインドネシアを何も知らない人がビジネスで関わらなければならなくなったときに、
最初に読むのに入りやすい本だと思います。
いきなり小難しく文化を語っている本だと頭に入りにくいから。
また、仕事や生活上で出会ったトラブルなども日本ではあわないようなトラブルなので、
旅行者の立場の私にはだらだらと書きすぎに思えるけど、駐在員には必要な情報だろなぁと思った。

ただ、この本には副題があって、「200のインドネシア語ことわざ付」とあるのですが、
他の本との違いを出したかったのか、単に著者が憶えたインドネシア語をひけらかしたいのか、
とにかく、このことわざがいらない。特に文章の〆に無理矢理入れているのを見ると、
親父ギャグのようで寒かった。
各ページの下部欄外に日本のことわざと似たインドネシアのことわざを書いてあるのですが、
これが役に立つ人がいるのかどうかが疑問です。(まだ巻末にまとめて掲載した方がまし。)
ただし、言葉やことわざにものすごく興味がある人はうれしいのかもしれません。

書かれていることは、滞在者、駐在員としての目で、仕事や生活のことが中心になりますが、
長く生活する上で知ったインドネシアの文化や習慣の違いなどを素朴に書きつづっているので、
それが旅行者がインドネシアで感じた素朴な疑問と合致すると、「そうだったのか」と納得もする。

ただ旅行記とは違うので旅行情報を知りたいと思って読んだら面白くない。
あくまでも文化や習慣を知るつもりで読んでみてください。
私はインドネシア旅行後に読んだので、インドネシア旅行中に憶えたインドネシア語や 宗教のことで、
「あ、あれはそういうことだったのか!」と新しい知識として吸収できたので、読後感はそれなりにふつう。
というわけで☆3つです。

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