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中国・東北地方個人旅行 2011年6月

6月の中国の東北地方はどこに行っても柳のわたぼうしがふわふわと宙を舞っており、 まるで雪の様で幻想的でした。最初は長春の町中で見たため、綿埃だと勘違いしたくらいです。
特に柳の並木周辺で風が吹くと、吹雪のように沢山のわたが宙を舞い、足下に沢山降り積もっています。 ここまで風で遠くに運んで貰わないと種を保存できないのだなぁと植物の生への執着といいますか、DNAってスゴイと感動すら憶えた。寒さの厳しい東北で生きてきた植物の証なのかなぁという感じです。
長春の地元ビールといえば「雪花MONS」ですが、「おお、これが名前の由来か!」とぽんと膝を打ったのが今回の旅の始まりでした。レストランやホテルの中でも出入りする人が持ってはいってしまうので、時々飛んでます。
ちなみにヤナギ科にはヤマナラシ属とヤナギ属があって、中国ではヤマナラシ属を楊、ヤナギ属を柳として区別しているそうです。ヤマナラシ属がふわふわとした綿帽子を発散するほうなので、「柳じゃなくて楊だ!」と言われたみたい。
この「ヤン」は日本じゃポプラってゆってるヤツみたいです。つまり北海道の人は「中国でも舞うのね」って思って見ていたのかも知れません。関東人、純粋に感動してしまいました。

食べ物は東北地方は相変わらず粉食で「餃子、麺、春餅、餅」。
おまけに「端午節」に行ったため、粽もたくさん食べました。(しかも北部の粽は甘い。)
米料理で一番うまかったのは大連のフードコートでたべた香港仔炒飯です。
パラパラッと仕上がったプロの味だったのでフードコートも侮れないと思った。
今回は団体様の宴会に混ぜて貰ったことが多く、食べた品数の割に写真レポは少ないです。

中国東北地方(旧満州)への旅
渡航国:都市 中国:大連、長春、ハルビン
期間2011.6.4-6.17
旅程 06/04 成田 - air- 大連 (大連泊)
06/05 大連 -air- 長春 (長春泊)
06/06 長春 (長春泊)
06/07 長春 -air- 大連 (大連泊)
06/08 大連 =car= 旅順 (大連泊)
06/09 大連 (大連泊)
06/10 大連 -air- 長春 (長春泊)
06/11 長春 -train- ハルビン (ハルビン泊)
06/12 ハルビン -train- 長春 (長春泊)
06/13 長春 (長春泊)
06/14 長春 (長春泊)
06/15 長春 (長春泊)
06/16 長春 (長春泊)
06/17 長春 -air- 大連 -air- 成田
旅行形態個人旅行
航空会社日本航空:国際線(特典航空券) 成田-大連
中国南方航空:国内線 大連-長春
宿泊
[今回使ったホテルクーポンサイト]
agoda
なんだかんだいってアジアはやっぱりここがダントツ強い!

楽天トラベル
海外は日本人が多く訪れる都市なら割と使える。

[大連の宿]
ラマダプラザ大連
 →大連のホテルの中で日本人ビジネスマンに人気の高いホテル。コスパが秀逸!
  駅前という好立地の上、繁華街も目の前。観光の拠点にも使いやすい。

[長春の宿]
シャングリ・ラ ホテル 長春
 →同じビル内に日本企業のオフィスがあるため日本人の利用が多い。
   市内最高級で滞在自体は申し分ないのだが、2011年6月現在、改装工事中。
  高級ホテルの「顔」のロビーが改装中で2階の宴会受付場みたいなところがフロントのため、
  高級ホテルに泊まっている気がしないのが難って感じ。おまけにプールの水は汚くて狭い。
  リゾートプールでもなく、しょぼいスポーツジムって雰囲気で興ざめだった。
  (泳いでたら「バタフライを泳いで見せてくれ!」って中国人に邪魔されるし。)

[ハルビンの宿]
ティアンジホテル(天植大酒店)
 →ハルビンの繁華街中央大街沿いに位置する立地が良好のオールドホテル。
  内装は古いがホテルとしての機能はそれなり。その分、宿泊費が格安です。
  クローゼットの横の棚に金魚鉢があったのは笑いましたが(金魚泳いでました。)
  中央大街はロシア料理屋やビアガーデンなどもいっぱいあって滞在が楽しいです。

旅行代理店 ara china(桂林中国国際旅行社)
 →大連-長春間の国内線航空券の予約手配をインターネットから依頼。
  問い合わせに関しても日本語で素早く返信をくれるためなかなかよかった。
  支払いはpaypalを利用して、日本のクレジットカードで支払いました。

大連世界旅行社
 →大連発の旅順ツアーを依頼。チャーター車利用だったので回る順序は順不同。
  出発当初に約束した旅順駅に行くのをこちらもガイドも忘れてしまったのは残念。
  ただ、余った時間で星海広場に立ち寄ってくれたのでそれはそれでよかったです。
  ツアーも食事も同席していた社長が、お客より先に酒を飲む態度に家族は
  憤っていましたが(しかも中国の人と思って我慢したそうだ。社長日本人です。)、
  旅順という場所柄や訪問先などトータルで考えると、私はまずまずだったと思う。
両替事情

物 価
1元→12.8円くらい。

中国の物価上昇は甚だしいが円高が続くので旅行者はそれほどの負担を感じない。
また、中国の東北地方は食事などの物価は安めです。
しかし日本人バックパッカーが格安旅行をしていた時代はすでに過ぎ去った感があります。
ガイドブックには招待所や旅館の記事は全くなく、ハナから3星以上を薦めてます。
ホテルなどの滞在費と観光地の入場料を除けば公共交通機関も食事も安価です。
例えば大衆食堂で4人で食事をしてもトータル1000円ですみました(酒込み)。
高級店でも高級食材を頼まなければ一人当たり2000円以上かかることはまずないです。
気象状況
(6月の中国東北地方)
[大連、長春。ハルビンの気候]
 晴れの日の日中 気温26~30度 湿度15~25%
 夕方~夜、朝方 気温16~18度 湿度35~50%

ちょうど春から夏への季節の移り変わりの時期だったようです。
1日の中で気温差が10~15度あるのは当たり前。日中は夏の日差しです。
雨の量は少ないですが、雨の予報の日はむしろ霧が濃く、ビルの向こうが霞んで見えなかったり、 夕方になるとセーターが必要になるくらい冷え込んだりとジェットコースターの様な気候でした。
6月中旬を過ぎると夏の様な陽気が安定してきて、路面店が増えます。
乾燥した夏なので路面店でビールがとても美味しいです。
旅の持ち物 旅の基本的な持ち物は「海外旅行の持物一覧」ページに記載したものを持参。
中国は国内線も水関係の機内持ち込みが禁止です。飲み物、化粧品、虫除けスプレーなどが荷物に入っている方は、取り上げられるので注意が必要です。小さいボトルはスルーしましたが。
ライターも持ち込めませんが、空港構内の喫煙所には電気式のライターが備え付けられているそうです。中国は日本以上に愛煙家多いからかもしれません。

[役だった物]
帽子
日差しがきつく、乾燥していて高地を旅しているような気候でした。必携。
雨傘を日傘代わりに使う女性も多いので、日傘利用も目立たなくてよい。
[忘れて現地で購入したもの、困ったもの]
クレンジング
中国の女性はクレンジングを余り使わないらしくなかなか売ってない。
香港系?のドラッグストア:ワトソンでようやく見つけてホッとしたくらいです。
デパートに行けば資生堂やDHC、ファンケルなどは一応あります。

日焼け止め
都市滞在中心&春先の気候を想定して、長袖シャツを中心に持参したが、
晴れの日の太陽光線は思いの外強く、手の甲や首の周りがこんがり焼けた。
思っても見なかったところでドカタ焼けです。特に乾燥してるので注意!

サンダル
履いていった靴がベロア素材で蒸れたので現地で買った。
路上では数百円で買えますが、ちゃんとした靴店で3000円くらいのにした。
[あると便利だと思ったもの]
指差し会話帳などの会話本
服務員が「メイヨー」としか言わなかったかつての中国はウソのようで、
何かを探しているだけで服務員さんが親切に近寄ってきます。
日本人は外国人に見えないのでマシンガントークにサラされてしまい、
しばしば「言葉わかりません。」と逃げました。
筆談にしても中国語の簡体字を憶えておくと便利です。

虫除けスプレー
6月中旬を過ぎると、各ホテルがビアガーデンをオープンしたり、
路面店が店先にテーブルと椅子を出してオープンエアになったりします。
外でビールのみながら串焼きで2次会してたらやっぱりさされました。
現地の人も虫除けの液体を付けて飲み会に臨むそうですよ。
イメージ
(クリックで拡大)
芋虫の串焼き カイコの串焼き 楊(ポプラ)の綿帽子 ソフィスカヤ寺院