富士登山ならぬ富士下山!それでも筋肉痛になった。

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富士山 富士宮五合目いき バスチケット 富士山が世界文化遺産に登録されることになり、日本中が富士山フィーバーですが、その熱気につられて富士山まで行って来ました。ただし、富士登山ではなく、富士下山です。テレ東の番組でやってたのをみて、これなら私でもいけるなぁと思ったのです。
富士宮駅からバスに乗って富士宮5合目まで。そこから下山します。

ちなみに富士急バスは往復で買うと3000円とかなりお得になりますが、行きは富士宮→富士宮口五合目/水ヶ塚→三島というチケットも往復チケット扱いで買うことができました。(窓口購入のみ。乗車後には買えません。)
三島からのバスは本数が少なく、早朝出発便がなかったので富士宮から乗車したのですが、帰りは三島にでれるのはよかった。もちろん御殿場もOKだと思います。豆知識でした。

当日はあいにくの雨模様でした。
実は天気予報は午後から小雨になっており、登山は望ましくないというお話。
日帰りではなく伊東に宿を取ってしまっていたため、日程の変更はせずにいってみることにしました。
もし予報よりも早く雨が降り始めたら、バスで往復して帰ってくればよいかと。

五合目までバスにあがるまでもなくあたりは霧に包まれ、麓から全く富士山の姿は見えません。
そして、五合目にあがったところで、ポツポツと雨が降り始め、
気温もぐぐーーと下がりました。山の天気だなぁ。

富士山 宝永第一火口付近 こちらは見づらいですが、宝永第二火口の付近です。
ポツポツとした雨でしたので、とりあえず宝永火口まで行ってみて、まずそうだったら5合目にとんぼ返りしようと考えた。

宝永第二火口に着いたところでは雨は弱まり、霧も少しずつ晴れました。
ただ、いつ天気が変わるかわからないので火口に降りるのは断念し、ここから最短距離で降りることにしました。

富士山 宝永火口から下山する下山口 富士山マップは下記からダウンロードできます。

富士山マップ

基本的に登山道には看板がきちんと立っているので迷いませんが、
マップがあると所要時間と距離の目安がわかるので便利です。

ちょっと霧が晴れてますね。このあたりは。

富士山 宝永火口付近の火山岩でできた急斜面 写真だとわかりにくいですが、噴火口から吹き上げた溶岩が細かく砕けてできたような斜面です。ロープが備え付けてあるようにかなり急。足腰の弱い方は大変でしょう。
砂の斜面のようなものなので、たまにずるっと滑る。ストックがあった方が安全でした。
本当は大砂走りの方にいってみたかったんだけど、たぶん大砂走りはこれと同じような斜面がながーーく続いているのだと思います。

富士山 須山口 登山道を下る 砂の斜面をすぎるとふつうの登山道っぽくなりました。
だんだんと植物が増えて、気温が上がってきます。
途中、2組ほど登山組と出会いましたが、ぜえぜえとつらそうでした。

下山は息は切れないので楽なようですが、しかし、全体にふつうの山よりも登山道自体が急なので、降りるのは相当足に負担がかかる。
自分の体重に重力加速度が加わるので、それなりにきついです。
途中休憩したくても、休憩小屋のようなものはないし、雨なのでぬれているし、 とにかく「早く降りて下で休むのだ~!」って急ぎました。
ほんとは見晴らしのいいとこでおべんと食べたかったんだけど。

富士山 富士宮五合目からの須山口登山道の2~3合目くらい? 木がなぎ倒されている 2合目~3合目くらいのところでしょうか?あたりの木がなぎ倒されているところがありました。
倒れた木が登山道に引っかかっている箇所などもありましたが、 それをよけながら降りていきます。
山なのでイレギュラーなことが多いです。

富士山 須山口 登山道の1合目くらい。 道が平坦 1合目くらいになると道も平坦で幅が広くなり、さらに雨もすっかりやんで散歩気分で歩くことができました。
登山の人も、このあたりはさわやかな気分で歩いていたでしょう。

富士山 須山口登山道 看板 はい。須山口登山道の入り口の看板です。
5合目を出発して2時間ほどで降りてきました。弾丸下山です。
弾丸登山と違って高山病などの心配はありませんが、かなり足にきます。
翌日は筋肉痛になりますよ。
私は、一度だけずるりと滑って尻餅をつきましたが、やっぱり山の装備は きちんとしていた方が安全だと思いました。 ストックはあったほうがいいですね。

また、小雨だったことと、下山だったことで、雨具はポンチョですみましたが、 登山の場合は絶対にきちんとしたカッパが必要です。
ポンチョは風にあおられてめくれあがるので、意味がないです。

富士山 須山口登山道 入り口 入り口を遠くからとるとこんな感じです。道路を渡ると水ヶ塚公園です。
公園にたどり着いてしばらくしたら本格的な雨になりました。
天気予報通りでした。
雨に降られる前に弾丸下山してきたので、なんとかなりました。

水が塚公園では屋根付きのベンチまで移動してコンビニで買ってあったおにぎりなどをいただきました。
天気がいいときは富士山が頂上まで見渡せるはずなのですが、全くだめ。

今回は雨にやられないように急いで降りてきたけど、様子はわかったので、 今度は大砂走りとか須山御体内とか寄り道しながら降りてきます。

一気におりてきたおかげで、1本早い三島行きのバスを捕まえることができ、 伊東の温泉には早めに着くことができました。
次回は日帰りにして、天気がよい日を選んで再チャレンジします。
宿泊予約をしてしまうと、天気が悪くてもいかないと・・・ってなっちゃう。

しかし、私は日帰り圏内にすんでいるので「またこよう」ですむんだけど、 遠くから来た人、特に外国人が無理をしてしまうのは気持ちはわかりますね。
この前韓国の登山客が亡くなる事故がありましたが、 普段山に慣れてない我々のような人は山の怖さをなめているのかもしれません。

富士山の登山道は道もわかりやすく、迷うことがありませんでしたが、
地元の人やボランティアの方が、きれいに整備してくれていたのかも。
須山口は富士吉田口ほど登山客が多くないので、何かあったら発見が遅れると思うので、
最低でもシロートは単独登山だけはやらない方が良さそうです。

そういや、ネパールに行くときに購入したトレッキングシューズが役立ちました。
たぶん、ふつうのスニーカーとかでいったら、膝やっちゃったと思います。
雨がしみこんで靴下はぐちゃぐちゃでしたので、できれば防水シューズにしたほうがよいですよ。

次は富士下山リベンジか、さもなきゃ久しぶりに高尾山とか大山とか 首都圏の低い山にいってみようと思います。靴つかわなきゃ。

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