西洋人に人気のコースターコテージ。どんな旅行者と会うかは運次第。
【コースターコテージの晩ご飯 イカンバカールとアヤムゴレンは毎日でる。】
ケイ島の町の中心地はトゥアル地区。港があるため、客船、貨物船、外国籍の漁船など様々な船が停泊し、 島の中で人や物の出入りがもっとも多いため、市が立ち、非常に賑やかな場所だ。
宿泊施設もそれなりに整っているが、どちらかというとローカルビジネスマンが滞在するような場所で、
観光客はもっとのんびりできる島の郊外に移動してしまう。
ケイ・クチル島にはいくつか海水浴場があるが、町からそこそこ近く、海沿いでのんびりできるのが、
西北部のサバナコテージと西部のコースターコテージの二つが外国人観光客に人気がある。
この二つの宿をロンプラ(ロンリープラネットインドネシア)が常に強力に薦めているからもあります。
ビーチフロント、英語やオランダ語を話す管理人がいて、ビールも飲める。
ホームページも完備しており、メールで予約できるところは英語圏でない我々にもありがたいところ。
ちなみにコースターコテージにした理由は、西向きなので毎日サンセットが眺められるからです。
実際には雲が厚くてあまり綺麗な日の入りを見ることはできませんでしたけど。
遠浅で波も穏やか、まばゆいばかりの白い砂浜が何キロにも渡って続く。
テレビもなく、電話もネットも繋がらず、日常を忘れてのんびり滞在できる点ではなかなか良いのだが、
唯一面倒くさかったのは、西洋人のたまり場宿であり、彼らと食事をせねばならなかったこと。
晩ご飯の様子。
みんなで食卓を囲む。
オホイリリアー村は村人のためのちょっとしたワルンがあるのみで、食事を取れる場所はありません。
町までは車で30分ほどはかかるので、食事は宿でするしかない。
たまに町に出て食事をするのであれば、車をチャーターする必要が出てきます。
(公共のベモは村の人が買い物に出かける時間くらいしか走ってません。)
滞在中に一緒になったのは30代後半から40代くらいの西洋人。
一人旅のスペイン人のおばちゃん、どう考えてもカップルにしか見えないイギリス人の女性2人組。
インドネシア人のお姉ちゃんを連れたイタリア人男性。
皆さんとても大人でいい人なのだけど、それだけに居心地は微妙であった。「話が合わねぇ!」のである。
ろくに会話に入ってこないこちらにもしっかりと気を遣い、必ず最初に話を振るし、
その場の雰囲気を保つよう気を遣っているのがよくわかる。
だから、こちらとしても彼らが理解しない日本語で会話するのもはばかられる。
いつも旅先ではご飯の調査に夢中になっているのに、今回はそれが思うようにできなかったのが残念なところ。だって、みんなで食べるご飯ですからね。写真撮りにくいんですよ。
彼らもいい大人、社会人なので、長期旅行者ではなく、バカンスを過ごしに来た感じ。
だから旅の情報交換とかそういう話題にはならないのですが、
「リビア」とか「ムバラク」とか、アフリカ大陸の政治的なお話を熱心にされた日には
インドネシア人のお姉さんと日本人は黙りするしかない。
空爆の話とかいろいろしてるわけですよ。イギリス人とイタリア人で喧々がくがくと。
彼らにとっては地政学的にも身近な問題なのだろうけど、旅行先でそんな議論を始めなくても・・・。
さすがに翌日は違う方向に話題が行きましたが、イギリス人が食べ物の話を語り始め、
アメリカ人の悪口を言い始めたのには苦笑するしかなかった。
「アメリカ人の食生活はひどいわよね。こーんなでっかいステーキばっかり食べちゃってさ。」
そもそも「こんなに毎日魚を食べることはないわ~」ってとこから始まり、普段の食事を問えば、
「スパゲティボロネーゼが好き」とか「パルミジャーノレッジャーノは美味いわよね~。」とか、
「イギリス料理じゃないのかよ!」って突っ込みたいところをぐっと堪えたものだ。
宿の食事は毎日イカンバカール(焼き魚)がでていたのですが、それこそ毎日魚の種類が代わり、
塩焼きだったり、油を塗りながら焼いていたり、焼き方も微妙に変えてあった。
それでも彼らにとっては「毎日、毎食魚でうんざり。」って感じだったみたい。
添える調味料をサンバルだけでなく、工夫すれば飽きられなかったかも。
魚、貝かイカ、鶏肉、野菜、ご飯というのが基本形で、毎日、毎食がごちそうだったのだけど、
外国人が食べやすい食材、食べやすい調理法を選んでいるような感じで、
「毎日アヤムゴレンを出さなくてもいいのにな~」と日本人の私は感じていました。
西洋人はやっぱり肉を食べたがるのかもしれません。
ダイニング。
ここでみんなで食事する。
イタリア人と同伴旅のお姉さん、自分は学生で就職前の長い休みなのだと語っていたらしい。
え?んなわけないでしょ~!通訳兼夜のお供に雇ってるに決まってる。
普通のインドネシアの女の子が西洋人の旅行者に何週間もついてくるわけないでしょう・・・。
いちいちそんな感じだったので、彼らとの会話のどこにどう入っていっていい物やら・・・。
食事の時間が面倒くさいったらなかった。
最後の晩は西洋人達はその日の昼間にチェックアウトしていたので、ゆっくりと食事を楽しむことができました。
こんな日に限って海ぶどうやパパイヤの花を買ってきてたので、ごちそうがさらに増えちゃったけど。
お客さんが途切れる日が少ない人気の宿なので、食事時に気を遣うことは覚悟すべし。
ただし、自分から積極的に話するのが好きなタイプなら全く問題はないですし、
繁忙期はテーブルが分かれるので、話が合う人を見つけやすいと思います。
またオホイリリアー村の南、同じビーチ沿いのNgurBloat村にも宿があるので、ロンプラに載ってない分、そちらだと貸し切りになるかも。
ただし、旅行者が集まる宿というのは他のお客とボートをシェアしたりするメリットもあるので、自分がどのような滞在を望むかによりますね。 一人旅なら誰かがいる宿の方が楽しいだろうし。
気候とか、宿のインフラとか、先に投宿していた者としてアドバイスをしてくれたり、
いい人達だったんだけど、いかんせん、興味の対象が違いすぎた。
(特にイギリス人はインドネシアのことはあまりよく知らないようだった。)
ロケーションがよく、こまめに掃除をしていて清潔。部屋タイプも複数あって選べるし、サービスも良い。
おまけにジャカルタから遠く、旅行者が来づらいため、朝などほとんどビーチは貸し切り状態です。
(夕方は地元民が釣りや夕涼みにに来る。)
ダイビングが目的なら同じマルクならバンダの方がよいけど、白い砂浜が目的ならケイ島がおすすめです。
どういう旅行者に会うかどうかは運次第なのはどこの宿でも一緒なので、 あまり深く考えずにどうぞ。
マルク州ケイ諸島:ケイクチル島 コースターコテージの写真
コースターコテージの朝食
コースターコテージの朝食は一人30,000ルピア。旅行当時は100ルピア=82円くらいだったので、250円くらい。
山ほどのパンと卵料理、バナナとお茶(珈琲と紅茶)という組合わせ。普段朝食は食べないので、2回/5泊しか頼まなかった。
初日は食パンに日本から持参してきた鰯の缶詰とチーズを挟んでサンドイッチを作ってお昼ご飯にしました。
3食頼むと110000ルピア(約900円)でしたが、朝とお昼は断る日もあった。
山ほどのパンと卵料理、バナナとお茶(珈琲と紅茶)という組合わせ。普段朝食は食べないので、2回/5泊しか頼まなかった。
初日は食パンに日本から持参してきた鰯の缶詰とチーズを挟んでサンドイッチを作ってお昼ご飯にしました。
3食頼むと110000ルピア(約900円)でしたが、朝とお昼は断る日もあった。
コースターコテージの昼食:ツアー用のピクニックランチ
ホーローの大きなランチボックスの時は、イギリス人×2、イタリア人、インドネシア人と一緒のボートで移動したときのもの。 6人分なので、ご飯、インゲンの炒め物、イカンバカール、アヤムゴレン、テンペと盛りだくさんの内容です。
少人数の場合、ご飯、イカンバカール、アヤムゴレン、茄子の天ぷらと、品数が1品減りました。 お弁当になると味付けが濃くしてあって、アヤムゴレンはカレー味だったり、茄子の天ぷらは唐辛子醤油漬けだったりします。
ランチボックスは、ナシゴレンとか簡単な物が入っているのかと思いましたが、基本的にパターンは夜と同じで、魚、肉、野菜、ご飯でした。
昼食と夕食は一人40000ルピアです。
この宿で3食ご飯を食べ続けると、確実に太ります。
コースターコテージの夕食
野菜は、青菜の炒め(サユールヒジョウ)、ジャックフルーツのココナッツカレー煮、キャベツの炒め煮、茄子の天ぷらと毎日変わりましたが、 個人的に魚や肉を両方出さなくていいので、野菜料理が2品あった方がうれしいと思う。
魚は安く手に入るのだろうと思う。市場で野菜売り場を見てびっくりしたが、キャベツもジャックフルーツも丸ごとではなく、千切りにしたものが売られていたくらい。この島は標高が高い場所がないし、土も痩せてるのでキャベツは他島から運んできてると思われます。
その点、魚は目の前の海で取れますから新鮮で安いのは当然だ。
魚魚介類はとにかく新鮮で美味い。イタリア人が浜で取ってきた貝をニンニクとトマトで炒めて出してくれたのだけど、あれは刺身で食べられるレベルだったので、炒めたのはもったいなかった。
特別料理:市場で買った海ぶどうやパパイヤの花
海辺なので当然海藻なんかも手に入ります。ルンプット・ラウトといいます。養殖しているのは健康食品用の紅藻類でした。
市場で海ぶどうを見つけたので買って帰り、宿で湯通しして持参した醤油とわさびでいただきました。一山40円です。
調べてみると、島の人はマリネにして食べるみたいですね。
パパイヤの花(ブンガペパヤ)も市場で買って「夕食の時に調理して!」って頼んだんだけど、「パパイヤの花だったらそこにあるよ」と宿の庭先を示された。
ニンニクと玉葱と一緒に炒めて塩で味を調えてくれました。最後の晩は野菜料理が一品増えて豪華な晩餐。
市場で海ぶどうを見つけたので買って帰り、宿で湯通しして持参した醤油とわさびでいただきました。一山40円です。
調べてみると、島の人はマリネにして食べるみたいですね。
パパイヤの花(ブンガペパヤ)も市場で買って「夕食の時に調理して!」って頼んだんだけど、「パパイヤの花だったらそこにあるよ」と宿の庭先を示された。
ニンニクと玉葱と一緒に炒めて塩で味を調えてくれました。最後の晩は野菜料理が一品増えて豪華な晩餐。
コースターコテージ Rp 165,000~ 食事:朝30,000 昼・夜 40,000ルピア
Ohoililir Kei Kecil, Maluku
左より:ニューコテージのテラス、バスルーム(マンディ)、ニューコテージの入口、テラスからの眺め
共有ダイニング、キッチン、キッチンの中、イカンバカールを焼くためのバーベキュー台
管理人棟、ビーチから見たニューコテージ、オールドコテージ、オールドコテージのテラス
ヴィラのテラス、ビーチから見たオールドコテージとドクターの別荘、ドクターの別荘
ケイ・クチル島の西海岸沿いオホイリリアー村にあるビーチフロントの宿。
宿の目の前に真っ白な砂浜の海岸が南北4キロくらいに渡って広がる絶景が売り。 海は遠浅で波も穏やかなので家族連れでも充分楽しめる。
ただし、エアコンやホットシャワーはなく、発電機も備え付けられていないため、停電時はろうそく生活。そこそこのインフラがないと耐えられない方にはむかない。
部屋のタイプは4種類有り、タイプにより値段は異なるが、掃除が行き届いていて快適な滞在ができる。
持ち主が違う建物をボブとケティが管理を委託されて管理しています。
欧米人観光客に人気の宿で、長期滞在する人が多いため、繁忙期(クリスマス休暇等)はメールで予約をしておくと安心です。
シュノーケリングツアーなど各種アクティビティも手配してくれます。(詳しくはHP参照。)
宿の目の前に真っ白な砂浜の海岸が南北4キロくらいに渡って広がる絶景が売り。 海は遠浅で波も穏やかなので家族連れでも充分楽しめる。
ただし、エアコンやホットシャワーはなく、発電機も備え付けられていないため、停電時はろうそく生活。そこそこのインフラがないと耐えられない方にはむかない。
部屋のタイプは4種類有り、タイプにより値段は異なるが、掃除が行き届いていて快適な滞在ができる。
持ち主が違う建物をボブとケティが管理を委託されて管理しています。
欧米人観光客に人気の宿で、長期滞在する人が多いため、繁忙期(クリスマス休暇等)はメールで予約をしておくと安心です。
シュノーケリングツアーなど各種アクティビティも手配してくれます。(詳しくはHP参照。)
左より:ニューコテージのテラス、バスルーム(マンディ)、ニューコテージの入口、テラスからの眺め
共有ダイニング、キッチン、キッチンの中、イカンバカールを焼くためのバーベキュー台
管理人棟、ビーチから見たニューコテージ、オールドコテージ、オールドコテージのテラス
ヴィラのテラス、ビーチから見たオールドコテージとドクターの別荘、ドクターの別荘
インドネシア ケイ島に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。
旅行時期:2015.9月
100インドネシアルピア=約0.82円
100インドネシアルピア=約0.82円
■交通:送迎車 200000ルピア(空港-コースターコテージ)
■宿泊:コースター・コテージ 220,000ルピア 食事 30,000~40,000ルピア
■成田-ジャカルタ航空券 直行便で燃油サーチャージ込み60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
ジャカルタ-ラングール航空券 片道15,000円~20,000円(予約クラス・レートによる。)
たまたまアメリカの利上げ観測に伴う新興国通貨の巻き戻しルピア安で安く行けた。
ケイ島へはマルクの州都アンボンの空港を経由しないといけません。
飛行機以外にペルニ船もありますが、船は直前にならないとスケジュールが出ないため、
時間に余裕がある人じゃないと使いにくいです。
ジャカルタとアンボンを結ぶ航空機は、マカッサル経由の物もあるので注意が必要です。
私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。
旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト
Lonely Planet Indonesia
マルク州の情報が唯一載っているガイドブック。分厚いので私はこのガイドブックは切り刻んで必要な箇所のみを持っていきます。
重い荷物を持ち歩きたくない場合は、電子書籍版を購入するか、oney planetの公式サイトで売っているpdf版を必要箇所だけ 購入することも可能です。
ジャカルタなどと違って離島は急激に発展しないので、古い情報で旅しても問題は起こらないです。 むしろインドネシアの人は日本人に親切なので、指さし会話帳などを駆使しながら頼り切るのも有りですよ。
武部 洋子 情報センター出版局 2011-05-01
離島に行くと英語は観光関係者にしか通じないので、買い物を楽しんだり、現地の人と交流するのに片言でもインドネシア語がわかると楽しめます。 特にインドネシアのお金はゼロがやたらと多く、わかりにくいので、数の数え方は知っておいた方がよい。
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posted with ヨメレバ
ケイ・クチル島の欧米人に人気の宿2件の公式サイト。
宿泊案内の他、島の観光情報も掲載されていて参考になる。
ジャカルタの宿を予約。スカルノハッタ国際空港付近のトランジットホテルが豊富。