がんばれ!小坊主!!托鉢集めの武器は自分のかわいさ。
大晦日の酒と夜更かしが効き、眠気眼で馬車まーんと合流した。
昨日はほとんどマウントポッパに時間を使ってしまい、バガンにいられるのは今日一日だけ。 それも夕方には夜行バスでヤンゴンに向かう予定だ。
だから効率よく楽しくハイライト的に回って貰うには馬車が最適と考え、昨日の馬車まんと約束していた。
時間があれば自転車を借りて回るのもアリだ。
早速馬車に乗り込み、まずはアーナンダ寺院に初詣。
赤土色のパゴダが多いバガンで、アーナンダは白壁の本堂と黄金の尖塔を持つ均整の取れた寺院で、本堂の東西南北にある方形の部分には黄金の仏様が安置されている。 バガンのメイン寺院の一つなので、観光客は必ず訪れるはずだ。
そんな寺院だけに、寺院の入り口にはお土産を売る店が並んでいる。
仏様、絵はがき等の他に昨日の夕食ででたタマリンドの干菓子なんかもあり、 「欲しいなぁ~」とちょっぴり心が動いた。
後でどこかで買おうと素通りしたら、その後、どこにも売っていなかった。 旅行での買い物って微妙に難しい。
【アーナンダ寺院(裏)】
そんなアーナンダの一角で、1人の托鉢の小坊主に出会った。
ミャンマーでは男の子がある程度の年齢になると一時的に出家させるのが一般的。
こういう小坊主が修行の一貫として托鉢に出ている姿はあちこちで見かける。
今回、バスターミナルで1人の小坊主のおはちに喜捨したところ、「僕も、僕も!」と、一部始終を見ていた小坊主が群がってきて収拾がつかなくなってしまった。 ・・・托鉢にノルマでもあるのか?
さて、このアーナンダの小坊主。黄金仏をぽかーんと見上げる私の袖を掴み、にーっこりと笑顔を振りまきつつ、 身振り手振りで自分の写真を撮れと言ってきた。
そんな素朴な笑顔を向けられたら、無視するのはなかなか難しい。
きっとカメラが珍しいだろうなぁと考えながら、「いいよ。はい笑って~」・・・とぱちり。
うーむ。立ち位置も堂に入っている。
写真撮影が終わるとさらににーーっこりと笑顔を向け、私に一歩近づいた。
彼の指先がちょんちょんっと托鉢のお鉢を刺すって、あああ、そういうことかーー。
【托鉢の小坊主】
写真のお礼に小銭をちゃりんと托鉢すると、こっちも遠慮する必用がなくなり、
お鉢の中を見せて~とお願いしてみた。
下段にご飯。上段にぐるりと敷き詰められた蓋つきの小さなプラスチックケースの中は、 一つはお金、そしてあとは全ておかずだった。
しかも味が混ざらないように魚のカレーだったり、野菜のカレーだったりが、別々の器に入れてあった。
へぇぇ~。きっと昔はカレーの味が混ざっていたんだろうなぁ。今は便利なもんだ。
しかし、文章で書いていると何でもない出来事ですが、この小坊主の仕事っぷりはスマートなものでなかなか感心した。
例えば、インドとかでこういうことを言ってくる子は目がぎらぎらしていて、 最初から「お金目当てだな」というのが顔にも態度にもでている。 そういうのってちょっと引いてしまうし、特に親が子供を利用している場合は完全に無視してしまう。
でも、この子はちっとも押しつけがましいところがない。
袈裟をまとったかわいい小坊主に「良かったら喜捨してください」とにっこりとお鉢を出されたら、 出さないではいられないなぁ。自分の武器をよーくご存じだ。
その後もアーナンダの黄金仏の隅にこっそりとたたずみ、観光客が自分に目を向けるのをひっそり待っていた彼。
すっーーっと素通りすれば追いかけない。ただ、お鉢を抱えてにこーーっと笑顔を向ける。時々写真に写ってみる。それが彼のやり方だ。
がんばれ!小坊主!
馬車まんに連れて行って貰った遺跡の真ん中にあるミャンマーレストランのミャンマー飯。
確か定食のみで、カレーが三種類と付け合わせでした。ミャンマーカレーは脂っこくて味が濃いし、付け合わせは内臓みたいなのが使ってある感じで苦みがあるものもあります。どれも日持ちさせるための先人の知恵でしょう。
昨日はほとんどマウントポッパに時間を使ってしまい、バガンにいられるのは今日一日だけ。 それも夕方には夜行バスでヤンゴンに向かう予定だ。
だから効率よく楽しくハイライト的に回って貰うには馬車が最適と考え、昨日の馬車まんと約束していた。
時間があれば自転車を借りて回るのもアリだ。
早速馬車に乗り込み、まずはアーナンダ寺院に初詣。
赤土色のパゴダが多いバガンで、アーナンダは白壁の本堂と黄金の尖塔を持つ均整の取れた寺院で、本堂の東西南北にある方形の部分には黄金の仏様が安置されている。 バガンのメイン寺院の一つなので、観光客は必ず訪れるはずだ。
そんな寺院だけに、寺院の入り口にはお土産を売る店が並んでいる。
仏様、絵はがき等の他に昨日の夕食ででたタマリンドの干菓子なんかもあり、 「欲しいなぁ~」とちょっぴり心が動いた。
後でどこかで買おうと素通りしたら、その後、どこにも売っていなかった。 旅行での買い物って微妙に難しい。
【アーナンダ寺院(裏)】
ミャンマーでは男の子がある程度の年齢になると一時的に出家させるのが一般的。
こういう小坊主が修行の一貫として托鉢に出ている姿はあちこちで見かける。
今回、バスターミナルで1人の小坊主のおはちに喜捨したところ、「僕も、僕も!」と、一部始終を見ていた小坊主が群がってきて収拾がつかなくなってしまった。 ・・・托鉢にノルマでもあるのか?
さて、このアーナンダの小坊主。黄金仏をぽかーんと見上げる私の袖を掴み、にーっこりと笑顔を振りまきつつ、 身振り手振りで自分の写真を撮れと言ってきた。
そんな素朴な笑顔を向けられたら、無視するのはなかなか難しい。
きっとカメラが珍しいだろうなぁと考えながら、「いいよ。はい笑って~」・・・とぱちり。
うーむ。立ち位置も堂に入っている。
写真撮影が終わるとさらににーーっこりと笑顔を向け、私に一歩近づいた。
彼の指先がちょんちょんっと托鉢のお鉢を刺すって、あああ、そういうことかーー。
【托鉢の小坊主】
下段にご飯。上段にぐるりと敷き詰められた蓋つきの小さなプラスチックケースの中は、 一つはお金、そしてあとは全ておかずだった。
しかも味が混ざらないように魚のカレーだったり、野菜のカレーだったりが、別々の器に入れてあった。
へぇぇ~。きっと昔はカレーの味が混ざっていたんだろうなぁ。今は便利なもんだ。
しかし、文章で書いていると何でもない出来事ですが、この小坊主の仕事っぷりはスマートなものでなかなか感心した。
例えば、インドとかでこういうことを言ってくる子は目がぎらぎらしていて、 最初から「お金目当てだな」というのが顔にも態度にもでている。 そういうのってちょっと引いてしまうし、特に親が子供を利用している場合は完全に無視してしまう。
でも、この子はちっとも押しつけがましいところがない。
袈裟をまとったかわいい小坊主に「良かったら喜捨してください」とにっこりとお鉢を出されたら、 出さないではいられないなぁ。自分の武器をよーくご存じだ。
その後もアーナンダの黄金仏の隅にこっそりとたたずみ、観光客が自分に目を向けるのをひっそり待っていた彼。
すっーーっと素通りすれば追いかけない。ただ、お鉢を抱えてにこーーっと笑顔を向ける。時々写真に写ってみる。それが彼のやり方だ。
がんばれ!小坊主!
[写真とコメント]バガンのタケノコ群
I アーナンダ寺院
アーナンダ寺院は本堂が真四角。そして東西南北ににょきっと仏像の収納されたお堂が出ているので、どこからみてもこういうアングルになります。
お寺の裏の鐘を野球のバッティングの如く鳴らしてみましたが、跳ね返りの反動が怖いのでちょっと力を抜いてしまった。カーン。(しかも、写真はポーズ様に静止してたりして)
お寺の裏の鐘を野球のバッティングの如く鳴らしてみましたが、跳ね返りの反動が怖いのでちょっと力を抜いてしまった。カーン。(しかも、写真はポーズ様に静止してたりして)
II シュエサンドーパゴダから?・・・だったっけ?
バガンはとにかく広大な敷地面積を持つ。そして、周りに森が広がったり、高層ビルがあったりという景観を邪魔するものがほとんどなく、ひたすら平面が広がっていて、ちょっと小高い遺跡に登るとため息が出そう。
参道が舗装されてないところもいいんですよね~。(雨期は大変だろうな)
参道が舗装されてないところもいいんですよね~。(雨期は大変だろうな)
III おいおいおい、これじゃ遺跡じゃないだろ
よくよく見てるとぴっかぴかの赤煉瓦で出来たパゴダを見かける。日本人の感覚からするとびっくりなのだが、遺跡を修復するだけでなくて、完全に壊れた遺跡を新築してたりする。私がバガンをタケノコと表したのはタケノコのようにたくさんのパゴダが建っているという意味ではなく、こうやってどんどん生えてきているからである。
他国の考え方なので口を出す筋合いはありませんが・・・やりすぎでは?
他国の考え方なので口を出す筋合いはありませんが・・・やりすぎでは?
IV ミャンマー定食(昼ご飯)
馬車まんに連れて行って貰った遺跡の真ん中にあるミャンマーレストランのミャンマー飯。
確か定食のみで、カレーが三種類と付け合わせでした。ミャンマーカレーは脂っこくて味が濃いし、付け合わせは内臓みたいなのが使ってある感じで苦みがあるものもあります。どれも日持ちさせるための先人の知恵でしょう。