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コースターコテージが提供するボートアクティビティについて。

漁船に乗ってボートツアーへ行く
【漁船をチャーターしてボートツアーに向かう。天気が良ければ気持ちがいい。】
ケイクチル島西海岸のコースターコテージは、ムスリムのボブさんとカトリックのケティさんが管理を任されている。
英語が堪能で宿泊予約など、メールの対応をしてくれたのはボブさん。
宿泊を1ヶ月程前に予約したため、日本出発直前に「この前予約した者です。よろしくね。」とメールを送ると、
案の定「OK。到着時間に合わせて車を手配しとくからね。」と気が利いた返事。
空港でドライバーを探して、料金交渉をして・・・というのが面倒だったので、車の手配を期待してのメールだった。

ケティさんはコテージ管理棟に住み込んで、食事の準備を始め、村の若い子達と一緒に宿を切り盛りをしている。
ボブはトゥアルの港付近に住んでいて、時々やって来ては建物の修繕の手配をしたり、掃除をしたりし、
夕方になる頃にはいつの間にか姿を消している。
ケティさんやその他の若いスタッフはボブさんほど英語が堪能ではないが、旅行者が欲することに関しては理解するので、 意思疎通は全く問題はない。

むしろお互いが英語なんて話せなくて当たり前。というスタンスでいられるので非常に気楽である。

「明日は町に行くからお昼ご飯はなしで。」
「どうやって行くの?」
「通りまで歩いて、そこでベモを拾う。」
「了解。」


とこんな具合。
我々もケティさんの反応で「通りに出ればベモは頻発してる」と読み取れる訳で、ほっとかれ具合が非常に楽だ。
これがガツガツした宿だったら「車の手配をしようか?」と向こうからぐいぐい来るし。

客との適度な間合いの取り方の心地よさが、観光客を引きつけるポイントだと思う。

ボートツアーから戻ったら夕暮れ近くなっていた
ボートツアーに使った漁船。
逆光でごめん。
この宿のサービスは基本的に客が求めたことに応じるというスタイル。
ケイ・クチル島や周辺の島の観光情報や交通事情、ツアーなどの情報をまとめた物を 宿の壁やホームページに掲示してあります。

地図やイラストがなく、文章だけでの説明なので行ってみないと理解しづらい面はありますが、 滞在時間が短い場合は、事前に情報を頭に入れてから行くとよいです。

例えば日帰りで行けるボートツアーなら着いてからお願いしても大丈夫ですが、
ケイ・ベサール島、タニンバル・ケイ島などへは早めに相談をしないと難しい。
特にタニンバル・ケイ島は宿がないので、ホームステイ先の紹介がいります。
休みが限られている場合は、それこそ日本からメールで相談した方が無難です。

昔ながらのケイ島の文化や暮らしが残っているそうなので行ってみたかったけど、
今回の旅ではケイ島に5泊しかできなかったので、さすがに時間的にも無理だったと思われます。
(※2016年末から2017年の年始にかけて、タニンバルケイ島に行けました。後日報告します。)

結局、滞在中に宿を拠点に日帰りのボート旅には2回でました。
一回は西洋人達と一緒に、もう一回は単独でです。

村の漁民が普段漁に使っているボートを出してくれるのはインドネシアのおなじみのスタイル。
近郊へのプランの場合、6人までは600,000ルピア。料金を人数で割ります。

「明日、イギリスレディが南の洞窟ツアーに出るよ。一緒に行ってきたら?」

洞窟ツアーには乗り気じゃなかったけど、ケティは「イギリス人は南の島にシュノーケリングに行く」という。

海で泳ぐ旅だったら乗っかってもいいかと、晩ご飯の時に同行を打診したら、
「もちろん、一緒に行きましょう!」と快諾してくれたのだけど、行ってみたらこれが微妙。

ボブもケティも「イギリス人」を強調したけど、行きたかったのはイタリア男のルカだったっぽい。
結局、洞窟でもシュノーケリングでもなんでもなく、島人に上陸量をぼったくられ、大半の時間はほとんど船に乗ってるだけ。

終わった後は全員にビミョ~な空気が流れたけど、そこは大人の集団だったので、誰もが黙ってスルーです。
話せば長くなるので、ツアーについては、次のページからゆっくり語ります。

コースターコテージの周辺のアイランドトリップ情報の意訳(筆者の解釈)

ケイ群島 全体図
【ケイ群島全体図。クリックするとポップアップで拡大表示】
200を超える島へのボート、ホームステイのアレンジをします。 シュノーケリング、釣り、群島の姿を感じるのにおすすめです。
宿の南北の沖合に2つのグループの島があり、地元の漁師にこれらの島への旅を手配します。
ケイ・ベサール島、タミンバー・ケイ島、タヤンドへの航路の手配も可能です。

北の島への旅(Ngaf、Er、Ngodan)
シュノーケリングと2~3つの島巡りをする3~4時間のプラン。Ngof島ではランチと蟹の浜の散歩が楽しめます。 ケイ・クチル島周辺でシュノーケリングをするのに最も適しています。
料金:450,000~600,000ルピア/6人まで。 6人以上は大型船に変更。
南の島への旅(NaiとHoat)
シュノーケリングや真珠の養殖場などを巡る3~4時間のプラン。全てのシュノーケリングスポットを把握はしていないので、 泳ぎたい場所を見つけたら船頭に申し出る。
料金:450,000~600,000ルピア/6人まで。6人以上は大型船に変更。
Wap/Wabなどのケイクチル島南部
ほどんど一日中水の上にいる航路。昼食時間までにWap/Wabのビーチに到着するためにひたすら進む。900.000ルピアくらい。
タミンバー・ケイ島(Tanimbar Kei)
ケイ群島で最も昔ながらのケイの文化が残っている島。自然探索、シュノーケリングなどを楽しめる。 公共の交通手段が少なく、ボートと宿泊(民泊)を手配可能。要問い合わせ。
ケイ・ベサール島(Kei Besar)
火山、森林など手つかずの自然が残ります。釣りは東海岸、シュノーケリングは西海岸が適しています。 施設が整っていないため、交通手段と宿泊先を地元民の協力により手配可能。要問い合わせ。

コースターコテージRp165,000~ 食事:朝30,000 昼・夜40,000ルピア

Ohoililir Kei Kecil, Maluku
コースターコテージ:ニューコテージの部屋
ケイ・クチル島の西海岸沿いオホイリリアー村にあるビーチフロントの宿。
宿の目の前に真っ白な砂浜の海岸が南北4キロくらいに渡って広がる絶景が売り。 海は遠浅で波も穏やかなので家族連れでも充分楽しめる。
ただし、エアコンやホットシャワーはなく、発電機も備え付けられていないため、停電時はろうそく生活。そこそこのインフラがないと耐えられない方にはむかない。
部屋のタイプは4種類有り、タイプにより値段は異なるが、掃除が行き届いていて快適な滞在ができる。
持ち主が違う建物をボブとケティが管理を委託されて管理しています。

欧米人観光客に人気の宿で、長期滞在する人が多いため、繁忙期(クリスマス休暇等)はメールで予約をしておくと安心です。
シュノーケリングツアーなど各種アクティビティも手配してくれます。(詳しくはHP参照。)
コースターコテージニューコテージのマンディ ニューコテージの入口 共有ダイニング テラスからの海の眺め
ニューコテージのテラス ヴィラのテラス オールドコテージ ドクターの別荘

インドネシア ケイ島に行きたくなったら・・・物価の目安にどうぞ。

旅行時期:2015.9月
100インドネシアルピア=約0.82円

■交通:送迎車 200000ルピア(空港-コースターコテージ)
■宿泊:コースター・コテージ  220,000ルピア 食事 30,000~40,000ルピア

■成田-ジャカルタ航空券 直行便で燃油サーチャージ込み60,000円前後~。(参考:海外格安航空券の検索・予約 YAZIKITA)
 ジャカルタ-ラングール航空券 片道15,000円~20,000円(予約クラス・レートによる。)
  たまたまアメリカの利上げ観測に伴う新興国通貨の巻き戻しルピア安で安く行けた。
 
 ケイ島へはマルクの州都アンボンの空港を経由しないといけません。
 飛行機以外にペルニ船もありますが、船は直前にならないとスケジュールが出ないため、
 時間に余裕がある人じゃないと使いにくいです。
 ジャカルタとアンボンを結ぶ航空機は、マカッサル経由の物もあるので注意が必要です。

私はエイビーロードで金額をざっくり把握、アタリをを付け、個別の代理店に問い合わせます。


旅程を立てるために参考にした本やウェブサイト
Lonely Planet Indonesia

マルク州の情報が唯一載っているガイドブック。分厚いので私はこのガイドブックは切り刻んで必要な箇所のみを持っていきます。
重い荷物を持ち歩きたくない場合は、電子書籍版を購入するか、oney planetの公式サイトで売っているpdf版を必要箇所だけ 購入することも可能です。
ジャカルタなどと違って離島は急激に発展しないので、古い情報で旅しても問題は起こらないです。 むしろインドネシアの人は日本人に親切なので、指さし会話帳などを駆使しながら頼り切るのも有りですよ。


coaster cottage[英語]
savana cottage[英語]
agoda
ケイ・クチル島の欧米人に人気の宿2件の公式サイト。
宿泊案内の他、島の観光情報も掲載されていて参考になる。
ジャカルタの宿を予約。スカルノハッタ国際空港付近のトランジットホテルが豊富。