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バンコク近郊散歩:マハーチャイ・メークロン線市場探訪の巻(1)

人が集まる活気があるところにショッピングセンターや市が立つ。
大きなターミナル駅やバスターミナルに商店が集まるのは万国共通かと思われます。
タイでは駅周辺に市場が立っているのもよく見かけますが、このマハーチャイメークロン線の終着駅は、
商売熱心な商店主がどんどん前に出てきてしまい、線路すれすれに商品を並べています。

中でもメークロン駅は、列車が1日4往復しかしないため、線路ギリギリまで店が伸びている。
列車が来る時にバタバタとパラソルをたたみ、机を押し戻してやり過ごす姿は、
日本のテレビのバラエティー番組、旅番組でも頻繁に取り上げられています。

メークロン駅までは高速をぶっ飛ばして走るミニバスを使えばほんの1時間ほどですが、
どーせなら久しぶりにローカル列車の旅ってことで、半日かけて遊びに行ってきました。

バンコクの国鉄駅は、フォアランポーン、バンコクノーイ、ウォンウィエンヤイと、 川で分断されていて相互乗り入れができなかったため、
外国人旅行者には少々不便でした。
現在は、BTSや地下鉄が広がり行き来が比較的スムーズに。
将来的にウォンウィエンヤイ駅とフォアランポーンを繋げる計画があるという記事を見かけましたが、 そんなこと実現しそうもないよなぁ・・・という印象。

BTSのウォンウィエンヤイ駅とマハーチャイ線のウォンウィエンヤイ駅は1キロくらい離れてます。
ウォンウィエンヤイ駅前の案内図にはマハーチャイ線の駅は書いてないので、 地球の歩き方バンコクかgoogleマップを確認しておくと便利。
クルントンブリー通りとタークシン通りの交差点をタークシン大王像めがけて北上してください。

タイ国鉄マハーチャイ線:ウォンウィエンヤイ駅
【マハーチャイ線ウォンウィエンヤイ駅に止まる列車。日本製。】


国鉄マハーチャイ線ウォンウィエンヤイ駅

マハーチャイ線ウォンウィエンヤイ駅入口
ウォンウィエンヤイ駅は驚くほど地味。この写真で駅と誰がわかる?
列車の到着時間には丸屋根テントからわらわらと人が出てきますが、
駅が見つけられなったという旅人が多かったのもうなずける。
タークシン通りの歩道橋のすぐ近くにあります。

バンコク中心街と繋がることもあり、ローカル線の割に本数が多い。
メークロン線との乗り継ぎを気にしなければふらっと乗るのも良いかも。
【下の時刻表の写真をクリックすると拡大します】

ウォンウィエンヤイ駅構内 マハーチャイ線・メークロン線時刻表 ウォンウィエンヤイ駅の看板

ウォンウィエンヤイ駅周辺の様子

駅のはずれ:線路を行き交う人々
バンコク近郊路線の駅だけあって、駅前は商店街が広がっている。
駅自体は地味でも商店街はにぎやか。
(逆にそのせいで駅が見つけられなかったりするらしいが)
駅のホームにはやっぱり屋台がたくさん連なっていて、
ついつい買い食いに走る。豚の串焼きとカオニャオです。
周辺の食堂で朝ご飯を食べてから列車に乗るのも楽しいですよ。

駅横の商店街 ホームの屋台いろいろ ムー・ヤーンとカオニャオ

マハーチャイ線の車窓から

途中駅で上下線入れ替え
単線なのでほとんどの列車がワットサイ駅で上下線の入れ替えをする。
バンコク郊外のため住宅が多く、車窓からの風景はほとんど住宅街。
ただし、タリンチャンほどではないが運河も残っているのが確認できる。
駅員が一人の小さな駅が多かったが、一度だけ、大きな道路沿いの
踏切で人が乗り降りしたのにはちょっと驚いた。
駅ではないのでホームはない。踏切の向こうにはずらっと車が待機・・・。
駅を作る場所がなくて、妥協策として踏切を駅代わりにしてる感じ。

マハーチャイ線の駅 運河がまだ残る 手動の踏切

駅中が市場さながらのマハーチャイ線マハーチャイ駅

マハーチャイ駅の野菜売り
ウォンウィエンヤイ駅を出てからおよそ1時間。終点に到着。
列車の行き来にあわせてパラソルをたたむ・・・とまで行かないが、
マハーチャイ駅も駅そのものが市場になっているというか、
市場が駅構内まで浸食してきている。
そういえば今までタイの列車に乗ると、ジュースや食べ物を売りに来る
物売りが楽しみだったが、あれは長距離路線ならではだったのね。
近郊路線は列車内ではなく、駅を降りたところがにぎわっているのだ。

1日たった4往復のメークロン線に対し、マハーチャイ線は1時間に1本。
おまけに割と駅前が広々と開けているので場所も確保できるらしく、
線路ギリギリまで商品を並べたりする光景は見られない。

バンコクの中心街はデパートやスーパーマーケットばかりですが、
ちょこっと郊外に出るだけで、昔ながらの活気が見えて楽しいですよ。

マハーチャイ駅1 マハーチャイ駅2 マハーチャイ駅3
マハーチャイ線と駅員 線路周辺の市場 ミツバチがたかる菜の花

ターチン川を渡し舟でわたって、いよいよメークロン線へ。

マハーチャイの海鮮市場
マハーチャイ駅構内を出ると今度は海鮮市場が広がります。
市場を散歩したり、この町で食事を楽しんでもいいですが、
そのままメークロン線に乗り継ぎたい場合は、ターチン川を目指す。
そう、この川があるが故に線路が分断されているのです。
鉄橋作るのはお金がかかるってワケですね。

私は2路線の乗り継ぎがスムーズに行く8:35発に乗りましたが、
市場を散策する場合は、一本前の7:40発がいいかも。

マハーチャイ駅前 渡し舟で川を渡る

▼ タイ旅行に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2010.01月上旬
1バーツ(B)=約2.8円

■BTS:ラーチャテヴィ-ウォンウィエンヤイ 35B
■列車:ウォンウィエンヤイ-マハーチャイ 10B、バーンレム-メークロン 10B
■バス:メークロン-バンコク戦勝記念塔 70B
■渡し舟:マハーチャイ-バーンレム 3B、マハーチャイ-バーンレム駅前 5B
■食事:パッタイ25B、カオマンガイ、ビールなど 208B
■買い食い:豚串 5B、カオニャオ 5B、缶ビール 10B、えびせん5B、ラテ 90B、Cフラペチーノ 130B
■宿:ファーストホテルagoda) 3000円ちょい。
■成田-バンコク航空券 29,800~120,000円くらい。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
日本から直行便が午前~深夜まで数多くある。去年まではSQが最もバンコクに早く着いた[現在運休]。
午前便でバンコクに着いてもバンコク到着は夕方、空港から町まで移動するうちに日が暮れる。
せいぜい夕食を食べる程度の時間しかないので、安い深夜便や経由便を選ぶのも手。
特にキャセイパシフィックやチャイナエアラインなど、各地に就航している航空会社を選ぶと、
成田や関空、セントレアにでなくてもバンコクに飛べて便利。
バンコクから出ないのであれば、終日自由行動のパッケージツアーがお得でオススメ。