福建省客家土楼:廈門から長距離バスで永定土楼群へ。
【廈門発永定行きのバス。中国のバスは行き先が大きく表示されているので楽。】
廈門到着の翌日、廈門から長距離バスで客家土楼に向かいました。
客家族の土楼は福建省の永定県に5000棟近くありますが、2008年にその中の6つの土楼群が
ユネスコの世界遺産に登録されて以来、周辺が整備され、観光バスツアーが急増しました。
中でも永定県南東部にある洪坑土楼群景区は「永定土楼民族文化村」とも呼ばれ、
比較的まとまった区域内に明清代の土楼が集中しており、観光バスツアーはまず間違いなくここに来ます。
廈門からはこの洪坑の土楼群への直行バスやここを経由するバスが運行されているため、
とりあえず、最初の目的地はここかな~ということで、永定土楼行きのバスに乗ることにした。
前日、バスターミナルで時刻表をチェックし、6時半にバスターミナルへ。
さすがに朝は人影もまばらで難なく6:50発のチケットを購入できました。
少しでも早いほうが後々動きやすいと思って朝一番の便にしたのですが、
結果的にあまり意味がなかった。(これは後述。)
ちなみにバスターミナル内でも洪坑土楼や田螺坑土楼への1日ツアーも扱っていますが、 できれば日帰りではなく1泊することをオススメします。
中国語ができないとガイドさんとの意思疎通が結構大変です。
ガイドさんや参加客との相性がよいと楽しめたりしますが、そこは運次第。
また、説明の内容がちんぷんかんぷんなのに興味のないところで足止めされたり、 もっと見たいところをスルーされたりと団体故のストレスが溜まります。
逆にいえば、「細部には興味がないけど世界遺産だからとりあえず行きたい」 という程度であれば参加しやすいともいえます。
ツアーの醍醐味はやっぱり価格。個人で行くより安くあがります。
ただし、団体ツアーの移動時間帯って結構重なっているので混みます。
中国の観光地の混み方って日本の比じゃありません。
世界一の人口大国を舐めてはいかんのだ。
日本人は廈門を玄関口にするのが一般的かもしれませんが、中国国内旅行者は 広東省とか浙江省とか江西省とか周辺地域からわーーっと集まって来るのです。
私が行ったのは3月だったのでまだすいていたと思うけども、
それでも旗持ったガイドさんが牽引するツアーがぞろぞろいました。
ゴールデンウィークや夏休みはすごい人だろな~と想像します。
(日本と中国はゴールデンウィークの連休が重なるのですよ。)
西塘に泊まった時も思いましたが、団体客が引き払っていく夕方から翌朝の早朝にかけてが本来の姿という感じ。
映画のセットの中にいるような異国情緒漂う雰囲気に浸って、静かにたたずむことができるのです。
ただし、客家の土楼群は世界遺産になったが故に、別の意味でいらつくことがありますが、
それはたぶん私たちが中国人と似たような顔立ちをしているからだと思われます。
ところで、今回、たぶん南靖あたりだと思うけど、温泉リゾートを開発しておりました。
なーんもない広い土地にいきなり高層マンション群や温泉リゾートマンションの建設現場が現れたのです。
また永定の土楼地域が近づいてくると円楼を模した近代式ホテルも建設中でした。
客家族の土楼があるような地域は、元々観光地でもなんでもなかったので大型ホテルなどないのです。
だからほんとはゆっくり観光したいのに、円楼や周辺施設に泊まるのはイヤ・・・という人もいるわけで、
そういう需要を取り込む作戦なのでしょう。土楼は基本トイレとか風呂はありませんしね。
高速道路とか鉄道も整備していたし、地域を上げて国内外の観光客と富裕層の移住を狙っている感じ。
ただ、温泉リゾートっていうには景観とかはイマイチなので、微妙な感じもしますけども。
富裕層ねらいではなくて、中間層が住める値段なのだろうか?とぐるぐる考えてしまったりした。
(つーか、そもそもあんなに広いのになんで高層マンションなんだろう・・・という素朴な疑問もある。)
中国は不動産バブルがはじけ始めたって聞くけど、果たして住民集まるんですかね。
廈門市も海沿いの好立地に大規模な工業地帯を整備していたし、中国各地で外資系企業誘致に熱心だというニュースを見聞きするし、各地で企業も人も取り合いになりそうな感じがします。
土楼周辺は観光地として素朴な雰囲気は残すだろうけども、まわりはどんどん変わりそうです。
客家族の土楼は福建省の永定県に5000棟近くありますが、2008年にその中の6つの土楼群が
ユネスコの世界遺産に登録されて以来、周辺が整備され、観光バスツアーが急増しました。
中でも永定県南東部にある洪坑土楼群景区は「永定土楼民族文化村」とも呼ばれ、
比較的まとまった区域内に明清代の土楼が集中しており、観光バスツアーはまず間違いなくここに来ます。
廈門からはこの洪坑の土楼群への直行バスやここを経由するバスが運行されているため、
とりあえず、最初の目的地はここかな~ということで、永定土楼行きのバスに乗ることにした。
前日、バスターミナルで時刻表をチェックし、6時半にバスターミナルへ。
さすがに朝は人影もまばらで難なく6:50発のチケットを購入できました。
少しでも早いほうが後々動きやすいと思って朝一番の便にしたのですが、
結果的にあまり意味がなかった。(これは後述。)
ちなみにバスターミナル内でも洪坑土楼や田螺坑土楼への1日ツアーも扱っていますが、 できれば日帰りではなく1泊することをオススメします。
中国語ができないとガイドさんとの意思疎通が結構大変です。
ガイドさんや参加客との相性がよいと楽しめたりしますが、そこは運次第。
また、説明の内容がちんぷんかんぷんなのに興味のないところで足止めされたり、 もっと見たいところをスルーされたりと団体故のストレスが溜まります。
逆にいえば、「細部には興味がないけど世界遺産だからとりあえず行きたい」 という程度であれば参加しやすいともいえます。
ツアーの醍醐味はやっぱり価格。個人で行くより安くあがります。
ただし、団体ツアーの移動時間帯って結構重なっているので混みます。
中国の観光地の混み方って日本の比じゃありません。
世界一の人口大国を舐めてはいかんのだ。
日本人は廈門を玄関口にするのが一般的かもしれませんが、中国国内旅行者は 広東省とか浙江省とか江西省とか周辺地域からわーーっと集まって来るのです。
私が行ったのは3月だったのでまだすいていたと思うけども、
それでも旗持ったガイドさんが牽引するツアーがぞろぞろいました。
ゴールデンウィークや夏休みはすごい人だろな~と想像します。
(日本と中国はゴールデンウィークの連休が重なるのですよ。)
西塘に泊まった時も思いましたが、団体客が引き払っていく夕方から翌朝の早朝にかけてが本来の姿という感じ。
映画のセットの中にいるような異国情緒漂う雰囲気に浸って、静かにたたずむことができるのです。
ただし、客家の土楼群は世界遺産になったが故に、別の意味でいらつくことがありますが、
それはたぶん私たちが中国人と似たような顔立ちをしているからだと思われます。
ところで、今回、たぶん南靖あたりだと思うけど、温泉リゾートを開発しておりました。
なーんもない広い土地にいきなり高層マンション群や温泉リゾートマンションの建設現場が現れたのです。
また永定の土楼地域が近づいてくると円楼を模した近代式ホテルも建設中でした。
客家族の土楼があるような地域は、元々観光地でもなんでもなかったので大型ホテルなどないのです。
だからほんとはゆっくり観光したいのに、円楼や周辺施設に泊まるのはイヤ・・・という人もいるわけで、
そういう需要を取り込む作戦なのでしょう。土楼は基本トイレとか風呂はありませんしね。
高速道路とか鉄道も整備していたし、地域を上げて国内外の観光客と富裕層の移住を狙っている感じ。
ただ、温泉リゾートっていうには景観とかはイマイチなので、微妙な感じもしますけども。
富裕層ねらいではなくて、中間層が住める値段なのだろうか?とぐるぐる考えてしまったりした。
(つーか、そもそもあんなに広いのになんで高層マンションなんだろう・・・という素朴な疑問もある。)
中国は不動産バブルがはじけ始めたって聞くけど、果たして住民集まるんですかね。
廈門市も海沿いの好立地に大規模な工業地帯を整備していたし、中国各地で外資系企業誘致に熱心だというニュースを見聞きするし、各地で企業も人も取り合いになりそうな感じがします。
土楼周辺は観光地として素朴な雰囲気は残すだろうけども、まわりはどんどん変わりそうです。
中国 福建省に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
旅行時期:2012年3月
1元=約13円
■交通:バス 廈門-永定土楼 45元、バイクタクシー 土楼文化村-高頭 10元1元=約13円
■観光:洪坑土楼群景区(永定土楼民族文化村) 90元、土楼撮影料 5元、高頭土楼群 50元
■食事:梅菜扣肉 35元、客家文笋 35元、宿飯 25元/人
■土産:ゆず茶 80元
■その他:水 (500ml) 2元、ティッシュペーパー(大) 4元
■宿泊:高頭 承啓楼の江さんち民泊 120元+食事代
■成田-大連航空券 直行便で50,000円前後~。
日本企業が進出しているためANAの直行便があります。ビジネス路線なので座席は取りやすい。
中国の他の都市や台湾、香港からの便も多いですが、経由するメリットはあまりないと思うので、直行便がベスト。 時間がある旅行者は台北から金門島に飛んで船で廈門入りもできる。
旅程を立てるために参考になる本やウェブサイト
客家円楼 1週間で円楼を見に行く (旅行人ウルトラガイド) [ 岡田健太郎 ]内容は古いので円楼の入場料や宿泊代などは参考にならないが、周辺の様子や交通手段などの参考になる。 地球の歩き方D05と合わせて利用して、後は現地で確認を。世界遺産になったのでかなり政府の手が入ってます。廈門はガイドブックの情報では足りないのでネットや観光局を併用したほうがよいです。