キューバからの荷物返却。手続き不備ってことみたい。
※当サイトは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含んでいます。
キューバでは、親切の押し売りをする人たちがたくさんいました。 キューバの人々は飢えてこそいない物の、アメリカからの経済封鎖の影響もあり、とにかく日々の生活物資が不足している。何度も何度もすり切れるまで洗った衣服を身にまとい、繕いながら大事に着ているのを見ると、戦後の日本の貧しさとまではいきませんが、なんだか今の物にあふれた日本に住む自分の生活を見直す良いきっかけになりました。
元々、あまり衣服には無駄遣いをしない方でしたが、逆に物を捨てられない性格でもあり、「日本に帰ったらいらない服をくれ」と言われ、タンスの肥やしになった着られずにもてはやした服を送ることを承諾したのでした。
私も旅行を始めたばかりの若カリし頃にこの国にきていれば、好奇心も旺盛でついつい
後をついていったでしょうが、今の私は好奇心よりも自分のペースを守ることが大事。
ただ、彼らは物乞いのようにお金をせびったり、勝手にガイドをしてチップを要求したりするのではなく、
とにかく自分らのできうる範囲で旅行者を助けることで、旅行者がお礼をしたくなるようにし向けるのが上手だった。
例えば、自分の仕事が休みの時に一緒に観光についてくる。
遊園地の乗り物の様なころんとしたココタクシーを値切り、観光案内をしてくる。
「私は、一人で町を歩きたいんだよ」と思っていたはずなのに、ガイドブックに載っていない
面白い場所に連れて行かれて、ちょっとだけ感激したが、でもガイド料とかチップが憂鬱だった。
一人で行くと3000円は取られる外国人用レストランではなく、
バラダールという個人邸宅をレストランにしている店に案内してくれ、一緒にご飯を食べた。
当然、お金を払うのは私なんだけど、4人で食べて15ドルなんですね。
しかも、外国人用レストランなんか目じゃないくらいに美味い。
たかられているのはたかられているのですが、結果的に私は損をしていない。
最後にはうざいと思って悪かったなぁって思っちゃったんですよね。
で、どうしようかと思っていた最後の晩、別れ際に頼まれたのが中古衣料の送付。
「そのくらいおやすいご用だよ」って約束して、半年前以上前に送った船便の荷物が昨日戻ってきた。
箱はつぶれてぼろぼろ。中身をチェックしたのか箱を開けた形跡があり、
キューバという名前が入ったビニールテープがぐるぐる巻きにされてある。
箱の上には東京の中央郵便局のメッセージ。
この荷物は送付先で不都合があった場合破棄としていましたが、返送されました。
返送料は無料です。送付人が受け取り拒否した場合は返送のこと。
返送料は無料です。送付人が受け取り拒否した場合は返送のこと。
うーん。なんだかいたたまれない気持ちになってしまいました。
キューバまでの船便の代金はちっとも惜しくないし、それはどうでもいいんですが、
思うに中古品といえども手続きとか税金とかいろいろあるんだろうなぁ。
どうもキューバ大使館のインボイスが必要だったみたいです。
内容品の価格が100兌換ペソを超える場合に必要だってことですが、
内容品の価格は中古だから0円って書いたんだけど、価値があるってことなのかも。
だったら向こうで捨てるとか、税関の職員ががめて帰ってくれよっておもうのですが、
ふと思い出したんですよね。ホテルの従業員が帰宅時にバックの底まで念入りに荷物チェックされていたのを・・・。
きっと税関の職員なんて公務員なわけだしもっと厳しいんでしょうね。
他の国では、郵便局員が盗んで届かない・・・なんてこともよくあるのにねぇ~。
キューバって社会主義国としては成功しているし、そのあり方を褒め称える人も多い。
でも、なんか、あまりの徹底ぶりに、住んでいたら息が詰まるかも。融通が利かなすぎ。
返送するのもお金かかるんだからさ。
国のお金で返送するんではなくて、学校に寄付するとかして使ってくれればいいのに。
(いらないペンとかも大量にいれてたんです)
なんかちょっと気が抜けた~。ボランティア団体に寄付しとけばよかったかもなぁ。
今から不要品を分類して捨てますけどね。いろいろめんどくさいのね国際配送って。
関係ないけど、私が向こうから送った絵はがきは日本到着まで3ヶ月かかりました。
エアメールの絵はがき1枚に3ヶ月かかるのもびびりましたけど、
ここまでくると内容をチェックしてたのかと思ってしまいますね。
ただ単に職員が怠慢なだけなのかもしれませんけど。
更新日: